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多くの人が片付けや断捨離で苦しむのは、「買わなくてもよかった物」をたくさん買ってしまったからです。
来月、消費税もあがることですし、買いすぎない生活に切り替えるチャンスではないでしょうか?
物を買いすぎないための工夫を7つ紹介します。どれも簡単なので、できそうなことから試してください。
今回は前編の4つです。
1.クレジットカードを使わない工夫をする
財布に入れない
クレジットカードがあると、手持ちのお金がなくても、買い物できてしまうので、財布に入れておきません。
買い物依存症の人の中には、クレジットカードにはさみを入れる、という思い切った行動に出る人もいますが、一般の人は、そこまでしなくてもいいでしょう。
財布から出して、どこか安全なところにしまっておいてください。
どうしても、カードが必要なときだけ持ち歩くといいですね。
カード情報をネットショップに残さない
以前も書きましたが、ネットショップの自分のアカウントに、クレジットカード情報を入れておかないほうがいいです。
必要なときは、そのつど入力してください(私も実行中)。
いちいちカード情報を入力するのが面倒だから、それが買わないきっかけになります。
カード情報を入力しているあいだに、冷静になって、買い物を止めることができることもあります。
それに、カード情報を入れておくと、ハッキングされたとき、あっさり使われてしまいます。
アマゾンは、多少セキュリティが手厚くて、いつもと違うデバイスやIPでアクセスすると、登録しているメールアドレスや、スマホに、本人確認用の番号を送ってきます。
楽天市場もそうなんでしょうか?
きのう、私の娘のSkipTheDishesのアカウントがハッキングされて、娘のオーダーの料金としてあっというまに309ドル、デビットカードで使われてしまった、という事件がありました。
SkipTheDishesは、いろいろなレストランに出前を頼むシステムです。注文すると、「ありがとうございます。今からお届け体制に入ります」みたいなメールが届くのですが、これで娘は、異常に気づきました。
ケベック州のSkipTheDishesでの注文だったらしく(私たちは別の州に住んでいます)、メールはフランス語だったそうです。
娘はすぐにSkipTheDishesに連絡しましたが、オーダーを止めることができなかったとか。
ドライバーが料理を届けた先(複数ある)が、ハッカーの家だと思うので、犯人は、ばればれではないのか、と私は考えるのですが、そんなにすぐにばれる犯行をするわけはないだろうし、ケベック州は、何から何まで、独自体制なので、調査は難しいかもしれません。
いったん口座からお金が落ちると、取り返すまで時間がかかります。
安全のためにも、カード情報はショップに入れておかないほうがいいと思います。
2.できるだけ家で食べる
自炊より外食のほうが高くつくので、できるだけ家で食べるか、家で作ったもの/用意したものを食べます。
私は自分からは外食することはまずなくて、人に付き合って外食するぐらいです。
最近は、外出そのものが少ないです。子供が小さいとき、どこかに連れていったり、アルバイトで外で出たりしましたが、そういうときも、できるだけ弁当を持っていきました。
今でも、外出するとき、飲み物は水筒に入れて持参しています。
飲み物だけでも、あるとないとでは、使うお金が大きく違うので、まずは、自前の飲み物を持ち歩くことから始めてもいいかもしれません。
付き合いで外食しなければならないときも、100%外食する必要はありません。
食べに行く前に、ナッツなどを食べておき、お店ではちょっぴり注文すれば、請求額も少なくてすみます。
家に食べ物が何もないと、お惣菜を買ったり、ファーストフード店でランチを食べたりしがちなので、多少何か、冷凍しておくなり、常備野菜を冷蔵庫に入れておくなりしておくといいでしょう。
冷蔵庫がからっぽになる人は、あまりいないかもしれませんが(私は食べきってから、買いにいくため、よくからっぽになっています)。
それと、すぐに作れるメニューを日頃からリストアップしておくといいかもしれません。
一人暮らしだったらどうとでもなるので、自炊する挑戦は難しくもなんともないでしょう。
家族がいて、自分が調理担当者である場合、ハードルがあがるので、日頃の心がけや準備が必要ですね。
3.なんでも少なめに買う
まとめ買いや複数買い、大人買いはせず、何を買う時でも少なめに買うようにします。
食品を余らせる人が多いのですが⇒食品ロス(捨ててしまう食べ物)を減らすためにできること(TED)
買いすぎるからです。
自分が買おうと思っていたものより、1~2割減らしてレジに持っていくことを習慣にするといいでしょう。
以前、買い物リストを書くことをおすすめしましたが⇒今日からやってみたい、人生をシンプルにする10の方法(その1)
いったんリストを書いたら、そこから1つか2つ、アイテムを減らすのもおすすめです。
リストを見ながら買い物をしているとき、あえて、リストにあるものを全部買わないというようにしてもいいです。
多めに買う、少なめに買う、多めに作る、少なめに作る、すべて、その人の、日頃の習慣です。
いつも少なめを意識すると、節約になるし、体のためにもいいし、家も散らかりません。
食品ロス(捨ててしまう食べ物)を減らすためにできること(TED)
少なめを意識するのは、食べ物だけではありません。
オンラインショップで、衣類を買っているときも、買い物かごにいれたあと、すぐに決済するのではなく、しっかり見直して、ばさばさ、アイテムを削除してください。
同じ洋服を色違いで買ったり似たようなアイテムを複数買いする心理とは?
