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年末年始は買い物する機会が多く、浪費しがちなシーズンです。
つまらない物を買ってしまわないために、買う前に自問したほうがいい質問を10個紹介します。
自分に合うものを3~5個覚えておいて、買い物するたびに使ってください。継続的にやっていれば、衝動買いや無駄遣いが減っていきます。
1.これは必要か、それともただ欲しいだけか?
本当に必要なものを買ったほうが、家計を圧迫しないし、ガラクタも増えません。
特にセールで買うときは、この質問をしたほうがいいでしょう。
バーゲン・セールでは、「値段が安くなっているから」という理由で必要でもないものを買ってしまいがちです。
そうやって安売りのときに買ったものがガラクタになり、あとで断捨離されていきます。
私もかつてたくさんの物を持っていましたが、雑貨などはセールで買ったものと、通販の送料無料サービスにするために買ったものがたくさんありました。
もし、ガラクタの少ない家に住みたいのなら、セールで買うときと、100均やアウトレットショップなど、安いことがウリの店で買う時は、「必要か?」という質問はしつこくしてください。
ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること
まあ、人間、たまには、衝動買いをすることがあるでしょう。
ですが、セールのときは、衝動買いしないほうがいいです。衝動買いは定価で楽しんでください。
2.今すぐ必要か?
あれこれ先走って買うことが好きな人におすすめの質問です。
食料品や消耗品などは、必要ではあるが、べつに今すぐ必要ではない場合もたくさんあります。
ストックをたくさん抱え込むと、使い方が雑になるので、リーズナブルなストックの量にとどめておいたほうがいいです。
まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。
日本ではないと思いますが、北米は、いま、ブラックフライデーウィークで、アマゾンをはじめとしたネットショップでは、連日、いろいろな物が日替わりで値引きされています。
私がいつもキャンドルを買う店でも、かなりディスカウントしていましたが、今月のはじめに買ったばかりなので、買わずにおきました。
必要なときに、必要な分だけ買うようにしたら、前より、貯金できるようになりました。
買い物って、1つ買うと、いきおいがついて、どんどん買ってしまうところがあります。だから、必要になったタイミンブで買う生活をしたほうが、後悔が少ないのです
3.似たものが家にないか?
洋服や雑貨を買うときに、自問したい質問です。特に、家に物がいっぱいあると自覚している人は、必ず考えてください。
物をたくさん持っている人は、所持品を把握できていないので、似た物があっても、忘れています。
冷凍庫、冷蔵庫、パントリーに食品がありすぎても、忘れます。
本やDVDなど、コンテンツを消費するものも、家にまだ消費していないコンテンツがないか考えてください。
消費していないコンテンツを片付けてから(自分で消費するなり、よそにまわすなり)、新しいコンテンツを家に入れたほうがいいです。
そうしないと、ガラクタになりかけている死蔵品が、真正ガラクタになります。
4.置き場所はあるのか?
特殊な形の食器や、大きくてかさばる家電などを買う前は、どこに置くのか考えてください。
先日、部屋の中で、物が山積みになっている方の相談に回答しましたが⇒足の踏み場もない部屋をなんとか片付ける方法。
この方は、買い物する前に置き場所については、あまり考えていないと思います。
収納する場所を確保してから買っていれば、クローゼットや棚から物があふれる、ダイニングテーブルの上が物でいっぱい、という事態は避けることができます。
とりあえず、欲しいと思ったその物をノートに書いてき、置き場所を作るために片付けをしてください。
置き場所を作ってから買っても、遅すぎることはありません。
5.これを買うお金があるのか?
セール商品は定価で買うより安いのですが、ゼロ円ではありません。
買ったら、何がしかのお金を払う必要があります。
いま、ここで、それだけの物を買ったら、その後、自分の経済状況はどうなるか考えてください。
まあ、このブログを読んでいる人は、みなお金持ちですから(ネットに接続してパソコンやスマホでブログを見られる環境にいるので)、それを買ったからといっていきなり食い詰めることなないでしょう。
しかし、そこにお金を使うと、別のところ(貯金など)にはmその分のお金はいかなくなる、ということは考えたほうがいいでしょう。
安物買いの銭失いをやめたほうがいい6つの理由。貧乏人ほど要注意。
6.買ってどうするの?
