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やれやれ、と座り込んでしまう前に、ほんの5分もあれば片付けられる場所を7か所紹介します。
忙しいときや疲れているときは片付けをする気になれず、仕事や外出先から戻って、すぐにこたつに入ったり、ソファに寝転びたくなったりするかもしれません。
けれども、どこかに腰を押しつけてしまう直前が、実は片付けのチャンスなのです。
すでに立っているときや、何かをするために立ち上がった、いまその時が。
そのチャンスを逃さないでください。
1.薬を入れてある場所
薬箱や専用の引き出しなど、ふだん薬を入れてある場所の中から、使用期限が切れた薬や、中途半端に残っている虫除けや日焼け止めスプレーなどを取り出して捨てます。
我が家では、薬やバンドエイドは、透明のプラスチックのケースに入れて、バスルームの棚に置いています。
といっても、私は薬を使わないので、これはもっぱら夫専用の箱になっています。風邪薬などが入っています。
体温計も入っていますが、ここ数年まったく使っていません。
子供が小さいときは、よく熱をはかっていましたが。
年月がたつと、必要な薬や、メディカル用品も変わってくるので、ときどき見直したほうがいいです。
必要ないのに、入れたままになっている物が見つかると思います。
2.レターケースの中
レターケースとは、届いた郵便物を入れておくウォールポケットのことです。
私の母の部屋の柱には、もう何十年も前から、グリーンのフェルト製の、リスかアライグマかわかりませんが、動物の形をデザインした郵便受けが、かけられています。
その中には、これまた、何年も前の振込票の控えや、ハガキ、DM、などが入っています。
母は、どこに入れていいかわからない紙ものはこのレターケースの中に突っ込んでしまうようです。
ウォールポケットがなくても、木箱やかご、トレイなどに郵便物を一時的に保管している人も多いでしょう。
こうした「郵便物の一時置き場」の中身を改めて、もう不用な紙を捨てます。
実は、郵便物をためないコツは、このような一時置き場を作らず、郵便ポストからそれぞれの郵便物があるべき場所に直行させることです。
郵便受けから郵便物を取り出したら、立ったまま処理してしまえば、郵便置き場や、机の上に紙ものがたまることはありません。
私が郵便物を入れる場所は2箇所です。
DM類⇒リサイクル用ゴミ袋の中。とはいえ、カタログやDMのたぐいは、全部止め、「ジャンクメールを入れないでください」というステッカーも貼ってあるので、めったに入りません。
返信のいるもの、取っておきたいもの⇒マニラフォルダの中(仕事中はつねに机の上にだしてあります)
マニラフォルダとは、こんな感じの紙ばさみです。
書類の仕分けに使うものですが、私はTo-doリストと処理が必要な手紙や書類を入れる用に1つと、経理用に1つ、常時使っています。
その他、複数の書類を扱うプロジェクトがあるときも、それ専用のフォルダを1冊作ります。
たとえば、以前、デビットカードを不正利用されたとき、書類を数枚そろえる必要があったので、それ専用のフォルダを用意して、この中に書類や作業のメモを入れておきました。
紙ばさみは安いし、単純なしくみだし、書類があちこち散らばらないので便利です。
3.パントリーの中
パントリーとは、乾物やインスタントラーメンなどの食料品を保存しておく場所です。
棚、引き出し、ワゴン、かごと、入れる場所はさまざまでしょう。
入れ場所をしっかり決めていなくても、なんとなく、食料品を入れている場所があると思います。
その中を片付けます。粉が飛び散ったり、ホコリがたまっていたりしますし、数年前のお茶や食べずに放置している即席〇〇といった商品が見つかるものです。
ふだん食品を買いすぎる人は、その分、まめにパントリーの中を整理しておかないと、死蔵品が増えます。
ときどき、パントリーチャレンジをして、古い食品を食べきっておくと、パントリーのストックがふくれあがることを防げます。
パントリーチャレンジとは? ⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
