ページに広告が含まれる場合があります。
年末年始をイライラとストレスいっぱいで過ごさない方法を7つお伝えします。
年末年始はお休み。独身貴族なら海外旅行や温泉旅行、小遣い稼ぎのためのバイトの計画を立てたりして、楽しみにしている人も多いでしょう。
その一方で、主婦(特に専業主婦)の中には、いつもより忙しく、気の進まないイベントもありストレスがたまるので、年末年始が嫌いだ、という人も少なくありません。
ストレスいっぱいだと毎日が楽しくないのはもちろんのこと、へたをすると病気になるので、できる対策は今からしておいたほうがよいです
1.何がストレスなのかノートにリストアップ
ストレスマネジメントで一番大事なのは、何がストレスなのか、それを見つけることだと思います。
年末年始のストレスといってもいろいろあります。自分がストレスだと思うことをすべて書き出し、もっとも大きなストレスの元、2つか3つの対処を考えれば、ずいぶんストレスが減ります。
ノートに書き出すだけで気が晴れるというメリットもあります。
私が思う主婦によくあるストレスの元の例をあげます。
・とにかく忙しい。大掃除に年賀状書き。おせち料理を作らなければならない。スーパーはいつ行っても混んでいる。道路も混んでいる。
・子供は冬休みで家にいるから三食作る必要がある。休みの日なのに、夫は朝から晩までテレビを見ていてまったく手伝ってくれない。自分の時間が全然ない。
・夫の帰省についていかなければいけない、嫌いな義理家族、特に義理母に会うのがとっても苦痛だ。
・夫の帰省についていくと、女中のように家事をやらされる。
・帰省中の交通渋滞がストレス(運転するのは夫だが)。
・実家に帰ると親戚一同に「子供はまだなの?」と聞かれるのが本当に嫌だ(独身の人だと、「結婚まだなの?」「いい人いないの?」というバージョンになります)。
・正月に、実家に帰省して、実姉の子供自慢を聞かされるのが死ぬほどうんざりする。
・せっかくダイエットしているのに、ごちそう責めで全くやせられない。
・夫は忘年会、クリスマスパーティ、新年会でごちそうを食べているのに、自分は自宅で子供と残り物ばかり食べている。
・親戚が多いのでクリスマスプレゼントやお年玉の用意で、お金がどんどん出ていく。今年はボーナスもろくに出なかった。金欠で悩ましい日々。
・スーパーには美味しそうなおせち料理やお正月の食材が売っているが、貧乏な私は何も買えない。
・忘年会でお酌をするのがいやだ(これは私の若いころの体験です)。
年末年始のストレスの元をまとめるとおもに以下の7つになるのではないでしょうか?
1.忙しい。
2.義理の家族など会いたくない人に会わなければならない。
3.さまざまなイベントに出るのが面倒。
4.逆に、さまざまなイベントに誰からも呼んでもらえない。
8.出費がかさむので経済的に大きな打撃(お金がない)。
9.休みで家族が家にいることが多く、自分のペースを保てない。
10.寒いから動きたくない。
自分で思いつくままにストレスの原因をリストアップしたら、もっとも大きなストレスの元に印をつけて、それをどうするか考えていきます。
2.自分でコントロールできる策をほどこす
忙しいことで生じるストレスは、事前の準備をすることでかなり軽減できます。
大掃除が大変なら、日頃から断捨離しておけば、作業がラクになります。また、ポイントを押さえた大掃除をすれば、苦しむこともありません。
ピンポイント大掃除のすすめ⇒師走の大掃除をしたくない人におすすめするピンポイントな掃除場所。
年賀状を書くのもギリギリまで待っているから大変になるのです。年賀状は何も12月の20日過ぎに書かなければいけないものでもありません。
早めに書いてください。
スーパーや道が混んでいるのはしょうがありませんが、それでもあまり混まない時間帯を選んで買い物したり、ネット通販を利用することで買い物の負担が減ります。
やるべきことをギリギリまで先延ばししていると忙しくなるだけなので、すべての準備を早め早めにやるようにするといいでしょう。
忙しさを手放すには?⇒忙しいというストレスを減らして安らかな年末年始を過ごす10の方法。
お金の悩みは、予算をざっくり決め、それ以上使わないことで対処します。
クリスマスプレゼントの出費が大きいならなるべくお金をかけないプレゼントを選びます⇒買わない人の贈り物。ミニマリストのクリスマスプレゼント選び
3.やることを減らす、とにかく減らす
ミニマリストのように、できるだけやることを減らしてください。
一定の時間に、最大限にタスクを詰め込むのではなく、最小限にすることを意識します。もちろんシングルタスクです。
暮れにストレスがたまるのは、短い期間にたくさんのことを一気にやろうとするからです。自分にとって本当に大事なイベントは何なのか、優先順位の高いことだけきっちりやればそこまでしんどくありません。
私は義理で年賀状を出すことはないと思っています⇒年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?
