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もっと片付いた部屋で暮らしたいけれど、どうしても部屋のあちこちにものを置いてしまう。スペースがあると、すぐに隙間収納してしまう。
そんな人に、そのへんにものを置くクセを手放すコツを7つ紹介します。
1.余白の価値を意識する
空間を埋めるより余白を作ったほうが生活の質があがると考えてください。
ものをどんどん置いてしまう人は、「余白は埋めるためにある」と考えています。
ですが、余白はむしろ残したほうが、精神衛生のためにいいです。
スッキリしているほうがリラックスできるし、気分が休まりますよね?
休息を取りたいときにしっかり休憩できるし、逆にバリバリ仕事をしたいときはちゃんと集中できます。
美術館でも、余白を十分とって、作品を展示し、それぞれの魅力を引き出しています。
枯山水も余白があるから、小宇宙を感じられるし、伝統的な和室も、最低限の家具や装飾だけで構成されているからこそ、自然の光を楽しんで安らげます。
普段の生活で、余白の美に敏感になると、スペースを隙間収納でどんどん埋めるクセを手放せるかもしれません。
シンプルに暮らすために余白を取ることを意識したい7つのもの。
2.強制的に余白を1つ作る
小さなスペースでいいので、何もないスペースや余白を強制的に作ってください。
すると、余白のよさを実感でき、「もっとこういう場所を作りたい」という意欲がわきます。
ものがないスペースを作るのにお勧めの場所を3つ紹介します。
・冷蔵庫の扉
マグネットや写真、お知らせなどをベタベタ貼りがちですが、全部取ってください。
よく考えてみると、冷蔵庫の扉に貼らなくてもいいものが貼ってあるんじゃないでしょうか?
以前、こんな記事を書いていますが⇒意味もなくなんとなくマグネットを集める人:ミニマリストへの道、番外編10 私も昔は、冷蔵庫の扉にあれこれ貼っていました。
今、スヌーピーの小さいマグネット以外は何も貼っていませんが、昔に比べて、今のほうが断然、生活が整っていてストレスが減っています。
マグネットはこちらで紹介⇒「いつか使うアイテム」をいつ使うか決めてしまえば、ちゃんと使える。
冷蔵庫の扉にいろいろなものを貼るのは、生活を快適に、便利にするためだと思います。でも、本当にそうなっていますか?
・ナイトテーブルの上
ベッドサイドにテーブルがあるなら、置き時計など、最小限のものだけを置くようにしてみてください。
睡眠の質があがりますよ。
寝室にあるごちゃごちゃした物を捨てて快眠を得る:プチ断捨離22
・ダイニングテーブル
ダイニングテーブルは意外とものを起きやすい場所です。
頃合いの場所にあるから、郵便物や新聞、調味料、リモコン、化粧品などなどちょい置きしてしまいがち。
でも、食事をするテーブルには、何もないほうが、落ち着いて食事を取ることができます。
私の実家でも、しょうゆや塩、リモコン、梅干しを入れた小さな陶器の容器(柿の形をしていた)をのせたトレイがいつもテーブルの上にありました。
大きなテーブルだから目障りというほどではありませんでしたが、トレイがあると、その上に小さなものを置いてしまいます。
潔く、すべてを取り去ってください。
3.すぐに片付けることを習慣にする
飾りものは、出しっぱなしにするためのものだからいいとして、装飾品でもないのに、いろいろなものが出ているなら、ものを使ったら元の場所に戻す習慣をつけてください。
5月に引っ越しをしてから、よく娘の家の掃除に出向いています。
娘は、出したものや家に持ち込んだものをすぐにしまいません。だから、時間が経つにつれて、カウンターやテーブルの上がものだらけになります。
いちいちしまうのが面倒で、あとでまとめてしまいたい。そう思うかもしれませんが、の都度しまうのに、時間や労力はたいしてかかりません。
むしろ、あとでまとめて片付けるとすごく大変なんです。
その都度、片付けることができないなら、せめて、24時間に1回は、しまうくせをつけるといいでしょう。
30日間チャレンジの目標にして、1ヶ月だけやってみてはどうでしょう?
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
家全体をやる必要はなく、ものがたまってしまいがちな場所だけターゲットにすればいいでしょう。
いつも使うデスク、ダイニングテーブル、床の一角、下駄箱の上など、小さなスペースから始めてください。
4.出す前にしまうルールを作る
何かを引っ張り出す前に、今出ているものをしまうルールを作りましょう。
ワンインワンアウトみたいなものです。
物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
たとえば、朝食を取るために、ダイニングテーブルにお皿やマグをのせる前に、そのテーブルの上にある本や雑貨を所定の場所にしまいます。
ものを出しっぱなしにしていると、お皿やマグを置くスペースがないので、そのへんのものを片側に寄せることが多いと思います。
寄せるのではなく、除去してください。
寄せると、ますますものが増えます。
5.見せる収納を制限する
見せる収納をしていると、「そこにものを置いてもいい理由」があるので、雑多なものをどんどん置いてしまいます。
できそうなところは、「隠す収納」もしてください。
隠すといっても、本当に家の奥深くに隠すわけではありません。キッチンのキャビネットの一番手前に置けば、扉を開ければすぐに確認できます。
正直、部屋がごちゃごちゃしがちな人には、見せる収納はハードルが高いと思います。
そのへんにものを置いて、見せているつもりでも、数が多すぎると、何も見えません。
脳は「なんだかわからないけど、ごちゃごちゃしたエリア」と認識するのではないでしょうか?
実際、ものがどんどん積み重なれば、下のほうにあるものは見えません。
自分では見せているつもりでも、見えていないのでは?
6.シングルタスクをする
複数のタスクを同時に行おうとすると、それぞれのタスクに必要な道具を引っ張り出すことになるので、テーブルや床の上が散らかります。
1度に1つのことだけをするシングルタスクを意識してください。
タスクによっては同時進行するしかないものもあるでしょう。
調理するとき、おかずを何種類も作れば、いろいろな道具や食材がキッチンのカウンターに置かれますよね?
でも、1つずつ終わらせても問題ないタスクもたくさんあります。
たとえば、食器を洗うことや洗濯物の片付け、掃除をかけること、郵便物の整理、メール処理、ゴミの分別などは、1つずつやっても支障がありません。
7.収納スペースの中を片付ける
ものをしまう場所がないから、とりあえず外に置いてしまうという人も多いかもしれません。
その場合は、しまい場所を作ってください。
物理的に収納スペースが足りない場合もあります。たとえば、今、私が住んでいる家は、ものを入れるスペースは、寝室にあるウォークインクローゼットだけです。
だから、書棚として使える棚を購入しました。
でも、たいていの場合、収納スペースはすでに十分あるのではないでしょうか?
使わないものまで収納しているから、スペースが足りなくなるのだと思います。
押入れ、クローゼット、棚、引き出しの中を見て、不用なものが入っていないか調べてください。
もちろん、不用なものは、すぐに捨てます。
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そのへんにどんどんものを置いてしまうクセを手放すヒントを7つ紹介しました。
ものが多いと、収納しきれず、部屋のあちこちにはみだすので、シンプルに暮らすことを心がけると、そのへんにものを置きっぱなしにしなくてもすみます。
同時に、買うほうも少し控えてください。
いろいろ便利で素敵なものが店に売っているので、ついつい買ってしまうかもしれません。
ですが、すでにいろいろ持っている場合、せっかく買ったものを使いこなせないものです。