4.下駄箱の中
下駄箱の中は不用品がたまりやすい場所です。
なぜなら、汚れやすいのに、掃除しにくい場所であり、たいてい、むき出しではなく、扉がついているので、中身が見えないからです。
私の実家の下駄箱も、母1人しか住んでいないのに、たくさんの靴が入っています。
はきつぶしたつっかけや、めったに使わない草履、めったにはかない靴、もらったままそのままになっている靴、古ぼけたスリッパ、靴を磨く道具がぐしゃぐしゃに入った箱など。
靴磨き用品を入れた箱の中がぐしゃぐしゃになるのは、粗品でもらった靴を磨くスポンジや布きれ、携帯用靴磨きみたいなものを、どんどん入れるからです。
その箱は、もはや靴のお手入れグッズを入れる箱ではなく、ガラクタ入れ場と化しています。
日本は粗品でいろいろな物をもらうことが多いし、もらうとたいていの人はそれを捨てないため、粗品や景品が家のあちこちに散らばって、ガラクタ化します。
いらない物なのに、しっかり断れない人、いらない物なのに、捨てられない人は、靴箱の中はまめにチェックしたほうがいいでしょう。
今回チェックして、やたら不用品を発見できた人は、いっそ、下駄箱の扉を取り外してしまうといいかもしれません。
5.洗面所の引き出し
洗面所の引き出しも、下駄箱の中と同様、物がたまりやすいです。
粗品でもらった自分では使わない品物や、コスメのサンプル、使いかけのスプレーやチューブ、ゴミがのびた髪留めなど、入っていませんか?
引き出しが深かったり、奥行きがありすぎると、不用品がたまっていきます。
じゃあ、浅い引き出しや、細かく仕分けされた引き出しなら、不用品がたまらないか、いうとそうとも言えません。
引き出して使うものである以上、奥のほうには、入れっぱなしで忘れている物がどうしてもたまります。
6.食器棚、1段だけ
1段と書きましたが、大きな食器棚なら、30センチ分だけとか、片側の扉の分だけ、と区切って片付けます。
ターゲットはもう使わない食器、めったに使わない食器、粗品でもらったまま手つかずの食器です。
マグ、コーヒー用のタンブラー、湯呑、小鉢などで、使っていないのに、ずっと食器棚に入っているものはないでしょうか?
ひびが入ったり、欠けたりしているのに、そのままなんとなく入っている物はありませんか?
所要時間は5分を想定しているので、そんなに大規模な断捨離をする必要はありません。いらない物を1つだけ捨てられたらそれで充分です。
大量の食器を断捨離できるマインドセットとは?:ミニマリストへの道(65)
7.下着を入れている引き出し
ハンカチ、タオル、下着、ソックスは数が増えやすいうえに、捨て時がわからず、いつまでも使わないものをかかえこんでしまいます。
下着専用にしている引き出しをあけて、もう使わないものは捨てます。
特に、新しい物を買ったときに、古い物を捨てない人、なんでもストックを多めに持ってしまう人、買い物の頻度も量も多い人は、引き出しの中が膨張する傾向があります。
その他の5分で片付けられる場所や物
過去記事でもすぐに片付けられる場所を紹介しています。
今すぐできる8つのプチ断捨離。捨てるのが苦手でもトライする価値あり
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短時間で片付けられる場所を7つ紹介しました。
今年1年、ずっと片付けたい、断捨離したいと思っていたのに、結局、何もせず、12月20日まで来てしまった人は、今回書いた7つの場所のどこかを、すぐに片付けてください。
断捨離を始められない人は、捨てることを大げさに考えています。
何も始めていないうちから、「うまくできないんじゃないか」「片付けられないんじゃないか」「ものすごく大変なんじゃないか」と心配しすぎています。
べつに一度に完璧に捨てなくてもいいし、いきなりすべてをきれいにしなくてもいいです。
いまこの瞬間までは、その物だらけの部屋でふつうに暮らしていたのですから。すぐにきれいにならなくても失うものなんて何もありません。
たとえ、1つでも2つでも、もういらない物を捨てることから、すべては始まります。
小規模な片付けを毎日積み重ねてください。きっと、違いを実感できるでしょう。