大掃除にしてもなにも暮れの忙しいときにやる必要はありません。
クリスマスプレゼントだってお年玉だって、そんなに大勢にあげる必要はないです。
自分にとって大事なイベントだけ、丁寧に準備をしてそのほかは捨てます。
すべてのイベントや準備をできるだけシンプルにすることでずいぶんラクになります。
4.いやなことにはNO(ノー)と言う、自己主張する
自分がやりたくないことにはノーと言ってみましょう。
ノーの言い方⇒断る勇気を持とう。上手にNo(ノー)と言う方法
イベント続きて忙しくてしんどいなら、行きたくないイベントは断ってください。全部の集まりに出席する必要はありません。
忘年会や新年会も毎回3次会までつきあう必要はないでしょう。
もちろん、そのイベントの3次会が自分にとって大切なことならば参加してもいいのですが。
年末年始に帰省するのは仕方ないとしても、女中みたいにこき使われるならノーと言えばいいでしょう。
家族や親族の中で誰かがボスで誰かが使用人という図式は作らないほうがいいです。明治時代ではないのですから。
自分だけがコマネズミみたいに忙しく家事をしているのに、夫と子供がのんびりテレビを見るなら、「自分だけが忙しい。少し手伝ってほしい」と言えばいいのです。
仕事を全部抱え込まず、ご主人やお子さんにも手伝ってもらってください。
言わないと相手もわかりません。
思い切って自己主張すれば、意外とすんなり協力してくれるものです。
自己主張のやり方⇒人生の主役は自分だ。自分の気持ちをはっきり伝える人になる秘訣。
5.完璧主義は捨てる
完璧主義を捨てると必ずストレスが減ります。
完璧なおせち料理やクリスマスディナーを作ろうとしないでください。理想のクリスマスの過ごし方、大晦日の過ごし方、お正月の迎え方、すべて捨ててください。
理想の長男の嫁の像があったらこれも捨てます。
理想のクリスマスパーティに着ていくドレス、新年会の服、クリスマスプレゼント、クリスマスカード、年賀状にこだわっていたら、今年からやめてください。
ストレスが大きい人は、理想の何かがあって、それに向かってがんばりすぎる傾向があります。ですが、その理想のイメージは、自分が勝手に作りあげているものです。
外からは何も求められていません。
完璧主義すぎる人は、自分で自分の首を絞めているだけです。少し考え方を変えれば、ストレスは嘘のようになくなります。
完璧主義の手放し方⇒完璧主義を克服する7つの具体的な方法。
独身の人でも、「理想のクリスマスはカップルで過ごすもの」という意味のない思い込みを捨てれば、「あ~、今年もまたシングルベル」とか言いいながら落ち込むことがなくなります。
クリスマスの発祥の地である欧米では、クリスマスは家族で過ごす日です。カップルで高価な贈り物を交換する日ではありません。
6.違うことを楽しむ心の余裕をもつ
人間関係のストレスが多い人は、相手の言ったちょっとしたことにいちいち大きく反応して、むっとしたり、イライラしたりします。
なぜ自分は義理の家族が嫌いなのか、なぜ義理母の言うことがいちいちしゃくにさわるのか、掘り下げて考えてみてください。
義理のお母さんは大悪人なのでしょうか?
人間としてこの世に存在するのは許されないような人なのでしょうか?
もしその人が、自分の義理のお母さんではなく、そのへんの他人だったとしても、自分はいちいち苛立つのでしょうか?
たぶん人間としてみたらそこまで悪い人ではないと思います。義理のお母さんにも良いところと悪いところがあるでしょう。
自分がそうであるように。
人はそれぞれ違う性分をもっており、生き方、価値観も違います。気の合う人もいれば気の合わない人もいます。
私も若いころは人の好き嫌いがはっきりしている方でした。
しかし、気の合わない人の言うことにいちいち反応して、カリカリするのは、相手に自分の時間をコントロールすることを許している状態です。
相手に主導権を握られているのです。
幸せをアウトソーシングしている状態です。
幸せのアウトソーシングが初耳の方はこちらをどうぞ⇒幸せは自分の心の中にある、幸せをアウトソーシングしてはいけない(TED)
相手と自分は違うことを受け入れる努力をしてください。
はい。
これ、言うは易しです。私も嫌いな人ははっきり嫌いだ、と思ってしまいます。
ですが、人がある人に会うこと、しかも義理の家族として時間を過ごすことはとても奇跡的なことなのです。
まず、人が生まれることがほとんど奇跡です。
自分は当たり前のように生まれたと思っているけれど、人が生まれる確率は400兆分の1とか、746兆分の1とか1400兆分の1とか言われます(計算の方法によって違います)。
そもそも兆というのが10の12乗、1億の1万倍で、天文学的な数字です。
そんな確率で生まれた自分が、一生で出会う人の数は限られています。自分と義理のお母さんの出会いは奇跡と奇跡の出会いで、スーパーミラクルなことです。
そんなミラクルな時間をささいな違いに目くじらを立ててイライラするのはもったいないと思いませんか?
「そんなのは詭弁だ、嫌なものは嫌だ」と思う人は、自分のストレスを減らすという、自己的な目的のために、人と違うことを受け入れることにしてください。
7.できるだけふだんのペースを保つ
ふだんわりと落ち着いている人も、年末はなんとなく慌ただしくてストレスを感じがちです。
できるだけふだんの日常をキープする努力をしてください。そのために、
・暴飲暴食をしない⇒誰も教えてくれなかった年末年始の食べ過ぎを防止する効果的な方法
・適正な睡眠時間を保つ
睡眠時間にこだわる私の工夫はこちら⇒ぐっすり眠るためにミニマリストが心がけている8つのこと
・運動習慣をキープする
この3つを心がけてください。特に忙しいときほど、夜はしっかり寝て、昼は運動をすることをおすすめします。
もしまだ運動習慣をつけていないのなら、歩くことから始めるといいでしょう⇒ウォーキングを開始して楽しく歩く4つの工夫:メリットとコツを知り継続する
時々1人でぼーっとする時間をとることもおすすめです⇒自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
深呼吸や瞑想などのリラックス法も適宜取り入れてください。
瞑想のやり方⇒『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)
=====
年末年始は本来なら楽しいはずの休日。ところがこういう休日に夫婦喧嘩が勃発します。
楽しいはずのホリデーシーズンにいらないストレスを持ちこんでいるのは他ならぬ自分だ、と自覚すると、もう少しストレスが減ると思います。
幸せなクリスマスとお正月をお迎えください。