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断捨離テクニック

今すぐ捨てる行動を起こす4つの方法。待っていても何も変わらない

「物がいっぱいありすぎてどこから手をつけていいのかわからない」「すごく大変そうだ」。そんなふうに、捨てることに怖気づく思考を手放し、実際に捨てる行動を起こすヒントを4つお伝えします。



捨て方の情報はたくさんあるのになぜ捨てられない?

書店に行けば、断捨離や片付け、収納の本のコーナーができています。捨て方について発信しているブログやポータルサイトもたくさんあります。このブログもその1つです。

Googleで「服 捨て方」という言葉で検索すれば、145,000件のサイトがヒットします。

それなのに、物をためすぎて困っていたり、捨て方に悩んでいる人は、相変わらずたくさんいます。

なぜこんなに人は捨てられないのでしょうか?

時間がない、めんどくさい、家族が邪魔をする、買い物グセがおさまらない、などいろいろな理由があるでしょう。

しかし、1番の理由は、「そもそも捨てる行動を起こせない」ということです。

捨て方に関する情報集めばかりして、捨てる行動をしないのです。どんなに片付けの本を読んだところで、行動が伴わなければ、何も変わりません。むしろ断捨離本が増えて、部屋が狭くなるだけです。

ほんのちょっと思考を変えるだけで、すぐに捨てる行動をできる人になります。以下に4つの秘訣を書きますね。

1.自分は片付けられるタイプなのか考えてみる

生まれつき片付けるのが好きな人は、やはりいます。たとえば、近藤麻理恵さんなど。こんまり先生は5才のときから、収納やら片付けに興味があったそうです。

この本にそう書いてありました⇒近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?

こういう性格の人は、ある程度、物を持っていても、なんとか片付け切ることができるでしょう。たとえば、服を1枚1枚きっちりたたんで、タンスの引き出しに立てていれるといった技を使って。

それが、その人の人生にとっていいか悪いかはこのさい別問題です。

しかし、片付けが苦手な人もいます。服をたたむのが嫌いなら、無理にこんまりメソッドをする必要はありません。今、いろいろな収納グッズや収納法のアイデアを提供する雑誌が出ています。

ですが、人の真似をする必要はありません。こういう物や情報は、片付けが得意な人、好きな人のためにあるのです。

スッキリした部屋を手に入れる旅路は、自分を知ることから始まります。

片付けが苦手なら、収納することはあきらめて、物を減らすべきです。人それぞれ、得意なことと不得意なことがあります。不得意な生活技術を克服するより、得意なところを伸ばしたほうが人生、楽になります。

「私は片付けられない」と思っているのなら、片付けなくてもすむ環境にするのが1番です。それには、物を減らすしか方法はありません。

服の数を減らせば、洗濯物が部屋の中にたまっていることなどありえません。少しの服だけを持ち、たたむことはあきらめて、放り投げメソッドを採用してください。

投げ入れメソッドについて⇒床に落ちている服の海を片付ける方法(汚部屋改善) 「服を片付けるコツ」参照。

2.もっとも問題になっているものを探してみる

汚部屋になっている、部屋がいつも散らかっている、その1番の原因になっているものを発見してください。

あるいは、「片付けることをひるませてしまう物」でもいいです。

「あまりに◯◯がいっぱいで、どこから断捨離していいかわからない」の◯◯を探してみるのです。

部屋が散らかっている元凶は人によって違います。ある人にとっては本でしょう。またある人にとっては食器や洋服です。書類の人もいるかもしれません。バッグや靴の人もいるでしょう。

解決しなければならない問題を克服しようとするとき、その問題の大本になっているものを見つけることはとても有効です。

自分の部屋が物でいっぱいになってしまう1番の要因を見つければ、問題の半分は解決したようなもの。

その問題を何とかすれば、今の生活環境に大きなインパクトを与えることができるのですから。問題を見つけるということは、希望を見つけることである、とすら言えるのです。





3.自分の恐れに立ち向かう

物を捨てられないのは恐怖のせいです。「捨てるのがこわい」という気持ちがあるから、多くの人は、きょうも物でいっぱいの生活しにくい部屋で寝起きしているのです。

この恐怖さえなければ、物の少ない、清浄な空気の流れているスッキリきれいな部屋に住むことができるのに。

捨てられない人はこんな恐怖を感じています。
●捨てたあと後悔するのを恐れている
●必要なものを間違えて捨てることを恐れている
●人にダンシャリアンだと思われるのを恐れている(断捨離をする人を悪く言う人は世間にいっぱいいます)。
●片付けてもまたすぐに散らかることを恐れている

