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不要品を7割捨てて、とてもスッキリした生活をしているが、占星術のことばかり考えてしまう。この考えを自分の脳内から捨てたい、どうしたらいいか、という質問をいただきました。
この記事で回答します。
この方の場合、占星術ですが、人によっては、仕事、片思いの相手など特定の人のこと、はたまた心配ごとなど、考えたくないのに、気づくと考えてしまって、どんより疲れることがあるかもしれません。
そんなときも使える方法を紹介します。
まずメールをシェアします。Yさんからです。
占星術のことが頭から離れません
件名:六星占術と九星気学を頭から捨てたいです
初めまして、名古屋(53歳主婦)見栄を捨てて着たきりすずめになりました。
いつもニコニコしながら沢山のありがたい情報を読んで感謝しています。ありがとうございます。
図書館で筆子さんの本が107人待ちでした。私の筆子さんの本は、あんなに沢山の人が待っているので寄付しようかと思います。
そして筆子ジャーナルマジックのおかげで途中に何度か迷いましたが、すごい加速で7割捨てれました。(ほとんど業者依頼で楽ちんでしたが味わったことがないスッキリ爽快で良いこと沢山ありました)
湯シャン・スロージョッキング・ウエス・砂糖やカフェインも少しずつ頑張ってます。(初めにイメージして収納類を3分の2捨・下布団捨)
私は寝る時と暖かい日は10年前から全裸か褌でスッキリですが、25年以上前から暇さえあれば読んでいた六星占術が頭から消えてくれません(例 悪い時期は新しいことはダメと言われています)。
良い方法はないでしょうか…本は14年前に全捨てしています。宜しくお願い致します。
Yさん、メールありがとうございます。
本も読んでいただき、うれしいです。そうですね。Yさんのように、すっかり物を捨てることができた人は、私の本は図書館に寄付したり、ブックオフに持っていくといいかもしれません。
こちらはYさんが添付してくださった写真です。せっかくなので掲載しますね。財布とカード入れを捨てて、手作りされたようです。
さて、占星術ですが、何かやろうと思っても、「いやいや、占星術では、今やるより来月やったほうがいい」とか「引っ越しするならあっちの方角だ」といろいろ制限がかかってしまうのが問題である、ということでしょうか?
いちいち気にするのをやめたい、ということなのかもしれませんね。
一応、この記事では、ついつい脳内に浮かんでくる考えたくないことを考えないためにはどうしたらいいのか、という主旨で進めていきます。
1.脳内にあるその考えを書く
まず、頭の中に浮かんだあれやこれやをすべて紙の上に出してください。
考えたくないことを、考えないようにすると、ますます考えてしまいます。というのも、「ああ、私はこんなことは考えたくはないんだ」と、思っているそのときは、そのことについて考えているからです。
考えれば考えるほど、ネガティブになり、負のループにはまります。
自分が打ち消したい考えは、よくふくらんだバウンスボールやビーチボールみたいに、押さえ込もうとすればするほど、跳ね返ってきます。そこを強烈に強引に押さえ込むと、ボールは破裂します。
破裂した状態は、切れた状態。うつ状態や極度の無気力状態になってしまい、専門家の門を叩かなければいけなくなるかもしれません。
そこで、押さえつけるのではなく、開放してはどうでしょうか。
紙やノートに、頭の中にある、占星術の教えをだーっと徹底的に書いてください。実際、書いてみると、わりとすぐ書くことがなくなります。
書くだけ書いたら、そのノートはパタンと閉じて、次の行動にうつってください。
頭に浮かんだら、いつでもどこでも書くことをおすすめします。
日常的に脳内にあることを書く時間をもうけるのもいいと思います。
たとえば日記⇒日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
よく書いていますが、モーニングページもおすすめです⇒モーニングページの書き方、やり方を教えてほしいという質問の回答。
これでかなりラクになるのではないでしょうか?
2.根本的な解決を試みる
書くことを続けて、多少、心が軽くなってきたら、今度は、なぜ自分は占星術を日頃の行動の指針としているのか、その理由を考えてください。
25年前、必要があったから、占星術を勉強して、生活にとりいれていたのだと思います。でも、今はどちらかというと、占星術の支配から抜け出したいのですよね?
それなのに、なぜ今も占星術について考えてしまうのでしょうか?
