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ふと気づくと、クローゼットやタンスの中の服が増えている。
でも、これまで不用品を捨てたことがないし、捨てるのが苦手なのよね。
そんな人に、ハードルが低めの服を減らす方法を7つ紹介します。
1.捨てない、だけど記録する
1着も捨てなくていいので、手持ちの服を把握してください。
どんな服がどれだけあるのか、アナログのノートやデジタルのメモ帳に記録してみましょう。
写真のほうが簡単なら、スマホで写真を撮ってもかまいません。
私も以前は、自分のワードローブをすべてブログにアップしていました。
ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)
ノートでも写真アルバムでも、服を一覧できるようにする過程で、「ちょっと多すぎるのでは?」「こんなにいるのかな?」「これ、全然着てないよね」といった気づきを得られ、多くの場合、少し処分する気になります。
全く処分できなくても、ワードローブの記録があれば次の買い物をするとき重宝しますよ。
服が多いと記録するのに時間がかかるので、1日に15分ぐらい作業してください。
きょうは、この引き出し、明日は、あちらの引き出し。こんなふうに見ていけばいいでしょう。
2.手持ちの服を3つに分けてみる
捨てる・捨てないの二択が難しいなら、三択にしてみましょう。
1)使っていないし、愛着もない⇒処分
2)使ってないけど、愛着がある、好きだ、捨てようかどうか迷う⇒保留
3)ちゃんと使っている、これからも着る⇒残す
2)のどっちつかずの服を、クローゼットから出して箱やケースに入れ、別のところに保管します。1年経ってもそのまま箱に入っていたら、捨てるというのはどうでしょうか?
捨てるまでにワンクッション入るし、「1年使わなかったこと」を確認できるので、処分しやすいと思います。
使っていない服をクローゼットから出すと、手持ちの服を使いやすくなるというメリットもあります。
処分を迷っている服を別の場所に保管していることを忘れないように、スケジュール帳や日記帳に書いておいてください。
私の経験から言えますが、見えないところに出してしまうと、わりとすぐ、その存在を忘れます。
私は若いとき、頒布会でパジャマやタオル、ソックスをたくさん買いましたが、自室に入り切らなかったので、母の部屋の押入れのケースに入れていました。
ふだん見ないから、そのうち存在を忘れました。
私がそれらの衣料品の存在をしっかり確認したのは、断捨離した時です。
3.友人や家族に譲る
他人に譲るより、知っている人に譲るほうが、「その服とつながっている感じ」が残ります。
私は、不用品とつながっていたいとは思わないので、どんどん寄付します。
しかし、捨てようか残そうか迷う人は、その服に対して、何らかの愛着があり、その服との関係性を断ちたくないからだと思います。
だから、処分しつつも、関係性が残る方法を使うと、そこまで心が傷まずに手放せるのではないでしょうか?
「そんなの未練がましい」と思うなら、きれいさっぱり処分してください。
4.少しずつ捨てる
一気にたくさん断捨離せず、少しずつ捨てればハードルが下がります。
たとえば、1日に1着、もしくは週に1着というように、少しずつ手放してはどうでしょう?
