本とノートの山

ミニマルな日常

積んであるだけの英語のテキストは全捨てがおすすめ

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読者のどすこい!さんからお便りをいただきました。返信を希望されているのでこの記事でしますね。

今回は、部屋に散らばっている本の対処についてアドバイスします。

まず、メールをシェアします。長いお便りですが、本に関する部分だけ引用します。

ラジオ講座のテキストがたまっている

件名:前回投稿からの追加情報2件(片付け・休日の早起き)と質問1件(口腔ケア)

筆子さん、ご無沙汰しております。

どすこい!です。

今年の2月(あれから10ヶ月も経過している!)には私の質問を取り上げてくださり、本当にありがとうございました。

3つの質問すべてに対して丁寧に回答していただき、とても嬉しかったです。

今回は、前回投稿時からの追加情報2件(片付け・休日の早起き)と新しい質問を1件(口腔ケア)書かせていただきます。

片付けについて

よい知らせではなくて申し訳ないのですが、未だに万年床です。

明らかなゴミはある程度撤去できましたが、布団の上を占拠しているものが山のようにあります。そのほとんどは「本・衣類」です。

本は勉強や趣味の料理に関するものです。

現在、以下の定期刊行物(NHKテキスト)を購入・所持しています。

  1. 小学生の基礎英語
  2. 中学生の基礎英語レベル1
  3. 100分de名著
  4. きょうの料理
  5. きょうの料理ビギナーズ

特に「基礎英語」のテキストについては学生時代精神的に落ち込んで勉強がおろそかになってしまったこともあり、「中学英語からやり直したい!」と思って購入し続けていました。

しかし、ラジオ番組の配信は聴いてもテキストをやりこむことはなく、気がつけば布団の横に山積みになってしまいました。毎朝・晩にその山を目にすると「うわ ー…」と思い、どっと疲れが増します。

「いつかは『ニューヨーク・タイムズ』を読めるようになりたい、それぐらいの英語力がほしい」という野望(?)もあるのに、この程度では…ととても自分が恥ずかしく、失望してしまいます。

以前に読んだ筆子さんの記事の中で「野望ガラクタ」に関するものがありましたが、この英語テキストはまさしくそれだと思います。

「ここまでできていたい」という理想と、現実とのギャップがありすぎる。でも捨ててしまうと「自分は中学英語すらもまともにできない」と認めることになり、それは辛すぎるのでどうしても避けたい。

その結果、テキストの最後のページまで終わらずに次号が買い足され、布団の横に山積みになる…まさに悪循環です。

100分de名著も同様に「名著の美しい文章を読むことで自分の日本語の文章力を高めたい、いつか自分自身も文章で何かを発表できれば…」と思って継続購入しておりますが、読み終えていないバックナンバーが積み重なっています。

きょうの料理(ビギナーズを含む)は、完全に趣味のために買っているものですので、「しばらく買うのを休む」ことはできそうです。

上に挙げた定期刊行物以外にも勉強関係の本(単行本)はたくさんあり、目が覚めて一番最初に・目を閉じる一番最後に見るものは、布団を占めるこれらの山です。「なんとか撤去したくてもできず、ストレスで疲れて次の日に」なります。





どすこい!さん、こんにちは。お便りありがとうございます。

万年床の様子を詳しく教えていただきありがとうございます。

以下に、英語のテキストについてアドバイスします。考え方は、料理の本や『100分de名著』のような教養本も同じなので応用してください。

お便りを読む限り、どすこい!さんは現状をしっかり把握されています。

つまり、本が布団の上や横に山積みになっていて、朝と夜それを目にするたびに、セルフイメージが下がっている現実です。

どすこい!さんは、万年床をやめ、英語をマスターしたいのですが、セルフイメージが下がっている状態では、なかなかうまくいきません。

セルフイメージがよくないと「どうせ自分にはできない」「やっても意味がない」といった気持ちが先に立つので、片付けや勉強のような行動にブレーキがかかります。

私がおすすめするのは、どすこい!さんが、もっと自己肯定感が上がるような行動をすることです。

現状、万年床も山になっているテキストも、どすこいさんの自己肯定感を下げることにしか貢献していません。

テキストは全捨て推奨

邪魔になっていて、見ていてあまり気分になれないテキストは捨ててしまいましょう。

私なら、布団の上で積ん読になっているテキストは全部まとめて、ブックオフなどに引き取ってもらいます。

ブックオフは、「宅配買取サービス」というのがあり、自宅から送ることができます。

それと、テキストの購読は停止するといいでしょう。買っても読まないなら、買う意味がないと思いませんか? お金とスペースと資源がもったいないです。

汚部屋を片付けたいとき、新たにものを入れるのはご法度です。

必要なものは買うべきですが、買っても使わないものまで買うことはおすすめしません。

どすこい!さんは、「部屋を片付けたい」と言いながら、テキストを定期購読してものを増やしていますよね?