このような恐れの気持ちが、さまざまな「捨てない言い訳」を作りだしています。

自分が何を恐れているのか、その恐怖に直面し、打ち勝つ努力をしてください。

今、汚部屋や物であふれた部屋にいるのなら、このような恐怖は、みんなひじょうに不合理な考えです。ニセの恐怖なのです。

自分の直感を信じるべきではありません。なぜなら、私たちのふだんの思考の9割以上が単なる習慣だからです。

直感にだまされてしまう話はこちら⇒失敗しない断捨離に必要なのは、ときめきや直感より理性を信じること

いつまでも恐怖を持ち続けていても、生活の質が向上しないことは明らか。その恐怖はさくっと手放したほうがいいのです。

いらない恐怖は手放して、まずは何か1つ捨ててみてください。

恐怖心に立ち向かう方法⇒不安や恐怖のせいで物が捨てられない。恐れる心とうまくつきあう方法

4.行動するからやる気が出る

「片付けたいけど、なかなかやる気がでない」と言う人がいます。この本心は「自分では片付けたくないけど、自然に家の中が片付いて欲しい」ではないでしょうか?

家が片付いてほしいけれど、自分ではやりたくないのです。なぜなら、あまりに物がありすぎて、やる前から気持ちがくじけているのです。あるいはちょっと片付けてみたものの、捨てられない物ばかり出てきてうんざりしているのかもしれません。

この場合、2つの解決法があります。

1.お金を払って自分以外の誰かに片付けてもらう。
2.少しでいいからとにかく捨ててみる。

今、家の中の不用品の片付けをするプロがいます。ガラクタを片付けて処分してくれる業者や、不要品回収業者です。主に遺品整理や、ゴミ屋敷の片付けを請け負っている人たちです。

こういうサービスに断捨離を頼んでしまうのも1つの手です。

ただ、人に一気に片付けてもらうと、物を減らす生活習慣が全く身につかないでしょう。過去の行動の失敗から学習できないわけです。ほどなくして、また物がたまってしまう恐れがあります。

自分と一緒に片付けてくれる、アート引越センターのエプロンサービスというのもあります⇒断捨離初心者のシニアにおすすめ、『若返り片付け術』を読んで老前整理を加速する 

本で読んだ限りでは、このサービスの人たちは部屋の持ち主と対話しながら片付けている雰囲気です。片付けをまる投げしてしまうより、いいかもしれません。

このように専門業者に頼んでしまえば、取りあえず、物のない空間が出現します。

もう1つの方法は、とにかく何でもいいので、自分で捨て始めることです。「やる気」というのは、じっと待っていても、どこからかやってきたりはしません。

外的刺激によって、モチベーションがアップすることもあるかもしれません。しかし、この手の「やる気」は、刺激がなくなったら、またすぐにダウンします。

「やる気」は常に自分の内側から出すのがベスト。自家発電するのです。点火装置にスイッチを入れる1番いい方法は、四の五の言わず、自分で捨てることです。

何か1つ捨てるだけでもOKです⇒4月がチャンス。捨てられない人が「1つだけ片付け」で自分を変える方法

断言します。

やり始めてみれば、興が湧いてきます。

これは、私の経験から言えることです。どうにもこうにもやる気が出ないときこそ、とにかくやってみるのです。

何ごともやり始めが1番ハードルが高いもの。「やる気がない」と思ったそのときが、やり始める時。ちょっとでいいのでやってみる。すると捨てる加速がつきます。

* * * *
私は、つねづね、部屋の片付けや断捨離は、「捨てる」という行動ありきだと思っています。そういう意味では、断捨離は行動力をつけるいい練習になるかもしれません。

部屋もきれいになって、行動力もつくなんて、こんないいこと、そうそうありません。将来的には節約もできてしまいます。

4つの方法。ぜひお試しください。





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