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不用品の処分は、やる気を出してまとまった時間を確保して行うもの。
そう思っている人が多いでしょう。
実は、続けている人ほど気合いを入れていません。
すでにある日常の動作に片づけをくっつけて、生活のリズムに溶け込ませているのです。
今回は、暮らしの中に自然に組み込む片づけの仕方を私の例とともに紹介します。
忙しくてなかなか片づけられない。
そういう人こそ、片づけのために新しい時間をもうけるのではなく、いつもしている動作の前後に組み込んでみてください。
気合いは不要。片づけを毎日の動作にくっつける
モチベーションの力で部屋をきれいにしようとすると、たいてい挫折します。
来週こそやろう、今度の週末こそやろうと思っているうちに、また散らかった部屋を見て自己嫌悪、というパターンを繰り返している方は少なくありません。
これは性格の問題ではなく、意志の力に頼った仕組みになっているからです。
意志の力は、疲れていたりほかに気がかりなことがあったりすれば、すぐに底をつきます。
仕事や育児で消耗した夕方、片づけに回すエネルギーが残らないのは当然です。
読者の方から届くお便りにも、同様の悩みが多く見られます。
仕事と家事で疲れていて、まとまった捨て活時間が取れない。
週末に先延ばしするけれど、週末になればやることが生まれて結局できない。
家族が協力してくれず、自分だけが片づけているのに疲れた。
こうした声に共通しているのは、片づけを独立したひとつの仕事として考えている点です。
仕事としてとらえると、相応の時間とやる気の確保が必要です。
ただ、その時間とやる気が出る日が、なかなかめぐって来ないのです。
そこで発想を変えて、片づけを単独の仕事ではなく、すでに毎日やっている動作のおまけにしましょう。
歯磨き、コーヒーをいれる、お湯をわかす、ドラマを見始める、お風呂に入る、寝る前。
こうしたいつもやっている動作にくっつけてしまえば、やる気を出す必要はありません。
歯磨きをやめてしまう人はまずいません。いつもの活動に紐づけた片づけも自然に続きます。
ごみ収集日の前夜は、家中の捨てものチェックタイム
ごみ収集日の前日は、家中のいらないものを発見する絶好のタイミングです。
ごみを集めてまとめることは、毎週か隔週で必ずしますよね。その範囲を少し広げます。
私はごみの日の前の夕方、家中のごみ箱からごみを集めるついでに、引き出しや机の上、棚の表面を見て回ります。
もういらない紙、空き袋、使い終わった日用品などを見つけたら、その場で集めたごみと一緒にします。
時間にして10分かそこらです。
新しい習慣をゼロから作るのではなく、ごみ集めという既存の習慣を少し拡大すればいいのです。
カナダはごみの収集が日本ほどひんぱんではありません。
私の街では、燃えるごみは2週間に1回、生ごみは夏場が週1、冬場は2週に1回の収集です。毎週持っていってもらえるのはリサイクル用のごみだけです。
日本に比べると間隔がずいぶん長いので、1度逃すとごみがたまってしまいます。だから、自然に、できるだけ集めて出しておこうと思います。
地域によって収集サイクルが違うので、ご自身の暮らしに合わせて応用してみてください。
韓ドラを見る前の3分。ソファ周りリセット
やりたいことと、やるべきことを組み合わせると習慣が続きやすいと言われています。
楽しみな時間の前にちょっと場を整えると、そのあとの時間がいっそう充実します。
私は夜、韓国ドラマを見る時間が1日のごほうびタイム。
そのタイミングで、リビングのソファ周りをささっと整えます。
ソファの上に置きっぱなしのカーディガンをたたんで定位置に戻し、テーブルの飲みかけのマグカップをキッチンに運び、レシートやちょっとしたごみをまとめて捨てる。
3分とかかりません。
そのあとに、リラックスした気持ちでソファに座ってドラマを見始めます。
視界がすっきりしているだけで、ドラマに集中しやすくなります。
こんなふうに楽しみにしている時間の直前を、片づけのきっかけにしてみてください。
夜にお茶を飲む時間、推しの配信をチェックする前、好きな映画を見る前、寝る前の読書の前。
ほんの少しの時間を使って、直前に視界を整えると、満足度がぐっと上がります。
⇒簡単だから続く。ミニマリストが実践する部屋をスッキリさせる10の習慣。
貴重な朝のエネルギーを守る、夜のキッチンリセット
毎日の区切りの時間にキッチンを整えておくと、翌朝、気持ちよく始められます。
私はお風呂に入る前か寝る前のどちらかで、キッチンをリセットします。
リセットといっても、大がかりなことはしません。
カウンターに出しっぱなしになっている食器やツールをしまい、シンクに残っている洗い物を片づけ、シンクとカウンターをウエスでざっと拭きます。
これで終わりです。
このルーティンが定着したのは、2年前、今の家に引っ越してからです。
その前の家では、シンクをピカピカに磨くやり方をしていました。
今のキッチンは自分の好みに合わせてカウンターに何も置いていないので、ここもさっと拭いています。
こんなふうに生活が変わったタイミングで、新しい片づけを紐づけるのもいいでしょう。
前日のものが出しっぱなしのまま朝を迎えると、朝食を作る前に、まずその後始末から始めなければなりません。
1日のうちで一番疲れていない貴重な朝のエネルギーを、前日の自分の後始末に使わずに済むよう、夜のうちに区切りをつけておくのがポイントです。
キッチンを片づける時間はあなたの生活に合わせてください。
夕食後の食器洗い、入浴前、就寝前など、毎日かならずやってくる決まった時間が向いています。
ここだけは死守。寝る前にデスクを何もない状態にする
ここが散らかっていると気持ちが落ち着かない場所はないでしょうか。
その1か所だけを夜の最終チェックポイントにすると、日々の片づけが続きます。
私の場合、それは寝室に置いてある小さなデスクです。
毎日必ず、デスクの上に何も置いていない状態にしてから寝ます。
ノートパソコン、メモ、ペン、コーヒーカップ、その日読んだ雑誌。
全部引き出しや所定の場所に戻し、何も乗っていないまっさらな天板の状態にします。
このやり方が、先ほどのキッチンリセットと違うのは、紐づける先を時刻ではなく、自分の感覚にしていることです。
どこを最終チェックポイントにするかは、人によって違います。
玄関、洗面所、ダイニングテーブルの上、ベッドサイド、ドレッサーの上。
散らかっているといちばん落ち着かない場所を1つだけ選んで、そこを1日の最後にしっかり片づけてみてください。
その1か所だけは、寝るまでに必ずものが出ていない状態にする、と決めます。
ほかは少しごちゃついていてもいい、と割り切るほうが、長く続きます。
くれぐれも、家ぜんぶをきれいにしようと欲張らないように。
私はデスクの上にものが出ていると、作業が続いているような感覚が残って、気持ちが切り替わりません。
今日の自分はもうおしまい、と感じられる場所を1つ持っておくと、ぐっすり眠ることができるでしょう。
⇒部屋が片づかないのは「ちょい置き」のせい:5つの対策で解決する
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すでに習慣になっていることの直後が、片づけを始めるベストタイミングです。
コーヒーをいれた後、歯を磨いた後など、脳がすでに自動的なモードになっている瞬間に片づけを入れるとごく自然に定着します。
そうすれば、日々の片づけはしんどくありません。
真面目な人ほど、片づけを真剣にやってしまいがち。
でも、そんなにがんばらなくても大丈夫なんです。
いつもの行動の前後に片づけを紐づけて、リラックスした気分で行いましょう。














