4.趣味をもつ
暇だから買い物してしまう、手持ち無沙汰だからオンラインショップを見てしまう、という人が少なからずいます。
もし、あなたがそうなら、そういう事態を防ぐために、お金のかからない趣味を持ってください。
きのう、買い物の誘惑にさらされているという人の質問に回答しましたが⇒どうしたら、今持っているもので充分、満足だと思えるか?
お返事をいただきました。この方は小学生のお子さん1人いる主婦ですが、お返事に、
(仕事に復帰)できない言い訳を日々しながら、買い物サイトやミニマリストや貯金、節約家事についてネットで読んでいます。もんもんとしている、とも言えます。
これ、私も経験ありますが、ようするにそうする時間があるから、つまり、暇だから、買い物サイトなどを見てしまうわけです。
私も、昔、プチプラの服を通販で買っていた時期があり、プチプラ情報を流しているブログや、安い物を売っている店をだらだらと見ていたことがありました。
お金がなかったので、実際買った物はそんなにありませんが、とにかく、だらだら、だらだら、見ていた時間が長かったのです。
2006年ごろのことです。このとき、私は自分の収入がないのがいやで、うつうつとして、プチプラ買いに逃避していました。
プチプラの服を買えば節約になるという免罪符を持っていましたが、気持ちは晴れやかではありませんでした。
そうやって買った服の大半は断捨離されていったのは言うまでもありません。
当時、スマホがなかったのでデスクトップで見ていました。
もし、いま、自分が日本にいて、スマホを持っていて、さらに、30~40代で、スマホを長時間見ても目がさほど疲れない状態で、プチプラ買いブログとか、SNSをだらだら見ていたら、本当に恐ろしいことになるなあ、と思います。
読者の方から、仕事のストレスで、オークションサイトばかり見ていたとか、自分の考えていることが正しいと思える何かがほしくて、同じ意見を書いている人はいないか、掲示板サイトばかり見ていた、というメールをもらったこともあります。
これ、全部、基本的にひまだから起きることです。
もっと自分の心身によい影響を与える趣味をもつか、人のために時間を使うと、余計な買い物が減ります。
答えのないところに答えを求めて、毎日、だらだら見ていると、お金のみならず、時間(=命)がもったいないです。
☆後編はこちら⇒無理なく実践できる。買い物しすぎない7つの具体的な工夫(後編)
☆関連記事もどうぞ
物を買いすぎない暮しをする7つの秘訣。小さなことから始めればOK。
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お金を使いすぎない工夫、前編の4つを紹介しました。
前編の肝は、クレジットカードの使用を制限することです。デビットカード・クレジットカード、ともに便利ですが、便利なものは諸刃の剣です。
最近、銀行のカードローンという、とても気軽にお金を借りられるカードもありますね。
買いすぎているという自覚があるなら、真っ先に見直したいのがカードの使用です。
読者の方で、買い物をおさえるために、何か工夫していることがありましたら、またゆるく募集しますので、教えてください。お待ちしています。