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さほど無駄遣いをしたわけでもないのに、お金を使ったあと、罪悪感を感じて、暗い気持ちになることがあります。
好きな物を買って、楽しい気分であるべきなのに、「またやってしまった…」とどんよりして、買った物を楽しめないときが。
そんなとき、どんなふうに気持ちを切り替えたらいいのか、わたしのやり方を紹介します。
飛行場で無駄遣いをした筆子
きのう、飛行場にて、予想以上にお金を使いすぎてしまいました。
飛行場って何もかもが異様に高いですよね? 今朝、きのうの出費を家計簿につけていたら、睡眠不足のせいもあったせいか、思考がネガティブになってしまいました。
「ああ、なんでこんな物を買ってしまったんだ」「なんで飛行場で飲み物を買ってしまったのだ? 機内でいやというほど、飲めるのに」「なんで、おみやげは、もっと早く、飛行場以外の場所で買っておかなかったんだ?「なんで、もっとじっくり、お土産を売ってる店を見てから決めなかったんだ」などなど、さまざまな後悔が押し寄せてきたのです。
ですが、いくら後悔したところで、今さらやり直しはできません。
罪悪感を感じてブルーになったままでいても何もよいことはないのです。私は以下のことをして気分一新しました。
1.失敗は学びに変える
まずかった、そうすべきではなかった、という自分のあやまちは、すべて学びに変えることができます。
私は、今回の旅行用に関するさまざまなことを書き記すノートを1冊用意していますが、それに、「空港での学び」というページを作って、失敗から学べることを箇条書きしてみました。
すると、あやまちにばかりフォーカスしていた視点を、多少は前向きな方向に向けることができました。
2.全体像を見る
英語に see the big picture という言葉があります。直訳は、「大きな絵を見る」で、意味は、「全体像を見る」「大局的見地から見る」です。
空港での小さなできごと1つ1つだけを切り取って考えるのではなく、それぞれのできごとが、今回の旅行や、自分の人生全体にどんな意味を持つのか、考えてみました。
そのおかげで、買い物の失敗のせいで、旅行のすべてが損なわれたわけではない、むしろ旅行はどちらかというとスムーズに運んだ、とか、自分の人生にとって、今回の無駄遣いはそこまでダメージがあるわけではない、とわかりました。
3.数字にこだわりすぎるのをやめる
私は、毎日、買ったものと値段を家計簿につけています。節約や貯金をするために収支の流れをつかむのは基本ですが、あまり数字にばかりこだわりすぎるのもよくありません。
私が、空港で無駄遣いしたものの1つにベーカリーで買ったクロワッサン(3ドル50セント)とハーブティ(3ドル9セント)があります。
「あんなぱさぱさなクロワッサンに3ドル50セントも払うなんて」とがーんとしたのですが、両方合わせても、税込みで7ドル以下です。
7ドルにこだわって、くさくさするのもばからしい、ということに気づきました。
4.予算や計画にそっているならよしとする
お金をつかったあと、「つまらない物にお金をつかってしまった」「もっと有効な使い方があっただろうに」と後悔したとしても、そこそこ、予算通りにお金を使えていたら、「完璧な使い方」でなくてもよいのだ、と思うようにしました。
そもそも、完璧なお金の使い方がどういうものかわからないし、何ごとも完璧にこだわりすぎると、デメリットのほうが多いものです。
断捨離もそうですね⇒完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由
何も予算をたてていないと、どうでもいいものにお金を使いすぎて、肝心のものに、お金を使い損なう事態になります。
逆に、ある程度、計画をたて、使いみちを割り振っていれば、多少の無駄遣いがあったとしても、そこまで大きなダメージはないのです。
オーソドックスな予算のたて方⇒お金を貯めるのが苦手な人が、今度こそ貯金できる人になる5つのステップ。
5.バランスをとる
何かにお金を使いすぎてしまったとしても、それで「一巻の終わり」「人生すべてが台無しになった」というわけではありません。
今後、少し、お金を使うのを控えて、バランスをとればいいのです。
私自身は、今年は里帰りとその関連費用で、かなり大きなお金が出ていったので、来年1年は、「買わない挑戦」をしようかな、と考えています。
買わない挑戦とは? ⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
6.自分が主導権を握っていると感じられることをする
私は、お金を使ったあと、「こんなふうにお金をどんどん使ってしまったら、老後のお金はなくなってしまう」と恐怖を感じることがあります。
お金を使ったあとの後悔や罪悪感は、恐怖の気持ちに根ざしているのです。
恐怖を感じると、ますます不安がつのります。周囲の状況にどんどんふりまわされてしまうのです。
そんなときは、「ほかでもない自分が自分の生活をなんとかしていくのだ」という気持ちなれることをやるといいと思います。
特に効果的なのは、自分との約束を守ること。
たとえば、お金の使い方に関して、自分で小さな目標を立てて、それを実践していくとよいです。緊急事態用の費用として、給料の半年分を貯める、とか、今月は洋服にお金を使うのをやめる、とか、目標はなんでもいいです。
あまり難しすぎない、けれども、意識していないと達成できないゴールをめざして、少しずつ行動していきます。
自分との約束を守ると、自信がつくし、自分の人生は自分で舵をとっている、と感じられ、不安が小さくなります。
不安の解消法⇒心配や不安でいっぱいの人生から抜け出すには?
7.損をしたことに意識を向けすぎない
人間は損をすると、その事実で脳内がいっぱいになり、べつのよいことに意識を向けなくなります。
損ばかりがクローズアップされる話⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる
人は毎日、いろいろな選択や行動をしているから、すべてが、「損した!」と思うできごとではありません。けれども、損をしたことに対して、敏感すぎるので、そのことばかり考えてしまうのです。
「損をしたことにだけ、意識を向けるのはやめよう」と気をつければ、お金を使ったあと、罪悪感を感じたり、気持ちが暗くなることを防げます。
何も考えていないと、損をしたことやネガティブなことばかりが、大きくふくらんでしまうのです。
番外:軽い運動をしてみる
ブルーな気分になっているときは、気分転換にちょっと体を動かしてみると、思いのほか、気分が上向きます。
私はミニトランポリンをしてみましたが⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果、気分がすっきりし、眠気もふきとび、ブログを書く気にすらなりました。
運動をすると、ドーパミンが分泌されて、快の気持ちを感じますが、脳そのものの働きにも、運動はよい影響がある、と考えられています。
より、自分のためになる考え方ができるようになるのです。
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お金を使うときに罪悪感を感じる。罪の意識を手放す方法を知りたい←質問の回答
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今回は、買い物したあと、ブルーになってしまったとき、気分を切り替える方法をお伝えしました。
特に大事なのは、
●損にフォーカスしすぎない。
これだと思います。