ページに広告が含まれる場合があります。
ミニマリストの持ち物、きょうはこの季節の筆子(50代ずっと在宅主婦)の普段着とよそ行きをご紹介します。筆子が少ない服で満足している理由もお伝えしますね。
ミニマリスト50代主婦の普段着とよそ行き
現在の筆子の服の数は17着です。
そのうち、春~初秋までによく登場する普段着は
●白いTシャツ2枚
●トラックパンツ
●黒いスパッツ 2本
●ユニクロで買ったパーカ
●長袖のトップス2着
全部で8着です。
カナダは春~秋でも気温が下がる日もあるので、寒い日はこれにフリースのパーカ、場合によってはダウンジャケットを着ます。
よそ行きは
●ボーダーのわりときれいなTシャツ
●カーキの綿のパンツ
●黒いふつうのパンツ
あとは必要に応じて、長袖のトップスやパーカを重ね着。
靴をいつものスニーカーから皮の靴にすれば、それなりに改まった服装になります。
靴のこと⇒靴は4足持っています~非おしゃれ系ミニマリストの持ち物公開
つまり全部で10着あれば事足りるわけです。
ごらんのようにカジュアルなシンプルファッションです。
スパッツを2本持っているのは、寒い時重ね履きするからです。
真冬はスパッツ2本にトラックパンツ1本をはき、さらに、昔セシールで買った内側がフリースのパンツをはきます。全部で4本はいて、マイナス30度ぐらいまで対応します。
以前は、厚手のタイツもはいていましたが、肌にじかに当たるものは天然繊維にしたくて、このようなラインナップに落ち着きました。
筆子、ほとんど在宅ですから、改まった服はそんなにいりません。家に洗濯機と乾燥機があるし、洗濯物はボイラーの横に吊り下げておけば、冬でも24時間以内には乾きます。
今のところこれで困ったことはありません。
ただし、今年の春先、ジョギングしてたら、路面ですべってころんで全身泥だらけになったことがありました。そのとき下は、スパッツ1本にトラックパンツ1本の重ね履き。すぐに家に帰って洗濯をしましたが、寒い日だったの残りのスパッツ1本では、ちょっと寒かったです。
まあ、そういう突発的な事件があったら困るかもしれませんが、どうしても必要なら、娘にヨガパンツか何か借りればいいです(ふだんは貸してくれませんが、転んで泥だらけになったと事情を言えば貸してくれるでしょう)。
私が服を選ぶ基準
必要な服はその人の環境によって違います。自分の暮しにあった服を選択することが肝要です。
筆子が服を買う基準は
・肌にあたるものは天然素材
・カジュアルで着やすい
・手入れにお金がかからない
・値段は安いほうがいい
こんな感じです。
さて、以前から書いていますが、ミニマリズムやシンプルライフのいいところは、モノが少ないから、モノの管理にかける時間や気力が少しでいいところです。
洋服もパターンを決めておけば、朝考えなくてすむし、買い替えも簡単。全部で17着ぐらいなら、収納に悩む必要もありません。
いつも同じ服を着ていると、人から「おしゃれですね」と言われることはないかもしれませんが(特に、筆子の服の選択の場合)、そんなことより、自分が暮らしやすいほうが、筆子にとってはうれしいことなのです。
それに服が少ないと自分のやりたいことの生産性があがります。この点についてうまく説明しているTEDの動画があるのでご紹介しますね。
服が少ないほうが生産性があがる
この動画は、2年前にTEDとカールトン大学がこコラボして行った場での、カールトン大学の学生のクリス・ソーヴという人のプレゼンテーションです。
日本語訳がなかったのですが、数日前に全訳(完訳ではない)をlogmi(ログミー)というサイトが掲載したので、英語を知らなくても内容がわかるようになりました。
お時間がある方、英語でもかまわない方は動画をごらんください。
日本語訳はこちら⇒なぜ成功者は毎日同じ服を着るのか? スティーブ・ジョブズら、世界の偉人が実践した「3つの習慣」 – ログミー
この動画のタイトルは、「The habits of highly boring people」 ものすごく退屈な人の習慣、です。
1番最初にフランスの作家で『ボヴァリー夫人』を書いたギュスターヴ・フロベールの言葉(の英訳)が紹介されます。
Be boring and orderly in your life, so that you may be violent and original in your work.
「暮しにおいては退屈なふつうの人でいなさい、そうすれば、すさまじく独創的な仕事ができるでしょう」。
つまりここでいう「退屈な人」とは「仕事で業績を残す人」のことなのです。
仕事で業績を残す人の特徴
このプレゼンでは、こうした業績を残す人々の3つの特徴が語られています。
1. メモをとる
2. 大事なことだけをやる
3. 立ち止まって問いかける
3つとも示唆にとんでいますが、筆子が本日取り上げたいのは2つ目のこと。「仕事で業績を残す人々」はその大事な仕事にフォーカスするために、日常生活の瑣末なことではなるべく迷わないようにしている、という点です。
クリスはバリー・シュワルツという心理学の教授の Paradox of choice(選択肢の矛盾、選択のパラドックス)という理論をあげています。現代は選択肢が多すぎて、人は間違った選択をするのを恐れ、結果的に不幸になっている、という説です。
これって本当にそうですよね。筆子はものぐさなので、サブウエイとかスターバックス(行きませんが)で、パンやら、サンドイッチの具、コーヒー、トッピングの種類などがたくさんありすぎると、注文したくなくなります。
シュワルツ先生の選択のパラドックスの動画はこちらで紹介しています⇒バリー・シュワルツに学ぶ『選択のパラドックス』~所持品をミニマムにすると生きやすくなる理由とは?
電化製品も、機能の少ないもののほうが好きです。なんでもシンプルなほうが心理的なプレッシャーが少ないです。
人生は選択の連続ですが、人が何かを決める力(メンタルエナジー)はあらかじめ限られているそうです。
大きなことも小さなことも、何かを決めたり、選ぶたびに、その力が減っていきます。ですから、自分にとってさほど大切でないことに関しては、先にルールを決めておいたほうが、大事なことを決めるほうにエネルギーを注げるのです。
いつも同じ服を着ていた成功者たち
動画にも出てきましたが、スティーブ・ジョブズはいつも黒いタートルにジーンズにナイキのスニーカー、オバマ大統領のスーツはグレーか青の2着だけ。
フェイスブックのCEOのマーク・ザッカーバーグもいつも同じTシャツ。
3人とも、大事な決断を毎日しなければならないので、その日の服装を決めることにはエネルギーを使わないようにしているのです。
私は、べつに大事なことを決定する力を残しておくために、服を減らしたわけではありません。
ですが、モノが少ないとストレスも少ないです。湯シャンも同じです。買い物も定番が決まっていると楽です。
いちいち迷ったり、情報にふりまわされるのは疲れます。
メディアは、「今シーズンの流行はこれで、これを着ないと女性としてはどうかと思う」とか、「おしゃれをして女子力アップ」とか、いろいろ言います。
ですが、これは、服が売れないと困るから言ってるだけのことです。
少ない服を持つのは、退屈かもしれませんが、思い煩うこともありません。だから、筆子は毎日同じ服を着ること(ユニフォームとも言う)を選びました。
選択肢が少ないから、ミニマリズムやシンプルライフは、人生のストレスを減らしてくれます。筆子はこれからも、選択肢を減らして行きます。