単なる思考のクセかもしれません。
その場合は、星回りのことが思い浮かんだら、ほかの思考や行動に置き換えて、習慣を変えてください。
習慣の変え方はこちらを参考に⇒今の自分を変えたい。3Rで新しい習慣を身につける方法
ですが、いまも占星術に頼らざるをえない理由があるのかもしれません。
私自身は占い全般に興味がなく、そういうものがこの世からなくなって大丈夫な人間です。スピリチュアルなことに興味・関心が強い人の気持ちがよくわかりません。ですが、きっと何か理由がありますよね。
以前、スピリチュアルなことにお金どんどん使ってしまうという方の相談に答えたことがあります⇒スピリチュアルなことにお金を使ってしまい貯金ができない時の解決法。
この方には、なぜご祈祷に心が傾くのか、その理由を考えてみては? とアドバイスしました。
すると、「両親ともに早く亡くなったから、自分は因縁が深いと思っていた。だけどそれは自分の思い違いだったかもしれない」という返事をいただきました。
そのメールはこちらで紹介しています⇒すごく高かったけど野望ガラクタをさっぱり捨てて次へ行きます 「勝手に因縁にしばられていたのかもしれない」のところです。
こんなふうに、なぜ自分が占星術を信じるほうを選んでいるのか、その原因を探ります。問題の根本にあるものを見つけ、それを解決するようにしてください。
一気に解決できないかもしれませんが、少しずつでも行動にうつしていくと、状況は変化します。
たとえば、老後のたくわえがないからといって、心配だけしていても、何の解決にもならず、ストレスがたまる一方です。
「老後資金が不安だ」と思ったら、実際にどれぐらい必要なのか、客観的に試算し、それだけのお金を調達するために、今からできることを始めれば、もうそんなに不安ではなくなります。
3.別のことをする
星占いのことが頭に浮かんだら、それとは全然関係のない、何か楽しいことをしてください。
通常、思考があって感情がわきあがり、それが行動に影響を与えます。
外的刺激:カレンダーを見て、今日は星回りが悪い日だとと気づく
↓
思考:きょうは星回りが悪いからよくないことが起こりそう。
↓
感情:嫌だなあ(ネガティブな気持ち)
↓
行動:家の中でじっとしている。または、悪いことが起こるのを待ち受ける
こんな感じですね。行動は一番最後ですが、じつは、思考、感情、行動は相互にフィードバックしあっています。行動を変えると思考も変わるのです。
このあたりについて詳しく知りたいときは、以下の記事を読んでください。
認知行動療法(CBT)を使って片付けられない思考を手放す方法。
心配性は自分で克服できる。恐怖と向き合うことを学ぶ(TED)
考えたくないことが頭をよぎったら、すぐに、何か別のことをやってみてはどうでしょうか。
散歩する、外に走りに行く、ジャンピングジャックをする、ぬり絵をする、手芸をする、家事をする(掃除や料理)、音楽を聞く、楽器を演奏する、笑える映画や動画を見る、など。
ジャンピングジャックがわからない人はこちらをどうぞ⇒嫌な気分や落ち込みを2分で解消できる7つの簡単な方法。
特に、運動すると、気分が上向くので効果的です。絵を描いたり、何か作ったりする、クリエイティブな活動もおすすめです。
脳は2つのことを1度に考えることができないので、別のことをすれば、とりあえず、星のことは忘れられます。
4.マインドフルネスをためしてみる
マインドフルネスとは、いま、目の前にあるものに意識を向けることです。いまを大事にします。
マインドフルって何、という方はこちらを⇒マインドフルネスで実現する。今この瞬間を生きて幸せになる4つの方法。
自分が考えたくないことは、考えていると、悲しくなったり、苦しくなったり、どんよりしたりする、ネガティブな思考だと思います。楽しいことならずっと考えていたいですから。
人がネガティブなことを考える理由は:
●過去に起きたことや自分のしたことに対して、気持ちの折り合いをつけたい
●これから起こることを恐れていて、用心したい(先の心配)
●ネガティブ思考がクセになっている
●うつに陥っている
こんなところでしょう。つまり、「いまこの時」にあまりフォーカスしていないのです。
そこで、ふだんから、「いま」とか「今日1日」を楽しんだり、望む未来につながる時間をいま、過ごすことを心がけてください。
そのために、1番の「書く」ところで、自分はこれからどうしたいんだろう、いま自分は何がほしいのか、いま自分が一番やりたいことって何、なんてことも考えてみるといいと思います。
瞑想をすると、心身の快適度があがると、言われていますので、興味があったら試してください⇒『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)
10分じゃなくても、ほんの数分でかまいません。
こちらの記事も参考になります⇒いろいろ考えすぎて不安がいっぱいの人へ。心配性を治す7つの習慣。
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今回は、考えたくないことが、頭にどんどん浮かんできたときの対処法を紹介しました。
私はふだん星占いや天体の動きについて考えることはほとんどありません。満月のときは、何か特別なことが起こるといいますが、そういうのも全然ピンと来ません。
厄年とか天中殺にも興味なし。私が唯一読んだ、占い的な本は、「ノストラダムスの大予言」だけです。この本、中学生ぐらいのときに、ベストセラーになっていました。でも、内容は全く覚えてません。
このような発想で生きていても、暮らすのに何の不自由もないわけです。
占いを信じすぎて不都合を感じている人は、「自分はあえて信じることを選んでいる」という視点をもつと、占いに支配される生活から抜けられるでしょう。