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ミニマルな日常

最終更新日: 2018.02.9

日常生活でトラブルに遭わない方法←質問の回答

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外出したときのよけいなトラブルを回避する方法を教えてください、というメールをいただきました。

この記事で回答します。

まずシェアします。bambooさんからです。



変な人にからまれたくない

件名:日常生活でトラブルに遭わないようにするには

筆子さん、こんにちは。

以前何度か質問を記事にしていただいたbambooです。

私は現在幼い子どもを育てているのですが、まだまだ目が離せない年頃のため、毎日気を張りながら生活しています。

子どもと2人で外出すると、見知らぬ方に親切にしてもらったり、優しい言葉をかけてもらったりしてうれしいことがあります。

その一方で、嫌な思いをすることもあります。

以前電車に乗っていた時、降りようとした瞬間に後ろから思い切り押されたことがあります。

その時子どもを抱っこ紐で前に抱いていたのですが、危うく転びそうになりました。

思わず、押した人に「危ないじゃないですか!」と言ってしまいましたが、その人は無視してさっさと歩いていきました。(今思えば、何かされるかもしれないのに危険な行為ですが…。)

生きていれば誰しもこのようなことに遭遇することはあるでしょうが、もしあの時転んでいたら子どもがどうなっていたかと考えるだけで恐ろしいです。

自分1人ならどうにかなりますが、幼い子がいる現在、このような危険は最大限回避したいです。

そこで筆子さんにお聞きしたいのですが、「犯罪まではいかないけれども不快なこと・危険なこと」をできるだけ避けるためには、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。

例えば、故意に押される、故意に足を踏まれる、怒鳴られる、舌打ちされる、暴言を吐かれる、など…

ハッキリ言ってしまうと、いわゆる「ヘンな人」にからまれない方法が知りたいのです。

私は外見が大人しそうに見えるためか、昔から「ヘンな人」にからまれることが少なくありません。

実は気が強いため、子どもがいない頃は相手に言い返すこともありました。

しかし今は、子どもを守るためにそんなことはできませんし、したくありません。

とにかくトラブルを事前に避けたいのです。

外見やファッション、行動、言動、気持ちの持ちようなど、外出時におけるトラブル回避のために自分自身で気をつけられることがあったら、ぜひ教えてください。

よろしくお願いします。

bambooさん、こんにちは。ご質問ありがとうございます。

5つアドバイスします。





1.トラブルに遭うと思わない

まず、「外に出るとまた嫌な目に遭いそう」「変な人にからまれそう」と思うのをやめてください。

以前、「イライラ防止法」にも書いたのですが、トラブルに遭いそうだ、と思っていると、そうなる可能性があがります。

この記事です⇒無礼な人や気が利かない人にいちいちイライラしない3つの方法。 「2.嫌な目に遭うと思ってはいけない」のところです。

人は自分が探しているもの、意識を向けている状況を手に入れます。

外出する前は、これから起こるであろう楽しいことにフォーカスしてください。

「天気がいいからきっと気持ちがいいわね」「外でこんなおいしい物、食べてみよう」「春らしい服がショーウインドウに出ているかもしれない」などなど。

ポジティブなことを思い浮かべるようにすると、それだけでトラブルを回避できると思います。

だまされたと思ってやってください。

外に出ると、変な人にからまれる、押される、足を踏まれる、怒鳴られる、舌打ちされる、きついことを言われる、ああ、いやだ、いやだ、と思うこの思考を捨てるのです。

そもそも、わざと人の背中を押したり、わざと足を踏んだりする人ってあまりいないんじゃないですか?

電車でbambooさんを押した人もわざとではなく、人の流れでついそうなってしまったのではないでしょうか?

