車のハンドルを握る手

ミニマルな日常

車を手放すのがつらい人に私が伝えたいこと。

先週、車を手放すことに関する読者のお便りを3通紹介しましたが、さらにメールをいただいたので紹介しますね。

まずマカロンさんのお便りです。



いったん車をキープして様子を見ては?

件名: 愛車を手放せないありんこさんへ

筆子さん、こんにちは。

昨日のありんこさんのお悩みについて、私もお便りしようと思っていたことがあります。

都内に引越し予定とのこと。

私も都内在住で車を持っています。

おそらく駐車場代を気にされているので23区内かと思いますが、地域、条件(屋根有無、機械式、アスファルト、砂利等)によってかなり差があると思います。

特に地方の方は東京と言うだけで駐車場やマンション、物価等高いと思うかもしれませんが、23区内でも都心はとても高くとも下町地区はそれほどてもないかと思います。(地方に比べると高いとは思います)

また、電車バスは多いですし自転車でも不便ないかもしれませんが、都内でも買い物等不便な地域は割と多く、車があると近隣県に出かけたり何かと便利なことも多いです。(お金は使うことになります)

ガソリン代、駐車場代、税、車検代と維持費を考えると手放した方が節約なのはわかって、我が家は登山にでかけるのもあり、それでも維持しています。

ですので、そんなに大切な愛車、筆子さんの1番目の提案、まずはクルマを持ってしばらく過ごしたうえで、持ち続けるか手放すか考えるのがいいと思います。

結果、手放すとなった時、今日のとても素晴らしい読者様のアドバイスを参考にされるのがいいと思いました。

もし、引越先が中央区や港区等都心のとーっても駐車場の高い地域でしたら、うーん悩みますね。





マカロンさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

確かに、一口に都内と行っても便利な場所もあれば、車がないと不便な場所もあるでしょうね。

「東京と聞くだけで物価が高いと思ってしまう」。

確かにそういう面はあるかもしれません。

「駐車代が高い」とぼんやりした想像をするのではなく、実際にどこに駐車するのか、費用はどれだけかかるのか、見積もりをするべきでしょう。

ほかにも、先週、紹介したお便りにもありましたが、

・車の年式

・どこに住むのか(駅が近いのか)

・(駐車代を含めて)維持費はどれぐらいかかるのか

・その費用をまかなえるのか

・車をもつとしたら、何に使いたいのか

こうしたことを考え合わせて決めたほうがよさそうです。

マカロンさんは、車を便利に使っているそうですが、たとえ東京でも、そういう人は多いでしょうね。

でも、最近はマイカーを持たずに車に乗る選択肢も増えましたよね。

リース、サブスクリプション、カーシェア、レンタカーなど。

これを機会に自転車や公共交通機関を使う派にシフトする方法もあります。

結局は、その人の車の使い方で決まりますね。

では、マカロンさん、これからもお元気でお過ごしください。

次は、赤ジョグさんのお便りです。

いったん手放してみては?

