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プチ断捨離の記事では、いますぐ簡単に捨てられるものを具体的に紹介しています。
きょうは、片方だけ残っていて、ずっと出番がないものを捨てるすすめです。
たとえば、靴は2つで1足です。フリマで、靴を片方だけ買っていく人はいないと思います。インテリアに使うとか、リメイクするなど特殊な目的でもない限り。
靴のように、1つだけ持っていても仕方がないけれど、なんとなく捨てそびれていたものを捨ててください。相方を失って、ガラクタになったものを5つのカテゴリーに分けて紹介します。
1.ペアで使うもの
片方をなくしたイヤリング(ピアス)やソックスを捨てます。
ピアスは片耳だけする人もいるし、穴の数がアンバランス(右が1つで左が2つとか)であれば、片方だけのピアスの出番はあります。
イヤリングは、指輪やペンダントトップ、キーチェーンみたいなものにリメイクすることもできますし、何かの飾りに使うこともできます。マグネットやフォトフレームに貼り付けるとか、プッシュピン代わりに使うといったアイデアもネットで探せば出てきます。
小さくてかさばらないし、値段がすごく高かったものもあるかもしれません。
片方だけ残ったイヤリングは、持ち主にとっては、「いつか何かに使える物」なのでしょう。
しかし、毎回書いているように、「いつか」は来ないのです⇒「いつか使うかも」の「いつか」は来なかった:ミニマリストへの道(66)
ほかのものにリメイクするならさっさとリメイクして使うべきです。それができないなら、捨てるか、使ってくれる人(こわれたイヤリングを材料にしてハンドメイド作品を作る人)にあげてください。
片方だけ残ったソックスはウエスにすればいいですね⇒ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
私も穴があいたソックスは、みなウエスにしています。
ソックスで人形や小物入れを作る人もいます。
2.ふたと本体がそろわない物
本体がなくなったフタ、フタがなくなった本体も断捨離を検討できるものです。タッパーやジップロックは、ふたがどこかに行った、こわれてしまった、ということがよくあります。
もちろん、こうした物も、イヤリングと一緒で、単体で使うことだってできなくはありません。
とくに、フタがなくなって本体が残っているほうは、ほかの物をフタ代わりにすれば、まだまだ使えるでしょう。
しかし、ここで問題なのは、実際にそうやって、日々の暮らしで使っているのかどうかです。
ミスマッチのものを無理やり使って、ストレスになっていることもあります。
フタと本体とはちょっと違いますが、以前の家では、トイレの便器の形とその上に乗っている便座(上げ下げする部分)の形が合っていませんでした。
この家は、しばらく放置されていてぼろぼろだったものを、入居するまえに、夫が掃除をしたり、あちこち修理をしたり、壁にペンキを塗ったりとかなり手を入れました。
入居したときも、虫がいっぱいで、そのへんに角材が転がっていたり、壁紙がはがれていたりして、「神経質な人には住めないかもな」と思う状態でした。地下は、床に砂や石ころが落ちていてザラザラしていました。
きっとトイレの便座もこわれていて、どこかで余っていたのを使ったのか、間違えて買ったものをそのまま使ったのでしょう。
便座の形が下の便器と合っていなくても、トイレとして使うことはできたので、最初は違和感を感じた私も、いつのまにか、その状態に慣れました。
夫に便座のことを指摘すらしませんでした(想像つくと思いますが、私はあまりインテリアにこだわりがありません。ガラクタが家の中にたくさんある状態は好きではありませんが)。
ところが、いまの家に引っ越してきたあと、娘が、「前の家では、便座と便器の形が合っていなかったのが、いやでいやで仕方がなかった」と私に話しました。
新しい家に引っ越して、まともなトイレを使うことができるようになり、本当にうれしい、よかった(感涙)、と。
ミスマッチの物を使っているとき、自分は「これでも使えるからいいや」と思っていても、家族の中には、大きなストレスを感じている人がいるかもしれません。
3.パーツがなくなった本体
ピースがなくなったジグソーパズルや、重要な部品がなくなったプラモデルやゲーム、おもちゃなど、ずっと使わずに持っているなら、もう捨てます。
