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長年、たんすの肥やしになっている服を捨てない理由を検証しています。
理由15は、
忙しいから。
服に限らず、片付け全般をしない万能の言い訳ですね。
こんなときはどうしたらいいのでしょうか?
1日15分、取れません
私は兼業主婦で、まだ幼い子供が2人いる(日中は子供は保育園))。夫は単身赴任中で、数ヶ月に1度しか帰ってこない。
実家は遠く、気軽に子供をみてもらえる人もいない。
仕事が終わり、子供を保育園でピックアップし、家に戻ると、食事の支度や洗濯などの最低限の家事をするだけで時間切れとなり、1日15分の片付け時間を取ることができない。
こんな人は、以下を試してください。
1.活動を交換する
忙しい人も、暇な人も、1日24時間あり、睡眠に8時間取るとすると、残り、16時間を何らかの活動にあてています。
今、服の断捨離以外の活動に当てている時間から、1回や2回はやらなくても大丈夫なもの(あきらめられること)を見つけて、その時間を断捨離時間に当ててください。つまり、活動を取り替えます。
1日24時間のうち、15分、あきらめることができる時間があれば、毎日15分の片付けを継続できるからベストです(たとえば、テレビを見る時間を15分減らすとか)。
しかし、そういう時間がなければ、1週間(数週間、1ヶ月etc.)に1度、1時間/2時間/半日といった時間を使っている活動を見つけて、たまには、その活動をする代わりに、服の断捨離をしてください。
持っている服の数にもよりますが、半日ぐらいあてれば、相当減らせると思います。
交換の例
毎週土曜日に、子供を連れてスーパーに食品の買い出しに行っているのなら、月に1回だけは、宅配で食品を届けてもらい、外出せずにすんだ時間を使って片付けをします。
週に1度、ヨガやジムでの筋トレをしているのなら、月に1回だけスキップして、その時間を片付けにあてます。
2ヶ月に1回、ママ友とお茶をしているなら、1回だけキャンセルして、その時間を片付けにあてます。
3ヶ月に1回、美容院に行っているのなら、半年に1回にして、その間は、前髪やサイドなどをセルフカットする。
1日単位で時間の使い方を見ると、「どれも、必要な時間だ、削ることができるものなど何もない」と思うかもしれません。しかし、1週間や1ヶ月、3ヶ月、半年、1年単位で見てみると、やらなくてもいいこと、1回ぐらいはやらなくても平気なこと、がまんできることが見つかります。
時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)
2.これ以上服を増やさない
「手持ちの服をチェックして、もういらない物を見つけたり、いらないと判定した服を、捨てる時間がない(ゴミ袋に入れて、収集場所に持っていく時間がない)。
そう思うなら、せめてこれ以上、家に服を入れないでください。
たくさん服を持っていると気づかないかもしれませんが、服は消耗品です。
同じ服ばかり着ていると、そのうちボロボロになって、着られなくなります。
まあ、着ようと思えば、着ることができますが、すそがびよーんと伸びてきたり、部分的に生地が薄くなったり、袖口がすれて破れたり、股のところから、縫い目が裂けてきたりします。
私は、多少の難があろうと、着続けるほうですが、一般的な日本人女性なら、このぐらいになると、抵抗なく捨てられるでしょう。
このように、新しい服はいっさい導入せず、手持ちの服を1着ずつ、消費していけば、時間はかかりますが、次第にクローゼットやタンスの中に余白が生まれます。
ボールペンを使い切るのと同じ要領です⇒持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ
使い切る作戦は時間がかかるので、むこう5年ぐらいは新しい服を入れないように。どうしても必要な時だけ新規アイテムを導入しましょう。
私は、マーカーなどの画材と、積ん読本(キンドル本)を消費するプロジェクトをしていますが、画材に関しては、「2025年までは買わない」と今年の正月に決めました。
ボールペンは、5年、持たないかもしれないので、買うかもしれませんが。
私の使用しているボールペン⇒7年持つはずのセブンイヤーボールペン・2017年に買った物
3.家事をしながら捨てる
片付けのために、15分とれないなら、日常やっている家事に、捨てることを組み込んでみるといいでしょう。
クローゼットやタンスのそばに、箱や袋を置いておき、ふだん着替えているときや、洗濯物を戻すときに、「あ、これはもういらないかもね」と思う服を見つけ、どんどんほうりこんでください。
クローゼットのはしっこのほうに、ずっとぶらさがっている服をわしっとつかんで、袋に投げ入れます。
名古屋市では、古着は資源ごみで、専用の袋があるから、その袋を置いておけば、移し替える手間がありません。
そして、ゴミの収集日に、ほかのゴミ袋と一緒に、収集場所に出します。
もし、近くに寄付センターがあるなら、買い物に出かけたついでに、寄付センターに持っていってもいいでしょう。
