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買う必要のないものまで、買うのをやめる方法。
後編です。
買わなくていい物を買わない方法、前編
前編では4つ紹介しました。
1.クレジットカードを使わない工夫をする
財布に入れておかない、ネットショップにクレカ情報を残さない
2.できるだけ家で食事する
3.なんでも少なめに買う←効果的
4.趣味をもつ
以上、4つ、実際にやってみた方はわかると思いますが、これだけでもかなり無駄な買い物が減ります。
それでは後編の3つに入ります。
5.自動的に引き落とされるサービスを見直す
毎月、決まった日に、決まった金額が引き落とされる(クレジットカードにチャージされる)サービスを見直して、継続しなくていいものは、どんどん解約します。
自動的に引き落とされるものは、一度設定すると、忘れてしまいます。
それに、勝手に口座からお金が落ちるのは、クレジットカードの使用と同じで、お金を使う痛みがありません。
ときどき、何に使っているのか、しっかり調べないと、不用なサービスに延々とお金を払う羽目になります。
とくに、ふだん、自分のお金の動きに無頓着な人や、家計に余裕のある人は、いらない物にお金を使い続けていても気づきません。
筆子の原始的なチェック法
どんなサービスにいくら使っているかは、紙に書き出せば一目瞭然です。
ここでは、私のきわめて原始的なチェック方法を紹介します。
私の場合、自動的に引き落とされるものはありませんが、自動的にクレジットカードにチャージされるものが何件かあります。
クレジットカードは2枚(ビジネス用とパーソナル用)持っているので、それぞれについて、以下の内容を書いています。
・カードの名前
・支払いサイクル、締日、支払日
・何日に、何のために、いくら引き落とされるのか、リストアップ
・合計金額
書き出した付せんは、家計簿に使っているノートの裏表紙に貼っています。
これを1枚作っておくと、カードの支払日を絶対忘れないし、月に最低、いくら、クレジットカードの支払いが発生するのかわかります。
すべて書き出すという原始的な作業が、無駄な出費を防ぎます。最近は、定額課金サービスが増えているので、まめに見直したほうがいいです。
400円、800円といった少額のサービスだから、経済的な打撃なんてないわよ、と思うかもしれません。
ですが、買わなくてもいい物や、利用しなくてもいいサービスを購入すると、無駄が再生産されることを忘れないでください。
無駄が無駄を再生産する例⇒意味もなくなんとなくマグネットを集める人:ミニマリストへの道、番外編10
音楽、本、動画など、コンテンツの配信サービスを利用していると、そのコンテンツを消費する時間を取られます。お金はまた入って来ますが、時間は戻ってきません。
付せんに書いておくと、ノートが変わっても、貼り直すだけなので便利です。
とは言え、書き出すものは、そのへんの紙切れでも、ちらしの裏でも、ノートでも何でもいいです。
6.買い物好きの人と付き合わない
買い物好きの人と付き合うと、必要でもなければ、欲しくもないものを、買ってしまう可能性があがります。その人との関係を見直し、付き合う時間を減らします。
過去記事にも何度か書いていますが、人間は、ふだん付き合っている人に大きな影響を受けます。
いま、この記事を読んでいるあなたは、「ちょっと買いすぎるのをやめないと貯金ができない」「欲しい物を買い続けていたら、いくらお金があっても足りないわ」「いらない物を買うから、私の部屋、ぐしゃぐしゃなんだ」と思っているかもしれません。
しかし、買い物にはメリットというか、楽しい面もあります。
買い物好きな人は、買い物に対して、たいていポジティブなイメージを持っているので、あらゆる機会に、「買い物は楽しいよ、こんな楽しいこと何でしないの?」というサインを送ってきます。
そういう人は、お得情報や新商品・新店舗情報にも詳しいものです。
新しい物のことや、お買い得品のことを聞けば、興味を持つのは人間の常です。
自分軸をしっかり確立できるまでは、あまり会わないほうがいいでしょう。
頼みもしないのに、ふだん、どこで何を買ったのか、事細かに報告する人にも気をつけてください。
どうしても付き合う必要があるときの対策
親友、恋人、配偶者、家族など、とても親しい人が買い物好きで、付き合わざるを得ない場合は以下のようにするといいでしょう。
・買い物以外のレクリエーションをこちらから提案する
・買い物の話になったら、すぐに別の話題に切り替える
話題の切り替え方⇒答えたくない質問にうまく答える方法、8パターン。
・買い物の仕方を見直していることを相手に話す(本当に親しい人なら、こちらの生き方を尊重してくれます)
・筆子ジャーナルを読んで、買わない挑戦をしているから、一緒にやらないかと持ちかける⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
・反面教師とする(この場合、愛情をもって接しないと関係が冷え込むことがあります)
7.家にある物を把握する
すでに家にある物をちゃんと把握できていれば、新しい物をどんどん追加しなくてすみます。
自分が何を持っているのか、家には何がどれだけあるのか、できるだけ理解するように努めてください。
方法は問いませんが、たとえば以下のようなことをするといいでしょう。
・物の置き場所を決め、何がどれだけあるのか、目視できるようにする
ストック品に有効な方法です。
しまい込むと忘れます⇒しまい込むな。なんでもかんでも収納するクセを直す5つのステップ。
・物の棚卸しをする
どんな洋服/靴/食器/化粧品etcをいくつ持っているのか、書き出す、写真にとるなど。
現実にしっかり向き合うことが、買わなくていい物を買い続ける暮らしから抜け出すきっかけになります。
ワードローブのチェックの仕方、一例⇒ミニマリストの服全16着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
ノートに書き出す方法⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。
・せっせと断捨離して、自分が把握できる分量にする
・家にある物を積極的に使う
・何かを買う前に、家にある物で代用できないか、毎回考える
・買いだめしない、なくなったら補充する
・先回りして用意しない⇒こんな人の家にはガラクタがいっぱい。物をためこんでしまう5つの性格
・セールで買わない
ふだん自分が使っている物が、安くなっていると、今のうちに買っておこうと思いがちですが、なくなるまで待つくせをつけます。
物の数を増やせば増やすほど、把握が難しくなります。
きのう夫が、アルミホイル1本とサランラップ2本買ってきましたが、たぶんセールだったからです。おかげで、サランラップは4本、アルミホイルは3本となりました。
全部で7本です。使い切るのに4年ぐらいかかるんじゃないでしょうか?
私はアルミホイルは使いませんし(昔、クッキーやケーキを作るとき使っていた何度も使えるシートを使う)、サランラップもめったに使いません⇒サランラップは使わない主義~ラップの代用品の工夫とアイデア、
・何かがなくなっても、すぐに買わない
もしかしたら別に使わなくていいものかもしれません。使うことをやめられれば、常備品の絶対量を減らすことができます。
前編はこちら⇒買い物をしすぎないための7つの具体的な工夫(前編)地味だけど効果あります。
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買い物しすぎない7つの方法、後編を紹介しました。
今回は書きませんでしたが、もちろん衝動買いもできるだけしないでください。
私の経験では、あまり考えずに買ってしまった物ほど、すぐに不用になります。つまり、買わなくてよかった物なのです。
余談ですが、罫線つきの付せんを1つ持っておくと、いろいろな物を気軽にリストアップできるので便利です。ただし、強粘着の付せんは、時間が立つと反り返ってくるので、おすすめしません。