礼儀を知らない人だったので謝らなかっただけでしょう。

日本人は、知らない人には、あまり声を出して挨拶したりあやまったりしないですからね。

2.コントロールフリークにならない

世の中にはコントロールできることと、できないことがあることを受け入れてください。

コントロールフリークになるのをやめるのです。

コントロールフリーク(Control freak)とは、コントロールに夢中になる人、状況を自分の思い通りにしないではいられない人です。

人を信用できないので、仕事をすべてかかえこんだり、人に変わることを強要したり、災害、トラブル、その他の不意の出来事が起こらないように、どこまでもがんばる人がそうです。

bambooさんもメールに書いているように、生きていればいろいろな状況に遭遇するのは当然のことです。ときには自分や家族の身が危険にさらされることだってあるでしょう。

でもこれはしょうがないことなのです。

小さな子どもを持つ母親なら、外出先で、最優先に扱ってもらい、便宜を図ってもらい、やさしい言葉をかけてもらい、子どものことを可愛いと言ってもらいたい。子どもの安全を一番に考えてもらいたい、という気持ちがあるでしょう。

自分の子どもは大事だから、そのように扱ってもらいたい、自分の子どもは特別なんだ、と。

親にとって、自分の子どもは特別ですが、いったん外に出れば、他の人もそのように考えています。

「一番大事なのは私なんだから、私がちゃんと電車を降りられるように、前の人はさっさと降りてくれ。子ども連れで、もたもたしてるなんて言語道断だ、迷惑だ」と考えている人もいます。

そこまではっきり認識してはいないでしょうが、たいていの人が、「自分を最優先に扱ってくれたまえ」と思っています。

bambooさんが、自分の希望を持ち、そのように行動するように、相手にも、考えたいように考え、したいようにさせてあげるべきでしょう。

「状況をコントロールしたい」という気持ちを捨てると、仮にトラブルにあったとしても、「まあ、しかたないか」と軽くおおらかに流すことができます。

精神的なダメージが軽減します。

3.できるだけ前向きに考える

物事を悪く取らない練習をしてください。そして、被害者的発想を捨てます。

bambooさんは以前、悪夢を見ない方法を質問されましたよね?

その回答でも同じアドバイスをしています。

悪夢を見ないようにする方法。嫌な夢、怖い夢はこうして減らす。

過去の嫌な記憶を消す7つの方法。辛い思い出はこうして手放す。

電車で押されたとき、転んでいたらどうなっていたか考えるだけで恐ろしい。こう、bambooさんは書いています。

ですが、実際は転ばなかったわけです。よかったですよね?

たぶん私なら、そういう状況になったとき、「よろけたけど転ばなかった。やっぱり毎日スクワットで鍛えてるからね~。きょうはラッキーだ」と思うでしょう。

自分の身に降りかかってくるできごとは、全部自分で解釈しているので、その解釈を変えてはどうだろうか、と私は数え切れないほど過去記事に書いてきました。

起きたことはニュートラルで、何の色もついていないのに、それをとてもネガティブに解釈してしまう人がいます。

無理にポジティブに考える必要はありませんが、自分が必要以上に悪くとっている可能性があることは、覚えておいてください。

子育てで忙しいとは思いますが、余裕があったら、「心の整理」の記事をすべて読んでみてください。昔書いた記事はこちらにまとめています⇒心の断捨離の方法を書いた記事のまとめ

特におすすめの記事です⇒ポジティブ思考は学習できる。前向きになる4つのポイント教えます。

最近書いた記事です⇒いい、悪いと簡単に決めつけられるほど人生は単純じゃない(TED)

前向きに考えることができれば、これまではトラブルだと思っていたことのいくつかは、何でもないことに変わります。

4.自分が恐れているもの・恐れていることを見極める

自分が恐れているものの本質を見極めてください。

恐怖心が強い人は、まだ何も怒っていないのに、余計な心配をしてしまいます。

お子さんが小さいから毎日はらはらしているそうですが、ごく常識的に子育てをしていれば、子どもはそんなに簡単に命を落としたりはしません。

子どもは強い生命力を持っています。それを信じるべきです。

自分が怖がっているものの正体がわかれば、心の準備ができます。

bambooさんは「変な人にからまれたくない」そうですが、なぜそう思っているのでしょうか?