昔、私は、朝の運動をかねて、古着を、寄付するビンに入れていました⇒服を断捨離するために10日間毎日やったことは?:ミニマリストへの道(41)
このようについでに服を捨てることを心がけると、捨てる時間を見つけることができなくても、次第に片付いていきます。
「忙しくて、片付ける時間がない」という人は、ぐずぐず迷っている時間もありませんから、時間がたっぷりある人より、さっさと決断できるでしょう。
4.時間の見つけ方
最後に、日常生活で、数分の片付け時間を見つける方法をいくつか紹介します。
朝、15分(10分、5分)早く起きる
朝は忙しいので、15分早く起きるだけで、かなり時間ができます。
夜、15分(10分、5分)遅く寝る
夜は疲れているから、あまりおすすめではありませんが、たまに、夜のほうが調子が出る、という人もいます。
家事を1つやめる
毎日している洗濯を2日に1回にすれば、それだけで、洗濯物を干す時間と取り込む時間が浮きます。
「やってみたが、洗濯物が倍になり、1週間に洗濯に使っている時間は変わらない」…こんなときは、衣類を洗濯する頻度を落としてください。
洗濯物の量と洗濯の回数を減らす簡単な方法~服の数が少なくても大丈夫
パーソナルケアを1つやめる
パーソナルケアとは、体の洗浄、スキンケア、歯磨きなどの自分自身の手入れのことです。
湯シャンにすると、劇的にシャンプー時間が減るのでおすすめですが⇒シャンプーするのをやめたら、生活がとても楽になった:やめてよかったこと(その1)。
べつにシャンプーで洗ってもかまいません。ただ、シャンプーの頻度を落としてください。毎日洗うのは、洗い過ぎだと私は思います。
SNSを制限する
ソーシャルメディアに時間を使っているなら、使うSNSを減らすか、フォローしている人を減らすか、ソーシャルメディアに費やす時間を減らしてください。
「いいね!」を押すのをやめてもいいでしょう。
今、30分、SNSに使っているなら、それを半分にすれば、15分の片付け時間が生まれます。
娯楽に費やす時間を減らす
漫画、テレビ、ゲーム、ニュース、Youtubeなど、さまざまな娯楽コンテンツがあります。
こうしたコンテンツの消費を減らしてください。
このようなコンテンツを大量に消費しなくても、生きていけるし、むしろ制限したほうが、心の中にゴミがたまりません。
趣味をローテーションする
趣味があったほうが、人生が楽しくなるので、趣味をあきらめることはありません。
しかし、時間がないときは、複数の趣味を同時進行でやるのではなく、ローテーションさせてください。
私の趣味は、ブログを書くこと、塗り絵、語学、読書ですが、これを全部、均等に時間をかけてやろうとすると時間が足りません。
そこで、その時によって、特に時間をかける趣味を決めています。
2018年は塗り絵をよくしていましたが、2019年は塗り絵は休んで、語学に時間をかけました。
1つの趣味の中でも、力を入れるもの、入れないものとメリハリをつけることができます。
あなたの趣味がYouTubeで、3つのチャンネルを使って発信しているとしましょう。
こんなときも、どれか1つをメインにして時間とエネルギーを注ぎ、ほかのチャンネルはサブとして、動画をあげる頻度を減らせば、時間が余ります。
「時間がない」という人は、おうおうにして、複数のことを、一度にやろうとします。つまり欲張っています。
しかも、それぞれを、ある程度完璧にやりたいとがんばります。
そうではなく、1つひとつ順番にやることを意識し、60パーセントのできでいいものは、そのラインにとどめることを心がけると、片付ける時間も捻出できるでしょう。
☆この続きはこちら⇒着るものがなくなってしまいそうで心配:着ない服を捨てない理由とそれを克服して捨てる方法(その15)
☆このシリーズを最初から読む方はこちら⇒着ていない服を捨てたい。でも、捨てるのはむずかしい。そんなときはこう考えてみる(その1)
これまで記事にした理由は
1.捨てるメリットがピンとこない
2.捨てるのは面倒
3.もったいない
4.心が痛む
5.持っていなければならないという義務感あり
6.ギフトだから
7.収納する場所があるから
8.どれを捨てたらいいのかわからない
9.思い出があるから
10.ウエス用に取っておく
11.捨ててもいいのかどうかわからない
12.罪悪感を感じるから
13.娘が着るかもしれないから
14.とてもかわいくて見てるだけで満足だから
これ以外の理由がありましたら、メールで教えてください。
忙しいけど、片付けたいなら
片付ける時間の作り方~忙しい主婦でも、不用品を捨てる時間はある。
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「忙しくて、服の断捨離をしている時間がないわ」という人向けの対策を紹介しました。
いま、忙しければ忙しいほど、不用品を捨てると、大きな恩恵があります。
3番にも書きましたが、忙しい人は、だらだら片付けずにすむので、思ったより早く片付けが終わりますよ。
「時間がないからできそうにない」というのも、思い込みにすぎません。 1日も早く、片付けに着手してください。