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来週の金曜日はブラックフライデー、それが終わるとサイバーマンデー、その次はクリスマスにお正月。
人が1年で一番買い物をし、物を贈り合う時期がやってきました。この時期、周囲に物があふれます。
そんなときに、シンプルに暮らすコツを5つ紹介します。
1.テーマを決める
まず、自分はどんな年末年始を過ごしたいのか、考えておきます。
旅行する、実家に帰るといった、予定だけでなく、全体的にどんなふうに暮らしたいのか、テーマを決めておくといいです。
このブログを読んでいる人は、「できるだけシンプルライフにする」と思っているでしょうが、もう少し具体的なテーマにしたほうがいいでしょう。
今年の冬休みはできるだけ外に出よう、昔の友達に会おう、お金を使いすぎないようにしよう、手作りを楽しもう、今度こそ、押入れの中を片付けてすっきりした正月を迎えよう、など。
私は、クリスマスがテーマの本をのんびり読んで、感謝するシーズンにする、というテーマにしました。
2.年末年始用の予算を立てる
年末年始、または冬休み用に予算を設定してみます。
細かい予算を立てるのではなく、ざっと心づもりするだけでOKです(きっちりやりたい人はそうしてください)。
関連記事⇒出費がかさむ冬場にお金を使いすぎないための4つの準備。
先日、買わない生活をしていたのに、うっかり着物を買ってしまったという方のメールを紹介しました⇒不用な物をうっかり買わないための7つの戦略。
以前も、春、新学年の時期に買い物しすぎてしまたっという方のメールを紹介しています⇒新生活を言い訳に買い物しすぎた私のざんげ。態勢の立て直しはこうする。
こういう失敗は、予算をたてておくと、ある程度防げるのではないでしょうか?
お金があるから使ってしまうのですから。
予算を立てると、いまこれだけお金があるのだから、これにこれだけお金を使えば、残りはこれだけになる、ということが、もっと実感できると思います。
予算設定するのが面倒なら、月づきの生活費と、その他の特別費に分けるぐらいでいいでしょう。
ラフに予算を立てるのもめんどくさいなら、月々の生活費を把握し、それプラス10%~20%ぐらいを手元に残し、あとはすべて、そう簡単にはおろせない口座に移してしまうといいでしょう。
クッションが20%だと少ないと思うなら、緊急にお金が必要な時ように、もう1つ、生活費と同じぐらいのお金を入れておく口座を用意すればいいですね。
私は、ふつうの銀行に口座を2つもっていて(チェッキングとセービング)、収入が入ると、生活費X2倍のお金をそこに確保しています。余分なお金は、全部オンラインの口座に移しています。
さらに、クレジットカードの使用も自分なりに制限しています⇒クレジットカードを使うとお金を使いすぎてしまう5つの理由
こうすると、余分なお金が手元に残りません。すると、いきなり大きな買い物をどーんとするとか、どんどん買い物をするという状況は、起こしたくても起きません。
自分の生活環境にあった方法で予算を立ててください。
3.贈り物をしすぎない
年末年始にお金を使いすぎたり、物が増えすぎたりする原因は、ギフトの贈りすぎにあると思います。
まあ、人間はみな、贈り物をもらったり、あげたりするのが好きです。
欧米の人は、クリスマスにどかーんと贈り、日本の人は、年間通じて、ちまちま(?)と贈り、その他の地域の贈り物事情は知りませんが、やはりそれなりに贈り物をするでしょう。
お金を貯めたいなら今すぐ捨てたい、日本人ならではの3つの習慣。
ギフトの交換はコミュニケーションの1つだし、円滑な人間関係を築く方法でもあります。
だから、今後も贈りあえばいいのですが、贈らなくてもいいギフトを贈るのをやめたり、贈り物のスケールを一段階、下げたりしてはどうでしょうか?
クリスマスプレゼント考:あげないことが最高の贈り物だと言いたい理由。
ついでに、カードや年賀状なども、義理で書いているなら量を減らすか、思い切ってやめることも検討してください。
年賀状を出すのをやめる方法。無理に出すのはおかしくないですか?
