引っ越しの箱

ミニマリストへの道

ダンボール47箱の不用品を寄付した話:ミニマリストへの道(82)

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ダンボール箱、47箱分のいらない物を、引越し前(2014年の秋)に一気に寄付しました。箱を家の前に出すのは重労働でしたが、取りに来てもらえたので大変助かりました。

今回はこの体験について語ります。

まだ使える不用品は寄付しています

私は基本的に、まだ使えるもの(市場価値があると思うもの)はすべて、地域の寄付センターに出しています。

だから、ふだんの捨て作業も、明らかなゴミは捨てるものの、ほとんどの物は寄付するために、せっせと「寄付箱」と名付けたダンボールに入れて、いっぱいになったら上からガムテープで封をしていました。

その後ガレージにどんどん積んでいきます。

以前は、ガムテープをしていなかったのですが、夫が私の捨てたものを拾って、また家に入れた事件発生以来、封をするようにしています。

人が捨てたジージャンを、夫がクローゼットに戻した話⇒捨てた物は家族に見せず、自分で最後まで断捨離を完了すべき理由

売ればお金になるが、手間が発生する

新品同様の物を寄付するのは「もったいない」という考える人は多いですね。

確かに、売ればお金になります。

私の娘は、いらなくなった物を、地元の誰でも無料で広告を出せる、クラシファイドサイト(classified site)を使って売っています。クラシファイドサイトとは、個人の広告が集まっているインターネットのサイトです。

代表的なのに、アメリカのCraigslist(クレイグリスト)があります。

娘が利用しているサイトはかなり大規模なページで、娘は中古車もこのサイトを利用して買いました。

オークションではなく、娘が売値を決めています。すると、たいていの人が値切ります。しかも、手渡しの場所と時間を決めて、約束の場所に行ったのに、本人がやってこない、ということが何度もありました。

もちろんちゃんと交渉が成立してお金になることもあります。

ですが、「これは売るつもりだから」と言って、いつまでも娘のクローゼットにとどまっている物があるのが問題です。

本当にさっさと処分したいなら、売るより、ゆずるほうが早いです。

私は時間と手間がもったいないし、よけいなことを考えたくないので、「すべて寄付」と決めています⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる

47箱一気に寄付

ガレージにたまった寄付箱は、車を持っている人が家に来たときに、寄付センターに持ち込んでもらうように頼んでいました。

しかし引越し前は、怒涛のように捨てていたため、ものすごい量の寄付箱ができあがりました。ふつうの乗用車には乗せられない量です。

ふだんはグッドウィル(Goodwill)やヴァリューヴィレッジ(Value Village)に寄付していますが、この時は、無料で不用品を回収してくれるCPAというところに寄付しました。

CPAは Cerebral Palsy Association の略です。Cerebral Palsyは脳性麻痺のこと。CPAは、この病気にかかっている人や、ほかの障害のある人たちのサポートをするNGOです。

この団体はわりとなんでも引き取ってくれます。車でさえも。引き取ってもらえないのは、武器や爆発物です。

夫がCPAに電話して、日付を決め、その日の朝に、2人してえっちらおっちらとガレージに溜め込んでいた寄付箱を家の前に出しました。

不用品を寄付

Vの字型に並べました。

寄付した不用品

タメコミアンの夫も少し捨てていた。

ほとんどすべて私が荷造りしたものです。ビニール袋に入っているのは、夫の大昔のジャケットなどで、これは夫が出したもの。

夫はもう使えないCPU(パソコンのハードディスク)まで出していました。

「こんなに一気に出して、本当に持っていってくれるのかしら?」と不安になりましたが、夕方前には、きれいさっぱりなくなっていたのでほっとしたものです。

こんなに出したのに、まだ家には不用品がいっぱいあり、その後も私はせっせと寄付箱を作り続けました。





捨て方がわからない時はどんどん調べる

断捨離するときにさまざまな障害がありますが、物の捨て方がわからない、という理由で捨てるハードルがあがる人が、少なくありません。

当ブログにも、捨てるのにお金がかかり、そのお金がもったいなくて捨てられない、というお便りをいただいたことがあります⇒不用品の処分にかかる費用がもったなくて捨てられない問題をどうするか?