このように、同じペースで捨て続けるときは、捨てる服を選ぶ時間帯を決めてしまうとうまくいきます。
おすすめの捨てタイムは朝ですが、自分のやりやすい時間帯を選んでください。
物置になってしまった離れの片付け方。ガラクタ部屋の断捨離はこうやる。
以前、私は、毎日断捨離をし、その日捨てたものをブログの記事に書いていたことがあります。
このときは、ブログの更新時間を一定にし、そこから執筆時間や作業時間を逆算して、だいたい同じような時間に、その日の断捨離をしていました。
毎日同じ時間帯に捨てていると習慣になるので、そのうち特に身構えなくても、捨て作業に取り組めるようになります。
5.誰が見ても不用な服を捨てる
もう着ないけど、気に入っている、愛着がある。そんな服は捨てにくいと思います。
一方、誰が見ても不用な服は、捨てやすいでしょう。
捨て始める前に、「誰が見ても捨てたほうがいいと思う服ってどんなの?」と自問して、その回答を自分で書いてください。
そのリストをもとに捨てていきます。
自分で回答することにより、他人の提案する「自分には厳しすぎるルール」を回避することができます。
ちなみに、この質問に対する私の回答は、
・サイズが合わない服
サイズが合わない、とくに小さすぎる服は持っていても着ないので、捨て候補です。
大きな服はゆったり着ることができますが、袖や丈が長すぎると動きにくいので、ほかに服がないならいざ知らず、たくさんあるなら、わざあざ着る必要はありません。
・痛みがひどい服
シミ、穴、破れなど、明らかに修復不可能なダメージ、もしくは修復する気になれない損傷がある服も、捨てたほうがいい服です。
私は、穴のあいたTシャツを着ていますが、これは毎日のように着ているから捨てないだけで、着ていない服なら、私でも捨てます。
・流行遅れの服
トレンドが終わった大昔の服は、もう着ません。ビンテージファッションとして楽しむこともできますが、「今も着ているなら」、の話です。
・色あせや変色が目立つ服
自分で、「この服は色あせがひどい」と認識している服は、着ていて気分がよくないので、もう着ません。
・着心地が悪い服
何らかの理由で着心地が悪い服も、もう着ないでしょう。
以上、5種類の服は、誰が見ても、「もう着ない」と判断できる不用品の度合いの高い服なので、安心して捨てることができるでしょう。
6.類似品が多すぎる服を捨てる
着るシチュエーションが同じで、少しだけ素材、色、デザインが違う。そんな服はひとまとめにして、少し間引きます。
コレクションしているわけでもないのに、Tシャツばかりが30枚もある。
こんなときは、少しTシャツを捨てると、たんすの中がスッキリします。
同じ用途の服が何着もあると、どうしても、よく着る服とあまり着ない服が出てきます。
あまり着ないほうを捨てても、生活には困りません。
7.買うほうを控える
すでに買ってしまった服は、適宜、処分する必要がありますが、これから家に入れる服は、意識して減らせば、あとの処分が必要なくなります。
すでにあなたの家にはたくさん服があるので、入れるほうを控えても、何の問題もありません。
服は毎年買う必要はなく、着るものがなくなったら買うルールを作るといいでしょう。
捨てるときにおすすめの考え方
ここまでゆるめの捨て方をお伝えしましたが、いざ捨てようとすると、「もったいない」「まだ、着られる」「そのうち着るかも」と考えて、捨てたくなくなるかもしれません。
そのときは、今の状態を今後も続けたいのか考えてみましょう。具体的には
-今後も、それだけたくさんの服を持って暮らすのか
-満杯のクローゼットやたんすと寝起きを共にするのか
-今手元にある服たちと一生添い遂げたいのか
-全然着ない服を未来まで連れていきたいのか
そんなことを考えてください。
せっかく買った服や気に入って手に入れた服を手放すのは悲しいかもしれません。ですが、着ない服をたくさん持っていても、意味がないと思いませんか?
服がありすぎるせいでさまざまな問題が発生していることを認めましょう。
少し処分すれば
-朝、着る服に迷わなくてもいい
-外出の支度がストレスなくできる
-無理にクローゼットやたんすに押し込まなくてもいい
-今必要な服をすぐに手に取れる
-着ない服に貴重な住スペースを明け渡さなくてもいい
-収納法を考えなくていい
こんなメリットを享受できます。
服を失うのではなく、新しい生活空間を手にいれると考えてください。
■関連記事もどうぞ⇒服を捨てるのが苦手な人に伝える、苦しまなくてすむ方法。
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これまで服を捨てたことがない人に、ハードル低めの手放し方を紹介しました。
服は消耗品ではないので、そんなに簡単には痛みません。
たくさん持っていても、とても1人では消費できないため、どこかであきらめて手放さないと生活はシンプルになりません。
状態がいい服は、他の人に着てもらうこともできるので、着ない服は早めに手放して、ストレスフリーの生活を始めましょう。