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YouTubeばかり見ている生活から足を洗う方法をお伝えします。
猛暑のさなか、外に出ると暑いので、クーラーの効いた部屋で、YouTubeばかり見てしまう人がいます。
大人、子供、問いません。
「見るのをやめたい」と思っているなら、以下の方法を試してください。
1.自分が依存していることを認める
何ごとも、そこに問題があると気づかなければ解決できません。
自分は必要以上にYouTubeばかり見ているということを自覚し、この状態を改善しようと心に決めます。
悪しき習慣を変えるためには、それなりにコミットメントが必要です。
心の中で、「別にこのままでいいや」と思っていると、YouTubeばかり見る生活を変えることがはできません。
これは、スマホ、インターネット、買物、テレビ依存すべてに言えることです。
2.視聴状況をモニターする
自分が毎日どのぐらいYouTubeを見てるのか、記録を取ってください。
「きょうは3時間見た」と日記をつけるといいでしょう。
視聴時間だけでなく、状況にも目を向けます。
何を見たのか、どこで見たのか、見た時の状況、見始めたきっかけ、つぎつぎと動画を見た理由、楽しんで見たのか、何も考えずに見たのか、なぜ見たのか、見終わったあとどんな気持ちだったのか、など。
ログを取るだけで、行動が改まることがあります。
3.YouTubeの見過ぎが引き起こしている結果を調べる
1日24時間のうち、15分ぐらいYouTubeを見たところで、さして、大きな問題は起きません。
しかし、毎日何時間もパソコンやスマホの画面を見ていたら、そのせいで、何らかのネガティブなできごとが起きているはずです。それを探して、書き出してください。
たとえば、こんな弊害があります。
目が疲れる
これは明らかです。ずっとモニターを見ていたら疲れ目になります。継続すると、視力も落ちるでしょう。
スマホ老眼という現象もあります。
首が疲れる
ずっと同じ姿勢で画面を見つめていると、首や肩がこります。
内臓にダメージを与え、病気になりやすい
たぶん座って見ているでしょうから、心臓をはじめ、すべての内臓の健康をおびやかしています。
詳しくはこちら⇒座りっぱなしが寿命を縮める。座りすぎのリスクとそれを回避する方法。
睡眠不足
インターネットをやりすぎる人は、たいてい睡眠不足です。
視聴そのものに時間を取られるし、寝る直前までまぶしいモニターを見ているため、体内時計が狂って睡眠の質が落ちています。
スマホのブルーライトと体内時計の関係を説明する動画を紹介しています⇒夜なかなか眠れない時の対処法。4つのものを捨てれば解決する。
家族や友だちとコミュニーケーションを取らない生活になる
通信技術が発達し、デジタル機器が登場したことで、人とじかにコミュニケーションする機会が激減しました。
電話が生まれる前までは、人とコミュニケーションするには、対面、手紙、電報ぐらいの方法しかなかったでしょう。
いまはスマホがあるので、じかにしゃべるより、LINEやアイ・メッセージを利用して、テキストを交換するほうが多いと思います。
我が家でも、スマホがなかったら、対面か文書か電話で伝える内容を、テキストで送り合っています。
ある意味便利ですが、リアルに人とかかわる機会が減ったため、全体的に、対人関係を築くスキルが衰えています。
私がデジタルライフを送り始めたのはここ数年のことです。スマホを手にしたとき、すでに充分大人でした。幼年時代から、他の人とじかにしゃべったり、一緒に何かをやる体験はしっかり積んできたので、まだふつうに他人とコミュニケーションできています。
しかし、いまは、2歳ぐらいの幼児にスマホやタブレットを持たせる親がいます。小さいときから、タブレットにお守りされて育った人は、リアルの人間と、どうつきあったらいいのかわからない大人になるでしょう。
広告を見すぎて買物が増える(特にネット通販)
YouTubeにはたくさん広告が出ているので、インターネットで無駄なものを買ってしまうこともあるでしょう。
やるべきことを先延ばしにする
ぼーっと動画を見ているほうが楽なので、宿題や仕事、家事、育児、その他個人的にやるべき課題をどんどん先送りします。
罪悪感にさいなまれる
YouTubeを何時間も見たあとで、「あー本当におもしろかった! 幸せだ。生きててよかった」と思う人は少ないと思います。
たいてい、「ああ、また見すぎちゃった」と罪悪感を感じるでしょう。
時間を無駄にする
これについては3番で詳しく説明します。
ほかにも、長時間のYouTubeの視聴が原因で弊害が起きているはずです。それらをすべて書き出してください。
YouTubeを見ないようにするだけで、人生がもっとよくなることに気づきます。
4.時間を無駄にしていることに気づく
YouTubeの見過ぎのせいで起きる一番の弊害は時間を無駄にすることではないでしょうか?
もちろん、息抜きやぼーっとする時間は必要ですが、基本的に人間は、YouTubeを見るために生まれてくるのではないと思われます。
時間は命と同じです。
死ぬ前になって、「YouTubeの動画を毎日何時間も見られて、本当に幸せな人生だった」と思えるでしょうか?
