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視覚的ノイズを減らす簡単な方法を紹介します。
視覚的ノイズは、「ごちゃごちゃしていて見た目にうるさい状態」です。
そばにいろいろな色や形のものがあると、ノイズができあがります。
ノイズが多いからイライラする
視覚的ノイズにさらされていると脳が疲れるため、集中もリラックスもできません。
ピンとこない人は、左右の耳から、イヤホンでそれぞれ違う曲を聞いてみてください。言いようのない不快感を感じるでしょう。
ここまで極端ではありませんが、視覚的ノイズの多い部屋にいるとき、あなたはいつも、不快感を感じています。
ただ、いつもごちゃついた部屋にいる人は、それが普通になっていて、すごくノイズの多い環境にいることに気づいていません。
ちょっとしたことでイライラするのは、ノイズのせいなのに、「夫や子供のせいだ」なんて思っています。
ノイズを減らすともっと心穏やかに暮らせます。まず、飾り物を攻略しましょう。
1.全く飾らない/最小限にする
飾り物はノイズを作り出す元凶ですが、比較的簡単にノイズを減らせます。
飾りすぎないだけでOKです。
ただ飾ってあるだけだから、撤去したって、生活が不便になるわけでもありません。
これは、私のディスプレイコーナーです。
キャラクター商品の多くはカラフルで、飾る前からノイズが多いです。
いかにして私はキャラクターグッズを卒業したか~大量の「かわいい物」を断捨離して得た境地とは?
しかし、サザエさんの人形を1個しか置いてないから、「うるささ」より「ほほえましさ」のほうがまさっていると思います。
ちなみに、このサザエさんのポーズは、パワーポーズと言って、自信を持ちたい時にするといいポーズです⇒2分で人生を変える方法「ボディランゲージが人を作る」(TED)
「私はもっといろいろな人形や小物を飾りたい」。そんな人は、この先に進んでください。
2.意味のある物だけを飾る
飾る意味のある物だけを飾って数を絞れば、スッキリします。
絞り込めないなら、何のために飾っているのか考えるといいでしょう。
・縁起物だから(正月飾り)
・幸運を呼び込むため(風水グッズ)
・忘れないため(結婚式の写真)
・いつも見ていたいから(ファングッズ)
・幸せな気分になりたい(子供の作品)
このあたりは、数が多すぎなければ、飾る意味があると思います。やりすぎなければ。
でも、
・もらったから義理で⇒贈り物を捨てたことが相手にばれそうでとても心配です←質問の回答
・ほかに置き場所がないから
こんな理由で飾る必要はありません。
3.余白を持たせる
びっしり飾らず、余白をとります。
美術館や博物館で観察するとわかりますが、余白のあるなしで、展示物の見え方がずいぶん変わります。
「余白のとり過ぎかも」と思うぐらい、余白を取ってください。必ず、ノイズが減ります。
何かを置くときは、ただ置くのではなく、セットで余白を持たせるようにするといいでしょう。
飾りものと余白はペアで考えてください。それは、昼の活動と夜間の睡眠がセットであることや、車を買うと駐車場の確保が必要になること同じです。
新たに飾り物を買うときも、飾りものの前後左右上下に余白がある様子を想像するといいでしょう。その余白込みで、置くところがあるなら、買ってもいい、と決めるのです。
シンプルに暮らすために余白を取ることを意識したい7つのもの。
4.統一性をもたせる
色や形が違うものが、ランダムに置かれているとノイズが増えるので、できるだけ統一させます。
色、形、場合によっては材質をそろえます。
統一性を持たせることは、インテリア雑誌にもよくのっているアドバイスだから、誰でも知っているでしょう。
あえて違うものをぶつけて、センスよく見せる方法もあるにはあります。
しかし、物が多く、家全体がぐしゃぐしゃで、なんとかもっときれいにしたいとあがいている段階で、こんな難しい技に挑戦する必要はありません。
統一性を持たせるもっとも簡単な方法は数を絞ることです。
数が増えれば増えるほど、統一させなければならない要素が増えます。
統一性を持たせようとしてする失敗に注意
統一性を持たせる方法として、「すべてを、同じかご/ケース/透明なガラス瓶etcに入れましょう」というアドバイスが、ネットや雑誌にのっているかもしれません。
私に言わせれば、これは危険な方法です。
収納グッスや収納できるスペースを増やせば増やすほど、余計な物が増えるからです。
すきま収納は、本当の問題を解決しない。もっと空間を大事にすべき。
確かに、同じかごに入れてしまえば、ノイズは減るかもしれません。
でも、それはきれいにしまった時だけです。
飾り物は飾るためにあるのですから、しまいっぱなしにするのはおかしいですよね?
ずっとしまいっぱなしにするなら、飾り物を持つ意味がありません。
季節によってローテーションさせることはおすすめしていますが、1年に1回ぐらいは出番があります。
5.オープンシェルフよりガラスの戸棚に飾る
飾り物をたくさん飾りたい人は、背面や側面の板がないオープンシェルフより、ガラス扉がある戸棚を使ったほうがいいと思います。
オープンシェルフは、物を取り出しやすくしまいやすいし、中身が一目瞭然でわかるし、飾り方によっては、センスのよさをアピールできます。
しかし、取り出しやすくしまいやすいから、どんな物も、この棚にどんどん突っ込んでしまいます。
扉がないということは、扉のあるケースに比べて、収納にリミットがないということです。だから、前面に物があふれます。
ガラス扉のあるケースや棚は、その中に入り切る分しか入れることができないので、おのずと飾る量にリミットがかかります。
「オープンシェルフは、何が入っているか一目でわかるから、持ち物を把握できて、衝動買いを抑えられる」と言う人もいますが、「本当かよ?」と思ってしまいます。
このタイプの棚は、中身が赤裸々に見えるので、むしろ視覚的ノイズが増えます。
飾り物にほこりが積もるし、地震があると、中身がガラガラと落ちてくるという、うれしくないおまけ付きです。
6.飾り物と実用品の間の物に注意
食器棚の中を見てみると、食器としての出番は全くないが、見た目が素敵だから、カラフルでかわいいから置いてある食器が見つかると思います。
それは実用品ではあるものの、その実体は飾り物です。
こうした品物は、飾り物と考えて、この記事に書いた飾り物の視覚的ノイズをなくす原則を適用してください。
食器棚には、食器として毎日活躍する機能性の高い物だけを入れたほうが、ノイズが減るし、ほかの食器を使いやすくなります。
7.ありふれた物を飾らない
量販店や100円均一ショップに売っているよくある飾り物をたくさん飾るより、芸術的な物や、自分にとって意味深い物を飾ったほうが、視覚的ノイズが減ります。
それは、どこにでもある物ではなく、あなたにとって特別な物であり、貴重なスペースを使って飾る価値のある物です。
「スペシャルな物だけを飾るんだ」と飾り物を選ぶハードルをあげれば、飾り物の増殖は止まります。
☆この続きはこちら⇒郵便物の山を絶対作らない:視覚的ノイズをなくすコツ(その2)
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視覚的ノイズを減らす方法として、飾り物を見直すことをおすすめしました。
1つひとつはかわいい飾り物も、たくさん集まると迷惑なノイズになります。
「部屋がぐしゃぐしゃだけど、物は捨てたくないんです」。こんな人は、ノイズに意識を向けることから始めるといいでしょう。