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仕事を持っていて、子供もいて、という主婦は毎日大忙しです。「断捨離してる暇なんてない」と半ばあきらめている人も多いでしょう。
けれども、物を捨てるのはほんの少しの時間があればできること。
今回は、特にフルタイムで働いている人が断捨離をするコツを10個お伝えします。対策としては、できるだけ毎日部屋の片付けに意識を向け、スキマ時間に小さい断捨離を積み重ねながら、捨てる筋力をつけること。
千里の道も一步からです。
時間の全くとれない日は、心の中で断捨離のイメージトレーニングをし、少し時間の取れる日は実際に断捨離をするという二段構えでやってみてください。
捨てることができない日も、部屋の片付けについて考えたり、「あ、これは捨てられるかも」という品物に目星をつけておきます。これが断捨離のイメトレです。
イメトレをしておけば、ある日ぽっかり時間があいたときに、時間を無駄にすることなく、ささっと物を捨てることができます。
イメトレ強化のために、こんなことをすると効果的です。
1:室内の写真を撮っておく
まずはスマホや携帯電話でバチバチと室内の写真を撮っておきます。
電車やバスでの移動中、スーパーのレジ待ちの時間などに自分が撮った部屋の写真をじっと見ます。
するとどこに何があるかわかるし、どのへんにガラクタがひそんでいるか気づきます。
写真に撮ると、部屋のくしゃくしゃ加減が身につまされるだけでなく、断捨離という行動に対して心理的にウォーミングアップできます。
2:ノートに記録する
朝、出勤前にドトールなどで朝活をしていたり、昼休みに会社のデスクで読書をしているのなら、少しだけ時間が取って「自分が捨てたい物」をノートにリストアップしておきます。
捨てたい物リストがあれば、部屋の中で棒立ちになって迷うことなく、捨てるべきものをさっさと捨てられます。
こんな部屋に住みたいという目標や夢について書くのも断捨離パワーアップに有効です。
3:断捨離に対して感度をあげる
昼休みに、私のブログのような断捨離や物を減らすこと、ミニマリズムに関係のあるサイトをちらちら眺めたり、本屋で片付けについて書いてある雑誌を立ち読みし、常に「物を捨てる行為」にインスピレーションを吹き込む努力をします。
☆実際に断捨離する
4:掃除のついでに捨てる
忙しい人も整理整頓や掃除はすると思います。掃除をするときに、いらない物を積極的に捨てましょう。
実際に掃除機やほうきを使う前に、掃除するエリアから3~5個ガラクタを見つけて捨ててから掃除します。すぐにごみ箱に入れる決心のつかないものは、次に説明するガラクタ箱に放り込みます。
掃除と断捨離の違いはこちら⇒掃除と断捨離を混同してはいけない~実録・親の家を片付ける(6)
5:ガラクタ箱を用意しておく
部屋の角や廊下や棚の中などどこか任意の場所に、箱やかご、紙袋、トートバッグなどをガラクタ箱として用意しておきます。もういらない物が目についたら、その都度この箱に放り込みます。
箱がいっぱいになったら、中を見て、そのまま捨てるか、人にゆずる、寄付するなどを検討。
箱をセットしておけば、わざわざ断捨離する時間を取らなくても気づいたときにぽいぽい捨てられます。
私は箱ではなく、廊下の一画を「寄付品置き場」にしています。
6:似たようなものを集める
捨てる準備段階として、似たようなものを1箇所に集めます。雑誌が散らばっているのなら、部屋のどこかにとにかく集める、写真が散らばっているなら箱に入れる、化粧品のサンプルが家のあちこちにあるならまとめて袋に入れる、など。
同じものを集めるのは子供と一緒にゲームのようにしてやると楽しいし、子供も片付ける習慣がつきます。
まとめたものは別の機会に、次に説明する5分間断捨離をして、数を減らします。
7:5分間だけ捨てる
もし5分スキマ時間があるなら、その間だけ断捨離をします。5分で断捨離できる場所の例をこちらに書いています⇒忙しい日は1日5分の断捨離を~5分で片付けられる10の場所
8:財布の中だけは毎日断捨離
働いている人は毎日財布を使うと思います。どんなに忙しくても財布だけはきれいにしておきましょう。
自宅に帰ったら、レシートやポイントカード、その他のゴミを取り出します。私は買い物を記録したらレシートはすぐに捨ててしまいますが、あなたなりの方法で管理してください。
財布という小さな場所の断捨離を毎日続けることで、「いる、いらない」と決断できるメンタルパワー、断捨離筋力が鍛えられます。
こちらの記事の最後に、やましたひでこさんがセミナーで教えている「お財布の断捨離の仕方」を紹介しています⇒ミニマリストの財布の中身をすべて公開~50代節約系主婦の場合(写真あり)
9:1つ家に入ったら2つ捨てる
片付けの世界には、ワンインワンアウト(one in one out)というルールがあります。これは「何か家の中に入れたら、何か1つ家の外に出す」というもの。
そうすると物の絶対量は変わりません。ただ、これではプラスマイナスゼロです。そこで、何か1つ入ったら2つ捨てて、少しずつガラクタの山をくずしていくのはどうでしょうか?
このルールのいいところは、物を捨てるだけでなく、自分の買い物やもらい物にも意識が向くところ。
毎日、想像以上にいろいろな物が家の中に入っています。
10:移動捨て
「移動捨て」とは部屋を移動するとき捨てること。そのままですね。私が作った言葉です。
今いる場所からどこか別の場所に移動するとき立ち上がりますよね?その時、その部屋に転がっている何かを、がしっとつかみ、捨てるか、片付けるようにします。
移動するついでに、床に落ちているものを拾って捨てる感じです。
「家の中にいるときは、手ぶらでは移動しないぞ」と決めると、周囲の物が片付きます。
ワンルームに住んでいる人は、コーナーごとにやるといいでしょう。
移動捨てが威力を発揮するのは、こたつから出て台所に何かを取りに行ったり、トイレに行くときです。
トイレに行ったら、ついでにトイレをちゃちゃちゃっと掃除すると完璧です。
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このようにスキマ時間を利用したり、イメトレを取り入れることで、部屋は着実にきれいになって行きます。
時間がたくさんある人より、制限されている人のほうが集中できるので、かえって断捨離も進むもの。
時間がある人は「いつでもできる」と思いがちなのでなかなか行動をおこせません。
「忙しいから」とあきらめないで、ぜひ物を減らすことにチャレンジしてください。