ほかにも、部品が欠けてしまったせいで使わなくなってしまった物があるかもしれません。
大きなメーカーのジグソーパズルなら、メーカーに問い合わせれば、足りないピースをくれるかもしれません。
パーツが足りないおもちゃや電化製品も、こわれたり、なくなったりしたときに、すぐにメーカーに問い合わせれば、パーツを手に入れることができるでしょう。
ところが、パーツがなくなったときに、そういうアクションを取る人は少ないと思います。めんどくさいし、新しく買ったほうが早い、値段もそんなに高くないし、と思うからです。
実際、いまは、新しく買ったほうが安くあがる、ということがしばしば起きる世の中です。
そこで、新しく買うわけですが、そのとき、古いほうを捨てない人が多いのです。そのまま押入れにしまいこみます。
「いつか何かに使えるかも」「新しいほうがこわれたときのために」などと思いながら。
しかし、パーツが欠けていて使えないのです。持っていたってしかたがありません。しかたがないけれど、人は、一度手に入れたものを捨てるのはいやなので、捨てる選択は最初からないのです。
人間は手に入れた物を手放すのが嫌いな話⇒授かり効果のせいで捨てられない物を捨てられるようになる考え方
そのように、無意味にしまっているだけの物を、きょう、捨ててください。
4.本体がなくなった付属品
本体がもう家にないので、出番がなくなった付属品を捨てます。
本体のないマニュアルや保証書、再生する機械がないので再生できないレコードやカセットテープ、本体を買い替えたのでサイズが合わなくなったシーツ、本体がないので使えないリモコンなど。
何に使うのかよくわからないコードやケーブルもこのカテゴリーです。
過去記事にも書いていますが、私の夫はいまだにビデオデッキをクリーニングするクリーニング専用テープを持っています。
ビデオデッキはもう我が家にはないはずですが(少なくともリビングルームには出ていません)、もしかたら夫はまだどこかにデッキをしまっているのかもしれません。
それから、彼は、うちのプリンターには入らないインクカートリッジをいくつか持っています。
そのうちの数本は、間違えて買ってしまったものです。間違えて買ったと気づいたときに返品すればいいものをそうしていません。
本体がなくなって使いみちがなくなった物といえば、ケース類もそうです。
いま、夫の物が入っている箱(キッチンにあります)の中を見たら、使っていない眼鏡ケースが6つ入っていました。そのうち3つにはサングラスや眼鏡が入っていましたが普段使っているものではありません。
眼鏡がなかったらケースも不用です。せめて何もはいっていないケース3つは断捨離したいところです。引っ越したときにどうして捨てる決断をしなかったのか?
不用なインクカートリッジもこの箱に入っています。こういうガラクタを入れた箱をキッチンに置いておくと、生活の質がいちじるしく落ちます。
5.使う人がいなくなった物
物はそれを使う人がいて、はじめてその価値を発揮します。
使う人がいなくなった物は、相方がなくなった靴下と同じようなものといえるのではないでしょうか?
使う人がいなくなった物の代表は、遺品。
遺品を捨てる行為は感情を大きくゆさぶるので、プチ断捨離には向かないかもしれません。
そこで、使う人が成長してしまった物を捨てるといいでしょう。
子供が小さいときに使っていた弁当箱やマグカップ、水筒、子供服。
自分が昔使っていた雑貨。
使う人がいなくなった物はあらたに使う人を見つけない限り、物として活躍することは2度とありません。
誰も使わない物は、「思い出の物」としてキープすることもできます。
しかし、私は思い出の物も、何らかの形で使ったほうがいいと考えています⇒実例あり:今の生活の中で、もっと思い出の品を楽しむ5つのヒント
もっとプチ断捨離の記事を読みたい方はまとめからどうぞ。
何を捨てていいのかわからないときは、こんな物から捨ててみては?:プチ断捨離のまとめ、その2。
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きょうは片方だけ残っているものを捨てることをおすすめしました。
ペットボトルやなにかの瓶のフタも、引き出しの中で転がっていたりしますね。
フタは、可燃ごみ、資源ごみ、不燃ごみのいずれかですね。私の住んでいるところでは、ふたはリサイクルできないので、通常のゴミ(可燃ごみ)として出しています。