カードを交換するのは楽しいし、そうすることは自分の暮らしを豊かにしていると思えば、継続してください。
私も、毎年、日本の友人にはクリスマスカードを送っていますが、今年はポスコミを使おうかあと考えています。
ポスコミは、はがきの作成、印刷、投函までをやってくれるサービスです⇒ネットではがきが郵送できるポスコミ【1枚でも注文OK】
クリスマスカードを書くことは全く苦にならないのですあが、国際郵便の切手代があまりにも高いので、そこまでお金を出してすべきことだろうか、と考えてしまうのです。
いま、1通、2ドル65セントです。1通出すだけなら、どうってことありませんが、10通出せば、26ドル、20通だと50ドルを越えます。
私がカナダに来た1996年は、確か97セントあたりで、1ドルしなかったのですが、毎年、少しずつあがり、いまはほぼ3ドルです。
4.去年もらったギフトの始末をつける
今年のギフトを用意する前に、去年もらったギフトや、年内にもらったギフトで、手つかずのままになっている物の始末をつけます。
好みじゃないから、使っていない物。好みではあるが、ほかに使っている物があるので待機中の物。
よく中身も見ずにそのまましまいこんでいる物。
こうしたギフト品は、遅かれ早かれガラクタになります。
始末をつける方法:
・すぐに使う
・人にあげる(寄付する、バザーに出す、リギフティング)
リギフティング(regifting)とは、人からもらった物を別の人にギフトとしてさし上げることです。
Aさんからもらった物をBさんにあげるとき、AさんとBさんが知り合いだとまずいので(全員が納得ずくならOKですが)、多少、考える必要があります。失敗するとややこしいことになるので、チャリティなどに出したほうがいいとは思います。
・売る
フリマアプリなどで売る時間、心、体力の余裕があるならそうします。
・廃棄する
クリスマスカードや年賀状も、新しいものを送付する前に、古い物をチェックしたほうがいいです。
状況を考え合わせて、「もう年賀状は終わりにしよう」という決断に至るかもしれません。
5.早めに準備する
早めに、贈り物や行事用品、季節用品、食材などを買い、イベント準備も前倒しで行います。
ぼーっとしていると、どんどん予定がたてこんできて、忙しくなります。
いまの人は皆、忙しいのがデフォルトですが、さらに忙しくなってしまうのは、やることを先延ばしにするからです(私の体験からそう言えるのですが、どんな人もそうだと思います)。
なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
物ごとをギリギリにやろうとすると、焦りが生まれ、買い物にしても、何かの準備にしても、失敗する可能性があがります。
買い物は、平常心で行わないと、雰囲気に飲まれて、不用な物を買ってしまいます。
特に、年末年始のように、皆がどんどん買っているときはなおさらです。
「ちょっと準備するの、早すぎるかなあ」と思うぐらいでちょうどいいのではないでしょうか?
私も昔は、どちらかというと先延ばしタイプでしたが、いまは何でも早めにやるように心がけています。そのおかげでかなりストレスが減りました。
どうせやらなければならないことなら、先にやってしまったほうが精神衛生にいいです。
番外:人と自分を比べない
意思決定をするときの判断材料に、「ほかの人がそうしているから」という要素を入れないほうがいいです。
これは、今回書いた1~5番すべてに言えることです。
「ほかの人がやっているから」「ほかの人(両親や家族)にそう言われたから」ということよりも、「自分はどうしたいのか」を優先したほうが、暮らしはシンプルになります。
私の友だちは、「日本ではシンプルライフは無理よ」と言うのですが、それは、何から何までほかの人と同じようにしようとするからです。
自分はどうしたいのか、何が自分を幸せにしてくれるのか、そんなことを考えて、自分の価値観に沿った暮らしをすれば、別に山に引きこもらなくても、出家しなくてもシンプルに暮らせます。
自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)
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人の集まりが苦手ならこうしよう:年末年始のストレス対策その2
本当のことを話せば、ほかの人の本当の姿にふれることができる(TED)
ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)なクリスマスの過ごし方、3つの提案。
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物があふれる時期を、できるだけシンプルに過ごすコツを紹介しました。
先日、使っているオンラインのサービスから、「12月はもっとも小売の売上が伸びる時期です。ソーシャルメディアマーケティングの準備はできていますか?」というメールが届きました。
すでに、ブラックフライデーの先行セールをやっているショップもあります。
自分のしたいことを考えておくと、雰囲気に飲まれることもないでしょう。