パンフレットを断っている女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2024.07.31

持ち帰るクセを断つ方法。もらってしまうから不用品が増える。

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自宅に細々としたものがたくさんあるなら、外出先でいろいろなものをもらうのをやめましょう。

それだけで「近い未来に捨てることになるもの」をかなり減らすことができます。

多くの場合、いつもの習慣で無意識にもらっているので、少し意識的になるだけで、もらわなくなります。

この記事ではよくある「うっかりもらってしまうもの」と、持ち帰らない人になる方法を紹介します。



持ち帰ってしまうもの・場所ごとに紹介

1.ファーストフード店やカフェ、レストラン

飲食するために立ち寄った店では以下のものを持ち帰る可能性があります。

使い捨てのカトラリーやストロー

テイクアウトしたり、コンビニでお弁当を買ったりする時、使わないおはしやスプーンを持って帰る可能性あり。

最近は、ストローは配布されないかもしれませんね。

たまに娘とスターバックスのドライブスルー(モバイルピックアップ)を利用しますが、スターバックスではもうストローは使っておらず、カップから直接飲むようになっています。

店内での利用についてはよく知りませんが。

オーガニックフードのスーパーでは、サラダやおかずがパックに入っているものを買うと、レジで、カトラリーが必要か聞かれます。

私は家で食べるのでフォークなどはもらいません。

紙ナプキン

ファストフード店でイートインするとき、多めに紙ナプキンを取って、そのまま持ち帰る場合。用心深い人や、もらうことが好きな人は、多めに取ってしまうので気をつけてください。

調味料の小袋

これも多めにもらうよりは少なめを意識しましょう。そもそも、ファーストフード店の食べ物は最初から濃い味付けなので、調味料を使う必要はないかもしれません。

角砂糖や小物、メニュー

外国のカフェに行くと記念品として小物を持ち帰る人がいます。

旅行が趣味で、行く先々でものをバッグに入れて持って帰り、自宅に記念品専用の引き出しやケースがある。こんな人は、この習慣をきっぱり断ったほうが生活がシンプルになります。

旅の記念品が欲しいときは、写真を撮っておけば十分です。記念品やお土産もデジタル化しましょう。

ホテル

アメニティ:シャンプー、石鹸、歯ブラシなど。

高級ホテルにあるちょっと高価なアメニティを「特別なときのために」持ち帰る人がいますが、将来の「特別なとき」について考えるのではなく、必要な分だけ今、その場で使い、余分は決して持って帰らないようにしましょう。

アメニティは消耗品なので、「あれば使うから」「あってもくさらないから」「買わなくて済むからお得だ」という心理が働きます。

かつて私も、「もらえるものは何でも最大限もらう」というタイプだったので、その気持ちはよくわかります。

ですが、目先のお得につられるとかえって損をします。

小さな節約が大きな無駄遣いを呼ぶ:使わなくていいお金を使うからお金が貯まらない(その4)

汚部屋から抜け出したい人が追求すべきことは、目先のお得ではなく、長期的な幸せや快適さです。

ペンやメモ帳:ホテルの部屋に備え付けられた文房具。ふつう持って帰らないと思いますが、念の為に書いておきます。

旅行先

パンフレットや地図など観光地で無料で配布されるもの

・不用なのにたくさん買ってしまうお土産

私たちは、「必要なものを1つだけ買う」という本来の買い物に求められるスキルを、とうの昔に失っています。

買い物好きな人は、どうしても複数買いをしてしまいます。

お土産を買っているとき、「これ1つだけだと寂しいかな」「ケチな人だと思われないかな」なんて思って、余計に買ってしまいませんか?

「あの人にあげるなら、この人にも必要だよね」。そう思って、大量に買いませんか?

お土産を買うだけでいいのに、「私の分も買っておこうかな?」と、同じものをいくつも買いませんか?