件名: 車を手放すのがつらい方の記事について

車を手放すのがつらい方の記事を大変興味深く拝見しました。

私は車が大変好きで一時期、自動車メーカーに勤めていたほど熱中していました。

これまで30台程度の車を乗り継いでいましたが、現在は1台も所有していません。

職場に近いところに住めば車はいらないじゃないと思ったのがきっかけです。

そして一軒家を引きはらい職場へ歩いて10分の賃貸マンションへ引っ越しました。

1 一旦手放してみては

手放したらその車が廃車になってしまうことを危惧されているかと思います。

車屋さんに持っていくとよっぽどの希少車・人気車以外の古い車は廃車されてしまうと思います。大事にしていた車、どなたかに乗っていただきたいですよね。
 
希少なデザインということなので、私の経験上、個人売買で引き取り手が見つかる可能性が非常に高いと思います。

ヤフオクなどで出品してみてはいかがでしょうか。けっこう引き取り手が見つかりますよ。
 
私はある車種の車を一旦手放して数年後に再度購入(別の個体ですが)したことがあります。

持っているといろいろな費用がかかります。所有していないと当然その費用は発生しません。

買い戻すときに少々高くなったとしてもそのまま持ち続けるより費用的には安くあがります。
 
世界に数台という超希少な車種でないかぎり、だいたいの車は市場に流通(個人売買まで含めると)していて再度購入可能なものです。

住む場所が変わって再度維持できるようになったときに購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

2 手放してわかったこと

自動車税、任意保険、整備、春秋のタイヤの交換(積雪地なので)から開放されて生活がシンプルになって暮らしやすくなりました。

経済的な負担がなくなったことも大きいです。

そして車を手放すことで得られる一番大きなことは、事故で誰かを傷つけてしまう可能性が全くなくなったこと、これにつきます。

赤ジョグさん、こんにちは。お便りありがとうございます。

車を手放しても、また入手可能だから、手放してはどうだろうか、というご意見ですね。

特定の車に思い入れがある場合、「思い出の品」になっていると思います。

思い出なら、心の中に残るので、コストを支払いながら、持ち続けなくてもいいでしょう。

赤ジョグさんは、職場の近くに引っ越して、車を手放したんですね。

徒歩10分で職場に行けるなんて最高ですね。

賃貸だとそういうメリットを享受できます。

自分が行きたい場所(学校や職場)が、自宅に近いということは、かなり人生を楽にしてくれると思います。

費用だけでなく、時間も大幅に節約できますから。

私が今回引っ越しを思い立った理由の1つは、娘の住んでいる場所に歩いていける距離に住みたかったことです。

娘が元気だったら、そんなことは考えなかったかもしれませんが、病気になってしまったので、掃除など、できることをサポートしてあげたいと思いました。

娘の家のそばの物件を見に行きましたが、「近いって最高だ!」と思いましたよ。

確かに、車を運転しなければ、交通事故の加害者になる可能性はゼロですね。

この点でも、車を所有しない暮らしは、ストレスを大幅に減らしてくれるでしょう。

では、赤ジョグさん、これからもシンプルな暮らしを楽しんでください。

ありんこさんからいただいたお便りを紹介した記事⇒愛車を手放すのがつらい。気持ちの整理の仕方を教えてください←質問の回答。

読者の感想を紹介した記事⇒車を手放すかどうか迷っている人の記事を読んで。

車に乗らない筆子が思うこと

私は車を運転しないので、車ももっていません。

車を運転しない理由はこの記事に書いています⇒車を持たない生活、その5つのメリットとは?

カナダは、日本に比べたらずっと大きいし、鉄道が縦横に張り巡らされているわけではないので車社会です。

「ふつうの人」は車を運転します。

私もカナダで生まれ育ったら、車を運転していたかもしれません。

10数年前まで、夫に免許を取るように何度か言われました(日本で免許を取得しましたが、運転する気がなかったので失効させました)。運転免許は、身分証明にもなるし、「ちゃんとした社会人」の証(あかし)でもあります。

先日、見に行った家は、入居するのに、アプリケーション(申し込み書)を出す必要がありましたが、その紙に免許の番号を書くらんがありました。

それぐらい、多くの人が車を運転します。

ですが、どう考えても、車を運転する気になれませんでした。

そもそも車に全く興味がない、これまでの人生で車のことを考えたことなんてほとんどない(生涯を通算して、30分もないと思う)

車のCMを見ても、何も感じない、街を走っている車にもまったく意識が向かない(当然、車種とかさっぱりわからない)、ちっとも運転したいと思わないし、運転して行きたいところもない

そもそも、いつも家でブログを書いているだけだ、車のメカについて考えなきゃいけないのかと考えるだけで気分が滅入る、管理するものや維持費のかかるものがもう1つ増えるなんていやだ、手放すのが面倒くさそうなものは持ちたくない。

そんな気持ちだったんです。

幸い私は、バスや電車のある都市部に住んでいるので、車がなくても生活できます。そして、住む場所は自分で選択できます。

「私は車運転しませんから」という態度を貫いているうちに、アマゾンや、Uber(配車サービス)、食料品をデリバリーしてくれるスーパーなど、便利なサービスが生まれ一般的になってきました。

免許や車がなくてもお金さえあれば、車を持つのと同じような生活ができるわけです。

そして、車の維持にはすごくお金がかかります(娘や夫を見ていてそう思う)。

同じ人間に生まれ変わっても、私は車を運転しません(歯のケアはしっかりするけど)。

でもこれは、私が望む生活に車が不要だからです。

自分の求める生活に車が不可欠なら、所有するべきだし、そうすることに迷いはないと思います。

車に関するほかの記事

ちょっと寂しかったけど、車を手放してよかった。

ペーパードライバー予備軍の私~車は本当に必要なのか?

ペーパードライバー歴20年、もう免許は返納すべきか?

こうやってペーパードライバーを克服しました。

当たり前のように必要だと思っているけど本当はいらない5つの物。

****

ペーパードライバーの記事もそうだったんですが、車の記事は反響が大きいですね。

しかも、みんな言っていることが違います。

つまり、正解はないということ。

ありんこさん、「まずい選択をしてしまうこと」を恐れず、勇気を出して決めてください。





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