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部屋の片付けや、不用品の処分を楽しむために、一番効果のあることをお伝えします。
気軽に、鼻歌でも歌いながら、物をしまったり、不用品を捨てたりできれば、「このあいだ片付けたけど、また散らかって、ずっとそのままだわ(どんより)」という状態を回避できます。
まあ、物が多すぎると、散らかった部屋がデフォルトになるのは仕方ありません。
その場合でも、片付けを楽しくできれば、スッキリ空間に近づきますよね。
どうしたら片付けを楽しめるようになるか?
これが一番効くと思います。
小さなゴールを作って、そのゴールの達成を目指して片付ける
私が一番効果的だと思うのは、自分なりにゴールを作って、そのゴールに到達する計画をたて、目標に向けて、毎日コツコツ片付けることです。
片付けや家事が「楽しくない、徒労だ、消耗する」と思うのは、「いつまでたっても終わりがない」と思うからです。
・朝片付けても、夕方には子供のおもちゃがそこら中に散らかっている
・昼間きれいに整頓しても、夫が帰ってくると、ジャケットや靴下がそのへんに散らばる(今の時代、こんな男性はいないかもしれませんが)。
・日曜日に実家に行って、父親の身の回りを片付けたが、翌月、また実家に行ったら、流しには汚れた食器、ダイニングテーブルの上には意味不明の郵便物や紙切れ、床には、コンビニの袋が点々と置いてある。つまり、前の状態に完全に逆戻りしている。
こういうことが続くと、「やってもやっても終わらない」という気分になり、疲れますよね。
そこで、自分で枠組みを考えて、終わるポイントを設定してください。
終了地点まで到達すれば、「ああ、これだけやったんだわ、私」「やればできるね」「このままやれば、今年中には終わりそう」と、明るい気分になり、やる気も持続します。
これ、本当ですよ。
終わるポイントを作る
家全体の片付けを、小さな収納スペースや、一定のカテゴリーのものに区切れば、終わるポイントができます。
あとは、それを順番に片付けていくだけ。
先週日替わりで、部屋を片付ける方法を紹介したので⇒汚部屋の住人向け、週に1度はきれいにしたほうがいい場所7つ、この記事を参考に、最初のゴールを作ってみるといいかもしれません。
過去記事にも、ゴール作りに参考になる話をたくさん書いているから、よかったら過去記事も読んでください。
こちらの記事で説明しているサブゴールを作ることなど、応用できると思います⇒やるべきことを後回しにしない7つの方法(汚部屋改善)
主体的に片付ける
片付け本や雑誌、インスタグラム、その他いろいろなところに、片付けプランが書いてあります。
このようなものを参考にしてもいいのですが、自分に合うように改良してください。
雑誌にのっているものをそっくりそのまま真似してもうまくいきません。
それは、あくまで他人が他人の部屋を片付けたやり方だし、肝心のことが書いてないことも多いもの。自分の環境や性格に合わないことは当然あります。
骨組みだけ参考にして、あとは自分に合うプランや、やリ方を考えながら進めましょう。
先日、行動を変えるTEDトークを紹介しましたが⇒何でも変えられる。意志のちからより、スキルを使おう(TED)
このスピーチでも、「行動を変えることに成功した人は、自分に合うように方法をカスタマイズした、試行錯誤した」と言っています。
自分で工夫すると、おのずと主体的に片付けに取り組むようになります。
主体的に取り組むのは、継続や成功するための大きな秘訣です。
「やらなきゃいけないから片付けている」という、「本当は自分はこんなことをしたくないけど、やるしかないからやっているのよね」という受け身の姿勢、または、「やらされている態度」でいると、片付けは楽しくありません。
そうではなく、自分や家族が快適に暮らせるようにするために、私が自主的に片付けているのだ、という気持ちになってください。
実際そうですよね? 誰しも自分が心地よく生活するために、人生の質をあげるために片付けているはずです。
小さなゴールって?
私が実際やっていることをお伝えできればいいのですが、私はあまり物を持っていないので、部屋はそんなに散らかりませんし、散らかっても簡単にリセットできます。
そこで、きょうは、趣味のフランス語の学習を例にあげて説明しますね。
語学は、どこまでやっても終わりがないものの1つです。
「ネイティブみたいになりたい」なんて安易に思ってしまうと、いつまでたっても終わりません(「ネイティブみたいになる」というのはいい目標ではないので、そう思わないほうがいいですよ)。
そもそも、母語の日本語にしても、勉強したいところや、伸びる余地はいくらでもあります。
そこで、私は、小さいゴールを作って取り組むことにしています。
以前も書いていますが、ここ数年、死蔵品を使うプロジェクトをしています⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。
特に死蔵品が多いのは書籍なので、積ん読を解消するために、「読んで捨てる・読まずに捨てる」のどちらかをして、本を減らしている最中です。
その一環で、今年の春先に、買ったもののろくに使っていない/読んでいないフランス語の参考書や問題集を順番に使うことを始めました。
1冊目がこの問題集(ワークブック)です。
平日、毎朝30分、このドリルをやることにしました。
3月16日に始め、2ヶ月と10日ほどで、ようやく228ページまで到達しました。
全部で286ページですが、おしまいの数ページは動詞の活用表と単語や表現が書いてあるグロッサリーなので、ドリルそのものは261ページが最後のページです。
終わりが見えてきたので、今朝、「あら? あともう少しで終わりだ。わ~い!」とすごくうれしい気持ちになりました。
これを1冊やったからといって、フランス語がすごく上達するわけではないし、このあと読むべき本もまだたくさんあるのですが、単純に、もうすぐゴールインすることがすごくうれしいわけです。
これは、誰でもそうです。
何かを達成すると、脳内でドーパミンが出るから、うれしい気分になって、まだ同じことを繰り返したくなります。
To-doリストに書いたタスクをやり終えて、チェックをいれるときって、うれしいですよね?
私の場合は、フランス語の学習が進んでいることがうれしいのではなく、問題集の消化が進んでいることがうれしいのですが。
脳は、いま、やっていることが、その人のためになるかどうかは関係なく、求めているものを手にいれたときドーパミンを出すので、使い方を間違えると、買い物依存など、悪い習慣が身につきます。
ですが、小さな片付けを積み重ねていくことは、自分のためになることです。
終わる時間を決める
片付けを終える時間を決めて始めるのも、終わるポイントを作る方法の1つです。
この場合も、あまり大きな枠にせず、10分、15分といった小さな枠にしてください。
片付けを始める前に、いつ終わるか決めて、タイマーをセットして始めれば、タイマーがなったときが、到達地点です。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
もっとやりたいと思うかもしれませんが、「もっとやりたいな」と思うところで止めておくほうが、継続にはプラスになります。
やりすぎると疲れるし、最初に決めた終わるポイントを活かすことができません。
終わりや制限を最初にもうけておく方法、ぜひお試しください。
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料理が大嫌いな主婦。どうしても作る気になれず夕方うつうつとします←質問の回答
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片付けを楽しめる人になる方法を紹介しました。
1つのゴールにたどり着いて、「まだまだ全然片付いてないじゃん」と思ったら、また新しいゴールを作って片付けます。
ゴールと書くと大げさに聞こえますが、「今回はここまで」と決めるだけです。
これまで片付けに対して、前向きになれなかった人は、一度、「どこまでやるか」決めてから、やってみてください。
応援しています。