この矛盾に気づいてください。

■以前、どすこい!さんからいただいたお便りは以下で紹介しています。

ものが多すぎる家をスッキリ~最初にやるべきこと

テキストを捨てても夢は消えない

どすこい!さんは、『捨ててしまうと「自分は中学英語すらもまともにできない」と認めることになり、それは辛すぎる』と書いていますがこれは誤解です。

べつに英語ができなくても、生きることに支障はありません。

どちらかというと、今、どすこい!さんができるようにしたほうがいいのは、部屋の片付けです。

まず、部屋をきれいにすることを目指してはどうでしょうか?

テキストをいくら持っていても、英語は身につきません。

布団の上に山になっているテキスト=英語力ではないということは納得していただけると思います。

したがって、テキストを捨てても、どすこい!さんの英語力はまったく変わりません。

むしろ、部屋がスッキリし自己肯定感が回復するので、勉強できる環境が整い、英語力が上がる方向に向かうでしょう。

それに、テキストを捨てても英語の勉強はできます

今持っている本を全捨てして仕切り直し、来年届けられる「小学生の基礎英語」を1冊ずつちゃんと読んでいけばいいのではないでしょうか?

もしくは、テキストがどんどんたまるラジオ講座ではなく、中学英語を勉強できる参考書を1冊買えばいいだけです。

あるいは何も買わず、YouTubeで勉強してもいいです。

YouTubeには、中学英語の範囲を体系的に解説しているチャンネルも、英語の勉強法を教えるチャンネルもたくさんあります。

Duolingoなどのアプリで勉強し、わからないところが出てきたら参考書を調べたり、AIに聞いたりするのもいいでしょう。

いずれにしろ、テキストをたくさん持っていなくても、勉強する方法はたくさんあります。

なぜ英語をマスターしたいのか?

テキストのような野望ガラクタを捨てるときは、自分の本当の気持ちを確認すると踏ん切りをつけやすいです。

野望ガラクタとは?⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法

どすこい!さんは、ニューヨークタイムズを読みたいそうですが、なぜでしょう?

なぜ、英語をマスターしたいのか?

英語をマスターしてどんな状態を手に入れたいのか考えたとき、どすこい!さんが求めているのは、「自分はできる人間だ」という自信と、それに伴う心の平穏かもしれません。

これは、自己効力感(Self-Efficacy)がある状態ですが、自己効力感はべつにニューヨークタイムズを読まなくても感じることができます。

たとえば、15分片付けチャレンジなどをしてもいいでしょう。

部屋の一角や引き出しの中など、15分で確実に終わる場所を片付けることを毎日繰り返してください。

すると、部屋はだんだんきれいになるし、「カオスな状態を自分の力で整頓できた」という達成感が得られるし、視覚的ノイズがなくなるので、心の平穏も得られます。

いずれにしろ、テキストを買うことで自分が何を得ようとしているのか/得ているのか一度考えてみてください。

そうすれば、テキストを毎月買い続け、布団の上に置いておいても、本当に望んでいるものは手に入らないことに気づくと思います。

野望ガラクタ:関連記事もどうぞ

野望ガラクタを捨てることは夢や目標をあきらめることじゃない。逆に夢を叶えることつながる。

こんな自分になりたいと思って買ったけど、結局使わない物ばかり:読者のおすすめ第4位(前編)

捨てられない英語の教材を今すぐ捨てられる7つの考え方

ビーズや刺繍糸という野望ガラクタを捨てたいのですが、捨てられません。

野望ガラクタの捨て方については最新刊で詳しく説明しています⇒『それ、いつまで持ってるの?』10月30日発売:捨てにくいものを捨てる

*****

読者のお便りに返信しました。

私も、以前は英字新聞や英語の雑誌(TIMEやNewsweek)をベッドの下にたくさんためこんでいました。

このようなものを実際に読むためには、いつ、どこで読むかしっかり決めておくことが必要です。

どすこい!さんは忙しいようですが、テキストを読む時間をスケジュールに入れると、積ん読本が減るでしょう。

私の一番のおすすめは全部捨てることですが。





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