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ものをたくさん買ってしまうせいか、部屋が散らかって片付かない。こんな悩みを寄せてくれた読者の相談にアドバイスします。
まず、メールをシェアしますね。ちゃあさんからいただきました。
片付かない
私はフルタイムで働く40代です。小学生と保育園に通う子どもがいて、毎日忙しく過ごしています。
最近、片付けで悩んでいることがあり、相談させてください。
私は昔から几帳面で、独身の頃は部屋も職場の机もいつも整っていました。
でも、子どもが生まれて生活が一変し、時間にも気持ちにも余裕がなくなりました。
ものをとりあえず置くようになり、家に帰るたびに散らかった部屋を見るのがつらいです。
特に悩んでいるのは、私自身が買い物しすぎてしまうことです。
子どもの服やおもちゃ、学用品、本など、必要だからと思って買いますが、あきらかに買いすぎていると思います。
家に同じようなものがたくさんあります。
散らかった部屋を片付けようと思うたびに、「どうしてこんなに買ってしまったんだろう」と自己嫌悪に陥ります。
夫はやさしい人で、私が買うものに口を出すことはありません。
でも先日、「ものが多すぎて片付かない」と言ったら、「全部、きみが買ったものだよね?」と言われて、ぐさっと来ました。
確かに、すべて私が買ったものなんです。
家を快適にしたいと思っているのですが、なかなかそうなりません。忙しくて片付ける時間もあまり取れません。
いったいどこから片付けたらいいのでしょうか?
ちゃあさん、はじめまして。お便りありがとうございます。
小さなお子さんを育てながらフルタイムで働くのは大変ですよね。
今のちゃあさんには
・買い物のしすぎ
・片付かない
この2つの問題があります。
今回は、まず買いすぎない方法を紹介します。というのも、ちゃあさんは、買いすぎていることに自己嫌悪を抱いているからです。
片付けをしているとき、あまりネガティブな気持ちでやらないほうがいいと思います。
いちいち自分を責めていたら、片付けがつらくなるし、作業効率も落ちます。
まずは、買いすぎるクセを手放して、気持ちを整えるところからやってみてください。
以下に3つアドバイスします。
1. ストレスマネジメント
最初にやってみてほしいのは、ストレスとの付き合い方を変えることです。
ちゃあさんがものを買いすぎてしまうのは、忙しさや育児の大変さによるストレスが原因かもしれません。
仕事と育児、さらに家事をこなしていると、自分のためにゆっくり考える時間はあまり取れないと思います。
振り返る時間がないと、イライラや不満をうまく解消できません。すると、手っ取り早い解決策として、買い物に走ってしまいます。
特にネットショッピングは、いとも簡単にものを買えてしまうので、ストレスのはけ口になりがちです。
でも、買い物で得られるスッキリした気分は一時的なものです。
事実、ちゃあさんは今、自己嫌悪にさいなまれています。つまり、買い物でストレス解消をしても、何の解決にもつながらず、むしろ問題が悪化します。
この点をご自身で納得してください。
そこで、自分がどんなストレスを抱えているのか、落ち着いて考えてみてください。
私のおすすめは、自分の気持ちを書き出すことです。ふだんから、いまの気分や頭の中にあることを紙に書くと、もやもやとした気分を客観的に見ることができます。すると、気持ちが整理され、買いたい衝動も落ち着きます。
ストレスマネジメントは、今回のアドバイスの中で最も重要なポイントです。
これをうまくできれば、買いすぎは自然に減っていくと思います。
2. 家にあるものを把握する
同じものをいくつも買ってしまわないように、家にあるものを把握しましょう。
すでに十分な在庫があるとわかれば、新たに買うことはないでしょう。
ものをたくさん持っている人ほど、何がどれだけあるかわからなくなり、必要以上に買い込んでしまいます。
特に、子どもの文房具や服、おもちゃは小さくて散らかりやすいので、似たような物を重複して持っていることに気づきにくいです。
最初は、子ども服を一か所に集めて、全体像を確認してみてください。きちんと数える必要はありません。ちゃあさんは、忙しいので数えている余裕などないでしょう。
「新しい服が必要かも?」と思ったときに、置き場所を一目見ればすぐに判断できる状態にしておきます。
衣類の整理ができたら、本、その次におもちゃと、同じ要領で少しずつ進めてください。一気にやると疲れてしまうので、1日15分ほど作業に当てましょう。
持ち物の状況がわかるようにするだけでも、片付けができないことへの罪悪感がやわらぎます。毎日少しずつ、着実に片付いた状態へ進んでいるわけですから。
3. 買い物の頻度を落とす
買い物の回数を減らして、買いすぎを防ぎます。
今、自分がいつどこで買い物をしているか考えてください。
仕事の帰りに買っているなら、店に寄る回数を今の半分にしましょう。
たとえば、毎週店に行っているなら、隔週で行くことにします。
ネットショッピングをしているなら、店にアクセスする回数を半分にします。
毎日、店を見ているなら1日置きにしましょう。
頻度を半分にするのは、シンプルなのでやりやすいと思います。
間をあければ、そんなに頻繁にものを買わなくても生活が回ることに気付けるでしょう。
小さな買い物の頻度もすべて半分にしてください。
ちゃあさんは、ふだんちょこちょこ買い物をしているかもしれません。仕事帰りにコンビニに寄ったり、子どもを迎えに行くついでにドラッグストアへ行ったり。
また、店から届くメールは解除してしまうことをおすすめします。
本当に必要なものが生じたときに、店舗に行くか、ネットショップにアクセスします。
忙しいと、「ついでに買っておこう」「念のため買っておこう」と思うかもしれません。たとえば、ドラッグストアに洗剤を買いに行ったのに、子どものおもちゃや雑貨を買ってしまいます。
この「ついで買い」が、ものを増やします。
店に行ったら必要なものだけを買うクセをつけましょう。
◆関連記事もどうぞ
⇒子供が生まれて、ものすごい勢いで物が増え、大きなストレスを感じるも、うまく解決できた話。
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買いすぎを防ぐために今日からできることを3つ紹介しました。
買い物のしすぎの背景には、たいてい心理的な問題があります。だから、自分の気持ちと向き合うことが最初の鍵です。
片付けが進まずイライラするのも、ものをつい買ってしまうのも、根っこには疲労や余裕のなさがあります。
まずは気持ちを整えることを意識してください。
さらに、どんなに忙しくても、休息し、自分をいたわることも心がけてください。疲れたら、ご主人に子どもの世話を頼んで好きなカフェに行って一息つくといいでしょう。
ちゃあさんは、もともと几帳面な性格なので、ちょっと散らかっているだけでも、すごく許せない気持ちになるかもしれません。ここは現実を受け入れましょう。小さい子どもがいれば、ものは増えるし、部屋が散らかるのはしょうがないことです。
自分をあまり責めないようにしましょう。ものを買いすぎてしまったことを悔やむより、これからの行動を変えることに意識を向けてください。
自分を責めることもストレスになるので、買い物を増やしてしまいます。
ちゃあさんは、もう十分、がんばっていますよ。













