買い物が好きな人は、買ったときのワクワク感を感じたくて、何度も何度も買い物をするものです。
買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
しかし、何かを買うことは、今後その商品と付き合いを始めることにほかなりません。
買ったあとのことも考えてからか買ってください。
結婚する前に、どこに住んで、生活費はどうやって工面して、子供は何人ぐらい作って、どんな家庭にしようか考えるのと同じ要領です。
洋服ならば、いつどこに着ていくのか? 何回(何シーズン)ぐらい着るのか?
目標は30回⇒死ぬほど素敵なファッション(TED)おしゃれで安い服の大きな代償。
どんな服と合わせるのか、そういうことを考えてから買います。
それを使っている生活を詳細にイメージしてみるといいですね。
7.どこかで借りられないか?
1回しか使わないのなら、どこかで借りたほうがいいです。
昔は、物がなかったので、特別なとき用の衣類やアクセサリーは、親戚で貸し借りしていましたが、それぞれが、自分の物を持てる時代になり、そういう貸し借りはあまりしなくなりました。
そのため、「借りる」という考えはあまり出てこないかもしれませんが、借りられるものはたくさんあります。
借りて使えば、置き場所や捨て方に悩む必要がないので、考えごとが減り、楽です。
8.これはどこから来ているのか?
持続可能な社会を作っていくことが求められているので、「この商品、どこから来てるのかな?」「どんな人が作っているのかな?」と考えると、すぐにガラクタになってしまう物を買うことが減ります。
持続可能な社会とは、いまある自然や地球資源を損なわず、人類がこれからも暮らせる社会です。
関連記事⇒エシカルファッションの追求と節約を両立させる方法はある?私は買わない選択をした
消費者は、その商品を買うことによって、そのメーカーやその店、そのビジネスのあり方をサポートしているので、投票しているようなものです。
私はこの会社を応援したいのか、という視点をもつと、ただただ安い物を追い求めて買うことはなくなります。
その結果、買わない選択をすることが増えます。
9.なしですませられないか?
必要だ、と思っている物でも、なくても大丈夫な物があります。
きのうまでは、それを使う生活をしていたとしても、きょうからは使わないようにすれば、買わなくてすみます。
わかりやすい例をあげると、部屋を片付けるために、収納グッズをたくさん買う人がいますが、部屋の中にある物の大部分を捨ててしまえば、収納グッズは不用になります。
つまり、今、収納グッズを買わなくても、家に帰って不用品を捨てれば、今後はなしですませられるのです。
何かが必要だと思ったら、なぜ、それが必要なのか、それがないとどんな暮らしになるのか、ちょっと想像してみると、使わなくてもいい物を見つけることができるかもしれません。
買わなくても大丈夫な5つの物。これ以上無駄な物にお金を使わないコツはこれ
いつも使っている物がなくなったり、こわれたりしたときは、なしですませられる物を見つけるチャンスです。すぐに買わずに、しばらくそれなしで生活してみてください。
10.自分のためになるか?
甘いお菓子や、グルメなコーヒーなど、それを消費しているときは楽しいから、自分のためになっていると思えるものでも、長い目でみると、自分のためになっていないものがあります。
継続的な消費のせいで、家計を圧迫したり、健康を損なわせたりするものもあります。
「わあ、かわいい、欲しい!」と思ったときにすぐに買わないで、「これを買うと、長い目で見て、自分の人生はどうなるのかなあ?」「私のためになる買い物なのかなあ?」と考えてください。
飲食物は身体の中に入れるものだから重要ですが、ただ単にそばに置いておく物でも、自分のためになる物とならない物があります。
わざわざ自分の害になるような商品は、いくらセールでも買わないほうがいいです。
短絡的でお手軽な満足(インスタント・グラティフィケーション)のワナから抜け出すすすめ。
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服を買う前に自問自答したい10の質問。無駄なお金を使うのはもう卒業。
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買い物する前に考えたほうがいいことを10個お伝えしました。
買い物習慣を変えるのにもっとも効果的なことは、買う前に考えることです。
何を考えたらいいのかわからない、と思ったら、きょう書いた質問に答えてみてください。
10個のうち1つ答えるだけでも、意識が変わりますよ。