そもそも、「捨て方がよくわからないから、捨てずにいる」という人もいます。

いらない物の捨て方は3つしかありません。

1.ゴミとして捨てる(廃棄処分)
2.人にゆずる(寄付も含む)
3.売る

詳しくはこちら⇒上手な不用品の処分の方法~譲る、売る、捨てる

ゴミとして捨てるにしても、可燃ゴミなのか、資源ゴミなのか考える必要があるし、粗大ゴミなら、所定のゴミ収集場所に持っていかなければなりません。

こういうことを考えるのが面倒なのか、私に相談する方もいます。

ですが、ここはそんなに悩むところではないです。物の捨て方は、インターネットで調べれば簡単にわかります。

「捨てたいもの+地域の名前+捨て方」で検索をかければ、不用品回収業者、買取業者、各自治体の各種ゴミ(粗大ごみ、不燃ゴミ、資源ゴミなど)の分け方や出し方が書いてあるサイトが出てきます。

名古屋市では粗大ごみの受付をインターネットでもやっています。

もし、寄付したいのなら、「寄付」「ボランティア」「チャリティ」といった言葉で検索をかければいいでしょう。やってみるとそんなに難しくはありません。

インターネットで調べて最善の方法をとってください。

捨てるのがもったいなかったら、フリマやオークションでちまちま売るのもありでしょう。

確かに面倒くさい作業ではありますが、こういうことをやっていると、「今後はすぐにゴミになるような物は買わないようにしよう」と思えるので、無駄な買い物が減ります。

★このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒何度も失敗したけど、今も前を見て進んでいます~「ミニマリストへの道」のまとめ(1)

物を捨てるのにコストがかかるのは当然のこと

以前、読者の方から、筆子さんは毛玉のついたタイツも寄付できるのだから、何でも簡単に捨てられる状況にいる。日本ではそんなわけにいかないのだから、私の「捨ての苦しみ」はわかってもらえない、といった主旨のメールをもらったことがあります。

毛玉のついたタイツの写真はこちらにあります⇒洋服を捨てながら断捨離の経験値をアップする日々:ミニマリストへの道(63)

別の方からは、「まだ使えるものをゴミとして捨てたくない」、という相談をいただいたので、ダンボール箱に入れて、家の前に出し、「ご自由にお持ちください」と出しておけばどうでしょうか、と答えました。

すると、「家はマンションだからそんなことはできない。日本でそんなことはできるのは田舎の一軒家ぐらいじゃないですか」といった返事をもらいました。

カナダでは別に田舎でなくても(カナダ全体が田舎という見方もできますが)、家の前に出しておけば、誰か必要な人が持っていきます。

名古屋でも、かなり昔のことになりますが、久屋大通(名古屋の都会のほうです)のマンションの入り口に、洋雑誌が大量に出してあったので、もらってきたことがあります。

家の前に出す方式はけっこう使えるのではないだろうか、と個人的には考えています。

確かに、カナダでは、今のところ、物を捨てるのに特別にお金はかかりません。危険な物や粗大ごみは所定の施設に持っていけば、無料で引き取ってくれます。

私が住んでいるところのゴミ処理事情⇒モノはいつかゴミになるからゴミ処理問題に無関心は禁物

日本に住む人より物を捨てやすいのは事実でしょう。

しかし、その分税金が高いです。

表面的なことだけを見て、「ゴミを捨てることにかかるコスト」を比べることはできません。結局どこに住んでいても、無駄なものを捨てるときにはコストはかかるのです。

☆この続きはこちら⇒整理収納のための入れ物を増やす恐怖:ミニマリストへの道(83)

自分の責任でゴミを処分すると学びが得られる

私の記事を読み、「筆子さんは、捨てるのが簡単な場所にいるから断捨離できるんだ、でも私はそんなわけにいかない、だって日本は物を捨てるのがとっても大変なんだから」と思ったとしても、それを言い訳にして、断捨離の手をゆるめるべきではありません。

今の時点で捨てるのが大変なら、この先、もっと大変になっていきます。

捨て方がわからないから、捨てるのが大変だから、捨てるのにお金がかかるから、と考えて、捨てるのをやめてしまうのは、自分の外側に「できない理由」を見つけている状況です。

外的状況のせいで、「捨てられない」と思ってしまうと、状況が変わらない限り、捨てることができません。

実は「できない理由」は自分の中にあります。

めんどくさくても、不便でも、自分で調べながら、時には高い不用品処分料や手間賃を払い、時には重いゴミ袋を外にずるずると運び、少しずつ不用品をクリアすることで、物と向かいあう根性のようなものができてきます。

私も、引越し前に、半泣きになって断捨離した日々があったので、今はちょっとやそっとでは余計なもの(特にかさばる物)を家に入れないようになりました。

いったん物を自分の物のしたら、最後まで面倒を見なければいけないのだ、という考え方もできるようになったのもこの頃です。

断捨離で苦労すると、その後の買い物の仕方が変わります。物理的に捨てにくい状況にいる方は、「持たない暮らし」「買わない暮らし」にうまくシフトできるチャンスを握っているのです。





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