変な人にからまれたくない究極の理由を考えてください。

私が思いつくのは、

・嫌な思いをしたくない

・痛い思いをしたくない

・子どもに怪我をさせたくない

・子どもの命を取られたくない

・自分が怪我をしたくない

・人にからまれて命を失いたくない

・他人とかかずりあっている時間がもったいない

・もめごとになって周囲の注目を集めたくない

こんなところです。

「~な思いをしたくない」ということに関しては、考え方を変えることで対応できます。

肉体的な痛みは延々とは続きません。

子どもが命を失ってしまうのは、耐えがたいことですが、生きているものはいつかは死にます。

きょう、電車の中で死んでもいいように、ふだんから愛情をいっぱい向けて育てて、よい時間を持っておくことで、死んだときのダメージを少なくできるかもしれません。

いや、ダメージは変わらないでしょうか。

というよりも、赤ちゃんが電車の中で人にからまれて死ぬなんてこと、日本でそんなに簡単に起きそうに思えません。

などなど、自分の恐怖の本質をさぐっていると、意味のない心配をしていることに気づくものです。

こちらの記事を読んでみてください⇒100日間、怖いと思うことにチャレンジしてわかったこと(TED)

こちらも参考になります⇒強い心を持つ3つの方法。考え方の悪習慣を手放せばメンタルを強くできる(TED)

5.常識的な準備をする

日常生活で余計なトラブルにまきこまれないためには、自分のコントロールできる範囲で、常識的な準備をすればそれで充分ではないでしょうか?

人にからまれないためには、そもそもそういう人がたくさんいるところに出向かないことです。

日本は治安がいいので、アメリカのように、「この時間帯のこの地下鉄の路線は危険」なんて場所はあまりないと思いますが。

私が日本にいたときは、ほぼ名古屋で暮していましたが、街中で身の危険を感じたことはありません。

電車ならラッシュアワーなど混んでいる時間帯を避ければ、押されることも少ないです。忙しい時間帯、混んでる時間帯に外出しないようにするだけです。

どうしてもそういう時間帯に出かけざるを得ないなら、タクシーを使うとかすればいいですね。

外見・ファッションについてですが、べつにいつもの格好で大丈夫です。

子育てしている人は動きやすい格好をしているはずですが、機敏に動けるように、移動中の足元は、はきなれたスニーカーがベストかと思います。

子どもを守れるように、自分の身体を大事にして体力をつけておくのもいいですね。

理不尽なことを言ってくる見ず知らずの他人に出会ったら、言い負かそうとしないことです。堂々とその場から離れれば、何の問題も起きないでしょう。

とはいえ、日本で、公共の場でいきなり暴挙に出る人ってあまりいないと思うんですよね。

目立つ格好をしていても、日本の人って何も言いません。ただ、遠巻きにちらちらと見るだけです。

これは実際に名古屋の地下鉄で体験しました。里帰りしたとき、娘が強烈に肌を露出する服を着ていたからです。

私は、「まわりの人、娘のこと見てる…」と思いましたが、娘は全然平気でした。

本人はいつも通りの格好をしていただけだし、そういう格好をしていると地下鉄で人がジロジロ見る、という発想がまったくなかったからだと思います。

bambooさんがお住いの地域は特に治安が悪いのでしょうか。

日本人が、初対面の人にいきなりからむなんて、私は想像できないのですが。

あとは、「理不尽に人にからまれた」という体験をしたら、ノートに状況を書いて、分析するといいと思います。どうしたら避けられたか、ということをご自身で考えるのです。

ただし、対策を立てるときは、自分にはコントロールできないことがある、ということを忘れないでください。

人からひどいことを言われたとしても、言われのないことなら、自分の問題として受け止める必要はないです。

「自分が人にされて嫌なことは他人にもしない」という方針で行動すれば、トラブルに巻き込まれにくいのではないでしょうか?

****

とにかく、「トラブルに遭いそうだ」とあまり心配しすぎないことです。

自分がコントロールできる範囲の準備はして、あとは運を天にまかせてください。

これまでの人生を振り返ると、私はわりと幸運に恵まれていましたが、「あのときは最悪だったな」と思うことはいくつかあります。

しかし、それでも何とかなりました。

人生ってそういうものじゃないでしょうか?





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