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現在、多くの人が、ソーシャルディスタンスを取るため、家で隔離生活をしています。
どこにもいけないそんな時は、家の中を片付ける絶好のチャンスですが、あいにく、寄付センターも閉まっています。
ガレージセールも禁止だし(私の住んでいるところは)、個人的に売り買いするのも、ためらわれます。
できるだけ、人に会わないようにするべきですから。
そんなとき、何をどうして断捨離したらいいのでしょうか?
私がやっている7つの片付け法をお伝えします。
1.取り除けておく
不要品が出たら、大きなビニール袋(透明の袋だと中身がわかるのでよい)に入れておき、「グッドウイル行き」とか、「フリマで売るもの」とはっきり、くっきり書いたラベルを貼り、物入れ場に入れておきます。
ラベルには日付も書いておくといいでしょう。
私は、本を数冊袋に入れて、我が家に唯一ある、ストーレージに入れてます。
ここは、夫のガラクタでいっぱいです。この写真を取るため、久しぶりに、物入れ場に行ったら、なんと夫がミルクジャグに水をためていました。
なぜ?
水がなくなると思っているのでしょうか?
このように、いったん家のどこかに置いておき、制限が解除さ、寄付センターがあいたら持ち込みます。
ただし、いきなりどどどっと持っていくと、寄付センターの人が困るから、数ヶ月は様子を見て、平常運転になったころに持っていくといいでしょう。
2.デジタルなガラクタを捨てる
3月21日だったと思いますが、寄付センター(グッドウイルやヴァリュービレッジ)が閉まってからは、私は、デジタルなものを捨てるほうにシフトしました。
デジタルなガラクタの例:
Eメール
写真
もう使わないドキュメント
もう使わないソフト、アプリ、プログラム
音楽
映像、動画
ブックマーク(お気に入り)
クッキーやキャッシュ(テンポラリーインターネットファイル)
古いパスワード
古いコンタクト
古いアカウント
よけいな通知機能
詳しくは⇒月に1度は、ためこんでいるデジタルなゴミを捨てよう。
いま私が集中的に捨てているのは画像です。Googleドライブに入っている画像を見直して、ばさばさ削除しています。
3.パントリーチャレンジ
買い物に行く頻度を落とすべきなので、パントリーチャレンジをするチャンスです。
もともと、私は、そんなにパントリーに食べ物をストックしていませんが、母に送ってもらった豆などを意識して食べています。
冷蔵庫、冷凍庫に食べ物がいっぱいある人は、新たに買うのではなく、すでにある物から食べていくと、ストックが適正量になるでしょう。
きびしい外出制限が出ているフランスでは、自宅でパンやお菓子を作る人が増えて、小麦粉が品薄だそうです。
アメリカでも、場所によってはバターやイーストが品薄。
バルクバーンバルクバーンでアルバイトしている娘によると、イーストは、このへんでも不足しており、しょっちゅう、客に、「イースト、ありますか?」と聞かれるそうです。
みな、ベーカリーやお菓子屋、カフェに行けないし、手持ち無沙汰で時間はあるから、自分でパンやお菓子を焼いているようです。
かわいくできたら、SNSでシェアして盛り上がる、という楽しみもあります。
しまいっぱなしだったパスタマシンを持ち出して、手作りパスタを作る人もいます。
先が不安だから、コンフォートフードを食べるのだと思います。
コンフォートフードとは、食べるとなんとなくほっこり癒やされる食べ物す。
パンケーキ、グラタン、ピザ、ピーナツバターサンドイッチ、アイスクリーム、パスタ・アンド・ミートボール、マカロニ・アンド・チーズ、フライドチキン、チキンポットパイ、フレンチフライなど、人によって、コンフォートフードは違いますが、炭水化物が多く、カロリー高めのものばかりです。
こういうものを食べると、脳内の報酬系が「カロリーを取ったね、よくやった」とばかり活性化されます。
くわしくはこちら⇒砂糖を食べると脳内で起きること(TED)
そのときは、ハッピーですが、食べ過ぎると血糖値が急上昇したのち、急降下するので、心の安定には逆効果ではないでしょうか?
