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ミニマム思考

最終更新日: 2024.12.17

ものを欲しがる気持ちを手放す7つのコツ

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物欲旺盛で買い物が止まらない人のために、ものを所有することにこだわらないマインドセットを育てるヒントを7つ紹介します。

私たちはたくさんのものに囲まれて暮らしています。

生きていくとき、ものは絶対必要ですし、ものは生活を便利・快適にしてくれます。しかし、多くの人がものを持ちすぎてしまい、かえって生活しにくい状況になっているのも事実です。

暮らしにくくなっていても、「必要かもしれない」「手放したら後悔するかも」と思い、所有し続けることにこだわってなかなか減らせませんよね?

その結果、ものに振り回される生活が続きますが、所有することにこだわらなければ、もっと気持ちが楽になります。



1.価値を感じていることを再確認する

自分にとって本当に大事なものについて考える時間を作ると、ものを所有したい気持ちから解放されると思います。

物理的なものではなく、精神的なものに目を向けましょう。

自分の人生でものが一番大事だと思っている人はそんなに多くないと思います。

人間にはもの以外で大事なものがたくさんあります。たとえば、家族、健康、経験、時間など。

そうした本当に大切にしたいことを考え、ときには実際に書き出して何度も意識してください。

何かを買いたくなったら、「大事なことリスト」を見直して、「今買おうとしているものは、今の自分や来年の自分にとって重要だろうか?」と自問しましょう。

価値観の探し方⇒自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)

2.「たっぷりあるマインド」になる

「すでに私はこんなにいろいろ持っている」と考える「たっぷりあるマインド」になりましょう。

この逆は、今の自分に不足しているものやできていないこと、うまくいかないことに意識を向ける「足りないマインド」です。

「足りないマインド」でいる時間が長いと、物理的なものをたくさん集めて豊かになろうとしてしまいます。

「たっぷりあるマインド」になる方法でおすすめなのは、足りているものを意識的に探すことです。

今の人生は足りていないことばかりと感じたとしても、ものごとはいろいろな面から見ることができるので、足りないと思う裏には、必ず足りているものがあります。

とくに日本は先進国で豊かな国なので、多くの人の基本的ニーズはすでに足りています。

感謝できることを考えてみると、たっぷりあることに気づきやすいです。

すでに持っているものに満足する練習:感謝できるようになる方法(その2)

1日に3つ、感謝しているつもりでも足りないマインドでいるなら、日に10個ぐらい感謝ポイントを見つけてください。

もうひとつおすすめなのは、周囲と自分を比較しないこと。

「自分より持っている」と思う人と比較していたら、誰だって足りないマインドになります。





3.所有と幸せの関係を見直す

「ものをたくさん持つことが幸せの条件ではない」という視点を取り入れてみましょう。

もし「たくさん持つこと」が本当に幸せをもたらすなら、断捨離やミニマリズムという考え方がこれほど多くの人に支持されることはありません。

ものを減らしたことで「前よりも楽になり、幸せを感じるようになった」という人が増えている事実も、ものの多さが豊かな人生を作るわけではないことを証明しています。

私自身、ものを減らしてから、心の余裕や軽やかさを得ることができました。

ここで大切なのは、自分にとって「幸せとは何か?」を見直すことです。

ものがたくさんある部屋に囲まれているときと、スッキリした空間にいるとき、どちらの方が心地よいと感じるか、自分の気持ちを観察してみてください。

「ものが多いことで得られる幸せ」は一時的で、「ものを持たないことで感じる自由」の方が長続きするのではないでしょうか?

ものを増やす選択が必ずしも幸せにつながらないと気づけば、衝動的な買い物や、多くのものを所有したい欲求は自然と薄れていくでしょう。

なぜお金では幸せが買えないのか?(TED)

4.ミニマリストの生活哲学を学ぶ

ミニマリストは、ものをたくさん所有しない生活にメリットを感じ、実践している人たちです。

この人たちが日々何を考え、どう暮らしているのか、なぜミニマルライフを選んでいるのか。その背景にある価値観や生活哲学に触れることで、自分の暮らしにも新しい視点を取り入れることができます。

このブログを書いている私自身がミニマリストなので、過去記事を読んでいただければ、ミニマリストの生活哲学や実践例を知るきっかけになると思います。

たとえば、以下の記事では、ミニマルライフの本質的なことについて書いています⇒ミニマルライフ入門:本当に大切なものを見つける5つの方法

ミニマリズムに関する本やブログ、動画など、さまざまなコンテンツが公開されているので、そうしたものを見てみるのもおすすめです。

一口にミニマリストと言っても、生活スタイルや価値観は人それぞれ。たとえば、シンプルな暮らしを通じて心の豊かさを追求する人もいれば、環境への配慮や持続可能な暮らしを目的とする人もいます。