1つでも心当たりがある人は、「お土産は必要な分だけ買うんだ」と心の中で唱えましょう。

私のように、「自分用のお土産はいっさい買わない」と決めておくと、土産物屋で迷うことが減ります。

買い物で立ち寄った店

ポイントカード:めったに来ない店なら、ポイントカードは固く断ってください。

試供品:頼みもしない化粧品のサンプルが勝手に袋に入っていることがあるので、レジでさっと確認して、発見したら店の人に返しましょう。

ショッピングバッグ:できるだけ、自前の袋を持ち歩きましょう。私の住んでいるところは、食料品店では無料のプラスチックのレジ袋を使わなくなったので、自前の袋を持っている人が多く、それ以外の店でも、袋を断ることは全く不自然ではありません。

イベント会場

カンファレンスやイベント会場で配布される資料やノベルティグッズ

デジタル化が進んだのに、まだまだ紙媒体で資料を配布するところが多いです。ふだんからペーパーレスを意識していれば、イベント会場の紙をもらいすぎることはないでしょう。

名刺

街頭

さまざまな紙:散らし、お知らせ、パンフレット、小冊子など。

試供品:ドリンクなどすぐに消費できるものだけをもらいましょう。そのドリンクもその場で飲んでしまうこと。

持って帰らない人になる方法

次に、こうした細々としたものを持って帰らない方法をお伝えします。

1)意識改革

これまで何も考えずにもらっていたなら、うっかり持ち帰ったものが家でガラクタになる現実と直面してもらわない決意をしてください。

「お得だから」という理由で積極的にもらっていたなら、もらったあと、どうやって使ったか、考えてください。

私もたくさんのものをもらいましたが、ものをもらったせいで、人生の質があがったとはとても思えません。

むしろ質が落ちました。

おまけにつられて物を増やす人:ミニマリストへの道、番外編4

私は、「ただでもらえた。得した!」という気分になりたかっただけなので(このときドーパミンが分泌される)、もらったその瞬間に、もらうゴールは達成されました。

ゴールは達成されたので、その後、もらったものを使うことはなく、しかし、捨てるのももったいないので、引き出しや棚、押入れの中にずっと入れたままにし、何年かたってまとめて断捨離しました。

つまり、捨てたんです。

必要性を感じていないものをもらっても、遅かれ早かれ捨てることになります。

2)必要なものは自前で用意する

出先で使うとわかっているもの、たとえばカップやカトラリー、ナプキン、エコバッグなどは、常に自分のものを持ち歩きましょう。

そうすれば、もらわなくてすむので、余分に取りすぎることもありません。

3)断れるようにしておく

街頭で差し出されたものに対して、ちゃんと断れるように、事前に断っている様子を脳内でシミュレーションしてください。

一度、脳内で練習しておいたほうが、何も考えていないときよりも、うまく断ることができます。

何事も、事前準備がものを言います。

4)ものをくれる場所を避ける

よくものを配っている場所を、通勤時必ず歩くなら、通勤ルートを変えてみましょう。

もしかしたらちょっと遠回りになるかもしれませんが、断るストレスをかかえなくてすみますし、余分に歩けるので健康にいいです。

5)毎日不用品を捨てる

1日数分でいいので、毎日不用品を捨てましょう。

捨て活をすると「うっかり持ち帰ったもの」が大量に出てくるので、持ち帰らないほうに意識をシフトできます。

6)サステイナブルな生活について考える

現在の生活の質を次世代に引き継ぐにはどうしたらいいか? 持続可能にするために自分ができることはなんだろう?

そんなことを考える時間を作ってください。

サステイナブルな暮らしでは、リデュース(無駄なものを減らす)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)は基本なので、うっかりものを持ち帰るのはまずいかもよ、と納得できるはずです。

「サステイナブルか?」という目で自分の行動を振り返ってみると、むやみやたらと持ち帰る選択をしなくなりますよ。

持ち帰らない・関連記事もどうぞ

おまけにひそむワナ。物をもらうと無駄な物が増えるばかり。

付録やおまけの使い道に困るのは、本質的にいらない物だから。

モノをもらわないのも一苦労~不用品を「もらわない」ためのミニマリストの努力と工夫

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シンプルに暮らすために、やたらとものを持ち帰るクセを手放すことをおすすめしました。

今でも覚えていますが、20年ほど前、懸賞で文房具をたくさんもらったことがあります。

どこかの事務用品のメーカーか小売店が、廃版になった商品を手放したのですが、レターセットとかペンとか色紙とか、大量に家に届きました。

「子ども会などで使ってください」とメールに書かれていましたが、本当に、団体で使わないととても消費できない量で、懸賞に応募したことを深く後悔しました。





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