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50歳を迎える年のお正月、筆子は今度こそ、本気で家の中を片付け、シンプルライフを実現しようと決意。
そのころアメリカのFlylady.netというサイトのメーリングリストに登録しました。きょうはこのサイトについてお伝えします。
Flylady.netは家事のやり方を教えてくれる
Flylady.netは、お片づけ自助グループみたいなサイトで、当時、北米を始めとした英語圏の国では、わりと有名なようでした。今でもあります。
1度登録すると、その週片付ける場所(Flyladyでは、家の中を何箇所かにわけて、週替りで掃除します)、その月、特にフォーカスする習慣などが書かれたメールが毎日届きます。
このメールの目的は、「家を片付けられない人」を「ちゃんと家をきれいに保ち、自分の人生の舵取りが出来る人」に変えることです。
いわゆるゴミ屋敷、汚部屋の持ち主、あるいはそこまで行かずとも片付けがすごく苦手で、自分は主婦失格なんじゃないか、と自信喪失している人に向けて書かれています。
毎日届くメールを読み、考え方と行動を矯正し、家を片付けることによって、自尊心をたかめ、自信を取り戻して、自分の人生や家庭をよりよいものにしていくのです。
主催者はFlylady(フライレディ)さんと呼ばれており(ニックネームです)、この方から毎日メールが届きます。
フライレディは「家の中の扱いは、自分が自分自身をどう扱っているのかを表している」と考えています。
家の中をくしゃくしゃにしている人は、自分を大切にしていないのです。よって、考え方を変え、家の中を整えることで、自分を大切に扱うのです。人が自分自身を大切にすることができれば、他の人も尊重できるし、人生もうまく行く、というわけです。
フライトプラン~毎日するべきこと
このサイトで推奨されている毎日やるべきこと、身に付けるべき習慣をご紹介します。
■朝のルーティン
・身支度をする(髪や顔をととのえて、歯磨き)
・ベッドメーキング
・バスルーム(トイレ含む)を軽くそうじ
・食器洗い機の中の食器を片付ける
・洗濯
・カレンダーのチェック
・コントロールジャーナル(スケジュール帳)のチェック
★コントロールジャーナルについてはこちらに詳しく書いています⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化
■晩御飯の献立を考える
■水を飲む
■15分の片付け
■15分の運動
■夜のルーティン
・翌朝着る服を出しておく
・カレンダーのチェック
・翌日必要なものを所定の場所に出しておく
・鍵のありかを確認
・特にガラクタがたまっているところを2分間だけ掃除
・流しを磨く
・洗顔と歯磨き
・まともな時間に布団に入る(つまり夜更かししない)
夜のルーティンはこちらで詳しく解説しています⇒寝る前が大事。家事上手の主婦が身につけている小さな習慣~ミニマリストへの道(37)
これらの習慣は1度に身につける必要はなく、毎月身に付けるべき目標の習慣があり、毎日届くメールに書いてあります。
ときどき、突発的に、きょうは何でもいいから21個捨てましょう、という指令が飛んだりもします。
このメーリングリストに登録してから、私はちょっと体調をくずして、片付けが進まなかったのですが、届くメールを横目で読んでいるうちに「おお、私も片付けなければ」と片付けのモチベーションが多いにあがりました。
☆「ミニマリストへの道」シリーズを最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?【1】~物がたくさんあっても幸せではなかった
☆フライレディについてはこちらで詳しく紹介しています⇒すっきり片付いた家にするための12の習慣~フライレディに学ぶ
何はなくとも台所の流しをきれいにする
毎日届くメールとは別に、サイトにはお片づけ初心者がすべきことがステップバイステップで書かれています。筆子はこちらにも取り組んでいました。
フライレディは小さな習慣を1つずつ身に付けることが大事だと考えているので、本当に小さなことを少しずつやっていきます。
今サイトを見ると、1番最初にやることは、メーリングリストへの登録。2番めにFlyladyのメッセージビデオを見ること。3番目が台所の流しをきれいにすることです。
私がこのサイトのメールをとっていたころは、メッセージビデオはありませんでした。今はYouTube時代ですから、以前より動画がたくさんあるようです。
私にとって、1番最初の指令は、「台所の流しをきれいにする」ことでした、実際、これは、非常に大切なことで、Flylady.netのファウンデーション、すべてのお片づけの基礎に位置づけられています。
こんな動画まであるぐらいです。
家の中がどんなにくしゃくしゃでも、台所のシンクさえきれいにすることができたら、希望はある、いつか、家もきれいなる、というわけです。
何はおいても、まず流しを掃除してピカピカにしなければなりません。そしてこのピカピカをキープします。
そのために、最初は流しを一度徹底的にきれいにします(その方法もサイトに書いてあります)。その後は、水を流したら、必ず乾いたふきんで拭き上げます。
根がまじめな筆子は、サイトの指示通り、流しを掃除し、磨いてみました。当時住んでいた家の台所はつや消しのステンレスなので、あまりぴかぴかにはなりませんでしたが。
水を流すたびに拭きあげるのは、けっこう面倒なのですが、やっているうちに習慣になりました。
生活研究家の阿部絢子さんも、シンクの「ぬめりと水アカから守るポイントは、使用後、水気を残さずにふきあげること」と書いていたので、このお手入れは理にかなっているようです。(阿部絢子さんがお手入れ法を書いていたのは、「水回りお手入れ大事典」というサイトでしたが、今チェックしたら、なくなっていたのでリンクはしません)。
家の中がどんなにくしゃくしゃでも、まずはシンクをピカピカにし、それをキープする。そうすると不思議なことに、ほかの場所も少しずつ片付けようという気になるのですよね。
少なくとも筆子はそうなりました。今は、物がだいぶ少なくなったので、あまりそのへんにガラクタがたまるということはありませんが、なんとなく部屋が雑然としているときなど、まずはシンクを磨くことから始めています。
別にシンクじゃなくても、どんなに忙しくても、ここだけはきれいにしておくという、より所みたいな場所を持つのはいいことだと思います。
そんなふうに毎日届くメールを見ながら、片付けに励んでいたら、本当に家の中が少しずつ片付いてきました。
ミニマリストへの道、この続きはこちら⇒部屋がどんどんきれいになる7つの片付け習慣とは?~ミニマリストへの道(27)
☆実際にシンクを磨いて効果があった方たちのお便りを紹介しています⇒効果的な片付けの始め方~シンクを磨くと生活が一変する
☆フライレディのフライトプラン、毎日やることで、今も続けているのは、シンク磨きと毎日の運動です。15分ではなく、1時間ぐらいスロージョギングをしています。たまに筋トレのまね事も。
☆当記事は読者のイチオシ記事で1位になりました。推薦した方のコメントはこちらに集めています⇒ドミノ効果で家がどんどんきれいになる!:読者の一押し記事もう1つの第1位。
小さいときから運動嫌いでしたが、50歳を過ぎて、なんとか運動習慣ができました。そのおかげか、風邪をひきにくくなりましたよ。中高年になったら、軽い運動を毎日するといいと思います。
それから水を飲むことや、15分の片付けなどもやっています。すっかり物が減ったので、今は片付けに15分も必要ありません。