ストックしすぎた、コンフォートではないが健康にいいものを、淡々と食べるほうが、穏やかに生活できます。
パントリーチャレンジとは? ⇒ パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
4.サブスクリプションの見直し
各種、会員登録、メンバーシップを見直します。いくつかは、デジタルなものの断捨離とも言えます。
たとえば、
ジムのメンバーシップ
ケーブルテレビの契約
定期購読(新聞、雑誌)
定期購入
各種会員サイト
ネットのサブスクリプション(動画、本、雑誌、音楽、各種サロン、ゲーム)
SNSのアカウント
SNSのグループ
フォローしているもの
習いごと
知らず知らずのうちに、いろいろなオンラインの集まりに参加していますから、ここらで、いったん整理して、本当に必要なものだけに参加するといいでしょう。
いま、外に行けないから、ネットでつながる、ということをやっている人が多いですが、ネットでコミュニケーションを取るのは、それはそれで疲れるので、やりすぎないようにしたほうがいいです。
デジタルなやりとりばかりしていると、座りっぱなしになるし⇒座りっぱなしが寿命を縮める。座りすぎのリスクとそれを回避する方法。
目も頭も疲れます。
不用なカタログやDMも止めましょう。
5.使うことにフォーカスする
寄付したり、売ったりできない不用品は、自分で使うという方法もあります。
意識的に死蔵品を使います⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。
未読本なら、実際に読む、ためにためたクラフトの材料で実際になにか作る、など。
現在、私が、意識して使っているのは文房具(カラーペン)と、裏紙です。
これまで、しっかりやっていなかった教材も、毎朝30分使って消化しています。
いまは、買い切りのオンライン教材を順番に見ていて、これが終わったら、アナログの教材に移る予定です。
消化する順番は
1.)販売元が用意したサーバー上にあるもの
2.)自分でダウンロードしたもの
3.)アナログの教材
こうしています。
販売元が用意したサーバー上にあるものは、いったん買えば、この先、好きなときに何度でもアクセスできますが、「いつでもアクセスできる」と思っていると、いっこうにやらないので、優先的にやるようにしました。
6.買わなくていいもの探し
これまでずっと使ってきたけれど、なくてもよさそうなものをなくしてみる、というのも、自己隔離中にやるのに適しています。
たとえば、ヘアケア商品(シャンプー、コンディショナー、スタイリングに使う液体など)や化粧品の品数を落とすとか。
誰にも会わないし、店も開いていないのだから、湯シャン、肌断食、セルフカッドなど、自分で試すいいチャンスです。
先日、ニュースで、庭に立って、シアーズというガーデニング用のはさみで、自分の髪をばさばさ切っているおじいさんの映像を見ましたが、すがすがしく感じました。
7.行動の見直し
最後は行動の見直しです。
日々、自分がよくやっている行動を10個書き出し、そのうち、もっとも大事なもの2つを選び、残りの8個の中から、やらなくていいことを探して、もうやめます。
これは、80対20の法則(パレートの法則)の考え方をベースにした見直しです。10個のうち、本当に大事な2個をしっかりやれば、生活は充実します。
パレートの法則について⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です
家事、仕事、勉強など、カテゴリーを決めて、10個出してもいいですし、もっと範囲をせばめて、何かを勉強するためにやっている10個のことを出して、2つを選ぶ、といったやり方をしてもいいでしょう。
どんなことも、メリハリをつけてやったほうが効果的です。
いま、カナダにおける感染の80パーセントは、ケベック州とオンタリオ州で発生しています。感染の多い地域でも、特に感染が発生している場所(ケアホームなど)がいくつかあります。
ケベックとオンタリオのケアホームを集中的に対策すれば、カナダ全体の感染も死者数も一気に減るでしょう。
それができるかどうかは別として、ポイントをおさえて時間とエネルギーを注いだほうが、結局は、全体的な質があがります。
「いつも、いろいろなことをやっていて忙しい」という人は、ぜひ、パレートの法則を取り入れて、やらなくていいことを見つけ、手放してください。
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不用品を寄付できないときにできる片付けを7つ紹介しました。
すぐに寄付センターに持ち込めないのは不便ですが、一時的なことなので、工夫して乗り切りましょう。
カナダでは、今週、中央政府が経済活動再開のガイドラインを発表し、早い州は来週から、そうでない州も5月中には再開すると思われます。
不用品の処分もしやすくなっていくでしょうから、いまは、家の中でできることに集中してシンプル化をはかるといいですね。