余命を宣告されたとき、「ああ、あと半年の命なのか。それなら、できるだけたくさんYouTubeで動画を見ておこう」と考える人がいるでしょうか?
YouTubeに依存している人は、本当は別にやりたいことがあるのに、動画を見るほうを選んでしまっているのです。
視聴状況をモニターして、自分が1日に何時間ぐらいYouTube動画を見ているかわかったら、年間、何ヶ月分ぐらい見ているか計算してください。
1日3時間見ているなら、年間で1095時間です。これはおよそ46日ですから、1ヶ月半となります。
もしいま、1ヶ月半の時間が余分にあったら、何をしたいと思いますか?
5.YouTubeに依存している真の理由を考える
なんとなくYouTubeを見ているうちにすっかりそれが生活習慣になってしまったのなら、たぶん、YouTubeをブロックすれば、見ない生活に戻れるでしょう。
しかし、感情的に依存している人は、なぜ、自分がYouTubeばかり見ているのか、その真の理由を考えないと、なかなか依存から抜け出せません。
仮に抜け出したとしても、今度は別のものに依存する可能性があります。
人が何かに依存する理由はいくつかありますが、多くの場合、恐怖心がそうさせています。
自分が「これは問題だ」とうすうす感じていることに向き合うのを恐れているのです。
考えたくないことがあるから、気を紛らわすために、動画を見たり、ゲームをしたり、買物をするのです。ほかのことをやっていれば、とりあえず、その問題に直面することを避けられます。
しかし、心の奥底では、問題から逃げていることに気づいているので、いくら依存している行動にのめりこんでも、真の満足は得られません。
私も、現実の問題から逃げて、語学に逃避していたことがあります。
寂しいから、何かに依存している人もいます。
こちらで紹介した動画では、孤独ゆえに依存になってしまう、と説明しています⇒なぜ人はいろいろなものに依存してしまうのか?依存する原因を知って克服する。
自分と向き合う時間を持って、本当の問題について考えてください。
6.インターネットの使用そのものを減らす
YouTubeはネット環境がないと見られないので、インターネットの使用を制限して、YouTubeを見ない時間を作ります。
インターネットのない環境に出かけたり、インターネットを使わない時間をもうけてください。
デジタル・デトックスのやり方⇒スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
パソコン・スマホの使いすぎを防止するには?⇒パソコンとスマホ依存を防止する5つの方法
7.目的意識を持ってYouTubeを利用する
たんとなくだらだらと動画を見るのではなく、「こんな理由で、私はこれから◯◯分、YouTubeを見よう」と決めます。
テレビ中毒を治したいときも使える方法です。
「気分転換のために」「息抜きに」見る、というのが理由なら、気分転換が終わった段階で、視聴をやめるべきです。
自制がきかない人は、15分、30分など、1日に見る時間を決めておくといいでしょう。
8.新しい趣味を見つける
「暇でやることがないから、YouTubeを見てしまう」なら、別の余暇の過ごし方を見つけてください。
趣味を見つける方法⇒自分に合った趣味の見つけ方、または有意義な暇つぶしの方法。
あまりお金がかからない時間の過ごし方いろいろ⇒お金を使わない楽しみ50選。買い物しなくてもこんなに人生はおもしろい。
道具がいらない趣味⇒ミニマリストに最適な趣味とは?物をたくさん持たなくても人生は充分楽しい
特におすすめなのは、定期的に何か運動することです。
運動を始めると、喫煙、飲酒、コーヒーの飲み過ぎ、テレビの見過ぎが収まってくる、といくつかのリサーチが証明しています。YouTube動画の見過ぎ防止にも、効果が期待できます。
私も、毎日スロージョギングをするようにしたら、生活にビシっと線が入りました。
運動するとセルフイメージもあがるので自堕落な生活から抜けられそうです。
スロージョギングの効果⇒50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?
9.早寝早起きの生活に切り替える
YouTube動画を見過ぎている人は、たいてい夜間見ていると思われます。仕事の関係で、昼夜逆転生活をしていない限り。
そこで早寝早起きをして、YouTubeを見る時間をなくしてください。
人の体は、朝起きると活動的になるようにプログラミングされています。早起きして、朝一番からYuoTubeを見る人は、それなりに目的意識を感じているのではないでしょうか?
だらだら見るのは夜でしょうから、早寝早起きの生活にシフトすれば、見ない生活になります。夕食後、退屈なら、パソコンを起動させる代わりに、お風呂に入ってさっさと寝てください。
すると朝早く目がさめるので、運動すればいいですね。
最初は違和感を感じるかもしれませんが、慣れれば快適です。こちらのほうが圧倒的に健康にいいし、体に負担がかからないライフスタイルです。
過去記事も参考にしてください。
テレビの見過ぎをやめるには?⇒いきなり捨てなくてもいい。テレビを見るのをやめる11の方法
買物を自制するには?⇒どうしてもやめられない。買い物依存症ぎみの人が、自分で克服するためにできること。
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今回はYouTube動画の見過ぎをやめる方法をお伝えしました。
ほかに積極的にやりたいことがあれば、動画を見る時間がもったいない、と感じます。
自分が心からやりたいことを見つけるのもいい方法です。