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今回は日本の一般家庭のリビングルームにあるガラクタの例をあげます。別名ファミリールーム、居間、茶の間です。
素敵なリビングルームのインテリアや北欧風コーディネートにあこがれる人も多いですが、物が多かったら、どんなにかんばっても素敵にはなりません。
リビングルームには物がたまりやすい
そもそもリビングルームは雑多なものが集まるようにできています。
リビングルームは元英語。living room から来た言葉。
living room は「生きている部屋」という意味ではなく、general living activities 「一般的な生活活動」が行われる部屋です。
他の部屋(台所、ダイニングルーム、寝室、お風呂場など)の用途が、その部屋独自(specific)のことであるのに対し、リビングでやることは、他の部屋ではやらない雑多なことなのです。
リビングルームでごはん食べる人もいると思いますが。
通常リビングルームは家族だんらんやくつろぎのスペースであり、お客さんをもてなす部屋ですね。
居間の使い方はその家の部屋割りや、家族の人数、子供の有無、年齢などで違います。しかし、お客さんが来る部屋であり、家族がリラックスするべき部屋なので、物はあまりないほうがいいです。
仕事から戻ったとき、ごちゃごちゃのリビングルームを見ると、疲れがとれません。
リビングルームは他の部屋よりも「出して使ったら定位置に片付ける」ことを強く意識する必要があります。
ではリビングルームにたまりがちな不用品をリストアップします。
ダブっていたら1つ(あるいは1セット)捨てるべきもの
家具(ソファ、椅子、テーブル、サイドボード、その他の家具、オットマンなど)
時計(置き時計も掛け時計も合わせて)
ゴミ箱(ゴミで一杯なら中身も捨てる)
扇風機(床に1つ、卓上に小さいのを置いている人がいます。私の母です)
音響機器、ラジオ
くずかご
用途が同じものは同じ部屋に2つも必要ありません。
多過ぎたら減らすべきもの
ライト
クッション
カーペットやラグ
古い雑誌
古い新聞
カタログ
本(本が多い人は要細分化)
おもちゃ
写真立て
額に入った絵
壁にかかっているもの(カレンダー、タペストリーなど)
観葉植物(多すぎるとジャングルに)
花瓶
レコード
CD
DVD
置物、飾り物、アクエリアム、金魚鉢
人形、ぬいぐるみ
ゲーム機
ゲームのソフト
デジタル機器(パソコン、ガジェットなど)
コード類
リモコン
座布団(ソファと座布団が混在している場合も)
コレクション(サイドボードに並べているミニチュアの洋酒やフィギアなど)
収納グッズのたぐい(カゴやケースなど)
ティッシュ
スリッパ、室内履き
文具類
季節柄、蚊取り線香をいれる物
キャンドル、アロマ関係のグッズ
もっとも簡単に捨てることができるのは新聞と雑誌です。
新聞はきれいに部屋に置いておくのがやっかいな代物。インターネットの普及で新聞をとっている人も少なくなったと思いますが。
恒常的に居間に新聞が散らかっているのなら、片付けようとは思わず購読をやめるとすっきりします。
それができないのなら、朝刊か夕刊だけにすること。
そして、新聞とチラシをきっちりわけ、新聞は新聞ストッカーやマガジンラックに片付けます。
しかし、何度も書いていますがマガジンラックなんかがあるから物が増えるんですよね。
雑誌は買わずに図書館や喫茶店で読むことをおすすめします。買ってしまったら、2ヶ月たったら捨てるべき。
そのさい、大事なところを切り抜こうと思わないほうがいいです。読んでその場で頭にインストールすればよし。
書類はスキャンしてデジタルイメージとしてキープしている人も多いです。ただ、私はやりません。
デジタルデータも結局整理や管理に時間をとられるし、たまってしまえばガラクタになるからです。
関連
書類の整理⇒情報デブはもう卒業~書類を捨てるために必要なたった1つのこととは?
切り抜きの整理⇒どんどんたまるレシピや雑誌の切り抜きの断捨離と整理の方法はこれで決まり
置物ですが、自分が見ていて気分がよくなるものを厳選して置くべきです。置物は潜在意識にメッセージを送ってきますから。
詳しくは⇒ガラクタをためこむ7つの弊害:不用品があなたをむしばんでいる~カレン・キングストンに学ぶ
細分化についてはキッチンの記事を参照してください⇒モノを持ちたくないあなたへ~こんなものはキッチンには不要です
捨ててみると部屋のミニマル化が進むもの
テレビ
ピアノ
カーテン(二重だったら一重にしてみるとか、ブラインドに変えるとか)
通販グッズ(腹筋マシーン、ダイエット器具)
リビングルームに置くべきではないもの
バッグ
紙袋
段ボール箱
脱ぎ捨てた服
ペット用品
洗濯物
掃除機、掃除道具
得体のしれない紙の束
住宅事情の許す限り、リビングルームから排除すべきもの
薬類、救急セット(家はこうしたものはバスルームに置いていますが、日本はちょっと住宅事情が違うかもしれませんね)
充電コード、バッテリー、イヤホン
お茶道具(使ったらすぐに台所に戻す)
工具
裁縫道具
趣味グッズ
スポーツ用品
楽器
使用済み携帯電話やもう使わないカメラ(なぜか捨てない人が多い)
お菓子などの食べ物
化粧品
こまごまとした物を収納する部屋がリビングルームしかなかったら、裁縫道具や趣味のものを置くことになると思います。しかし、リビングルームは共有スペースなので、個人的なものは使ったら自室に引き取るのが、きれいに保つコツです。
金子由紀子さんは、「ほかがくしゃくしゃでも家の中で5つのポイントをきれいにすれば、スッキリ見える」言い、その1つとしてリビングルームの床をあげています。
⇒断捨離に非協力的な夫にはこう対処した~ミニマリストへの道(33) 他の4つの場所はこちらで紹介。
ですがリビングに物が多いと、いくら床をきれいにしても、ごちゃごちゃ感は抜けません。「ちょっと物がなさすぎかな」ぐらいでちょうどいいです。
リビングルームには家族全員のものが集まるので、なかなか思いどおりに行かないと思います。うちも、テレビがのっているテーブルの裏に、夫が何かのコードを積み上げています。
ここはあきらめて、自分のコントロールできる範囲で捨てるしかありません。
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私の書いたリストを参考にあなたも「捨てられそうなものリスト」を書いて、1つずつ捨ててみてください。
「買いたいものリスト」を書く人は多いですが、シンプルライフをめざすなら代わりに「捨てたいものリスト」や「部屋にあるものリスト」「捨てられそうなものリスト」を書くべきです。
物が多すぎるなら部屋の一角にある物だけでもいいです。紙の上に書き出すと頭の整理にもなります。
それから部屋の写真をとってみると客観的に眺められ、片付けるポイントに気づくので、こちらもおすすめです。