自分の波長に合いそうなミニマリストの哲学に触れてみましょう。

5.「試しに持たない・使わない」を実践する

だまされたと思って一定期間、「持たない暮らし」につながることを実践してみてください。

たとえば、

・期間限定でいつも大量に買っているもの(衣類、生活用品、日用品のストックなど)を半分だけ買う

・何かがなくなったら買い足さず、それなしでしばらく暮らしてみる

・いつもカバンに入れているものから、なくてもよさそうなものを取り出し、持ち歩かない生活をしてみる

・身につける衣料品を減らしてみる⇒ミニマリストらしいファッションの選び方。プロジェクト333のすすめ。

・食器棚に入っている食器を半分ぐらい箱に詰めて、キッチンから出して生活する

・いつも使っているものを使わずに生活してみる(例:通勤に車を使っているなら、公共交通機関を使う)

・いつも買っているものを買わずに暮らしてみる(例:本は買わずに図書館で借りて読む)

・SNSをチェックするのを1週間完全にやめてみる

・毎日使っているコスメアイテムを一品減らしてみる

・玄関やリビングに飾っているものをひとつだけ取り除いてみる

他にも、何かひとつだけ使うのをやめたり、いつもしていることをやめたりして、実際に持たない暮らしを体験してみてください。

使わなくても意外に大丈夫だし、むしろ使わないほうがいろいろ都合がいいといった発見があるかもしれません。

6. 「持つコスト」を意識する

ものを所有することには、金銭的・時間的・心理的なコストがかかっていると考えてみましょう。

たとえば、せっかくマイホームを購入しても、そこにものを詰め込みすぎてしまうと、本来家族や自分が快適に過ごすための空間が、使っていない不用品で埋め尽くされてしまいます。

この場合、あなたが払っている住宅費の一部は、家族のためではなく、不用品のための「収納スペース代」になっているとも言えます。

また、所有するものが増えれば、それを維持するための時間や労力もかかります。

たとえば、衣類や家具は定期的なメンテナンスが必要ですし、ガジェットや電化製品は故障やアップデートの対応をする必要があります。これらの作業は、気づかないうちにあなたの自由な時間を奪っています。

日々の掃除ひとつにしても、ものが多ければ、手間と時間がかかりますよね?

さらに、心理的なコストも無視できません。

ものが増えるほど、選択肢が増えて迷いやストレスを感じる機会が増えます。

「どれを着よう?」「どれを使おう?」「このアイテム、捨てたいけど、いつか必要になるかも」。こんな小さな考え事をするのは意外と疲れるものです。

選択肢を減らせば暮らしが変わる!シンプルライフの新ルール

7.「必要」と「欲しい」を分けて考える

何かを所有することを決めるまえに、それが必要なのか、それとも単に欲しいだけなのか考える習慣をつけてください。

このシンプルな問いかけが、所有するものを減らす第一歩となります。

必要なものは、生活や仕事を維持するためにどうしても欠かせないものです。

一方で、欲しいだけのものは、感情や欲求に基づいて一時的に魅力を感じて手に入れたいだけのものではないでしょうか?

すでに持っているものについても、「必要か?」「欲しいだけか?」という視点で、区別してみるといいでしょう。

たとえば、家にある調理器具を見直したとき、毎日の食事作りに本当に使っているものは数点で、残りは「便利そう」「オシャレだ」という理由で買った結果、キッチンで待機しているだけではないでしょうか?

部屋にあふれて生活空間を圧迫しているのは、たいてい「欲しいだけのもの」です。

私たちはいったんものを所有すると、どれも大事なものに思ってしまう傾向がありますが、「欲しいだけのもの」は手に入れたときに役目を果たしているので、その後、ずっと部屋に置いておく必要はありません。

一時的な要求を満たすことがどれだけ重要なのか、一度、しっかり考えてください。

■物欲に関連する過去記事もどうぞ⇒あれもほしい、これも買いたい。その物欲は偽りの欲望の可能性が高い。

******

ものを所有することに対するこだわりや執着を手放す方法を7つ紹介しました。

これらの方法を試すことで、過剰にものを所有したがる気持ちを手放し、より自由で心豊かな生活を実現できると思います。

いずれの方法を試すときも、自分の気持ちを見つめる時間は必ず取ってください。

何かを大量に欲しいと思うとき、心の欠落を埋めている場合が多いからです。





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