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マイペースで行動できる人になる方法をお伝えします。
少し前に、お金が貯まる行動案としてゴーイングマイウエイをおすすめしました。
この記事です⇒お金が貯まりやすくなるための考え方とざっくりした行動案~予算とか考えたくないあなたへ(前編)。
自分の道を行く人は、周囲の人の行動やメディアの意見に左右されにくいので、不安や虚栄心から生じる買い物が少ないはずです。
今は、SNSで、写真や動画という有無を言わさず五感に訴えかけるメディアを使って、日々、見栄の張り合いが繰り広げられている時代です。
そんな時代だからこそ、ゆるぎのない自分軸を打ち立てることができれば、無駄遣いがぐーんと減るんじゃないでしょうか?
無駄遣いが減れば貯金もできるし、ガラクタも増えません。
このシリーズでは、どうやったら、わが道を行くことができるのか、いくつかの心得をお伝えします。
今回は2つやり方を書きます。とても効果があると思うので、他人軸よりになって、無駄なお金を使うことが多い人は、ぜひ、参考にしてください。
1.他人の承認を求めるのを控えめにする
承認欲求が強すぎると、他人の行動や意見に強い影響を受けてしまうので、欲求が強い場合は少し減らしてください。
承認欲求は、他人から認められたい、自分が価値ある人間であると思ってほしいという欲望で、人間なら誰でも持っています。
持っていて問題ありませんが、この欲求が強すぎると、他人にひけらかすために物やサービスを買うことが増えると私は考えています。
承認欲求を減らす方法はいろいろありますが、ここでは、2つ提案します。
1)死蔵品になった物を買った動機や、野望ガラクタができてしまった理由を考える
野望ガラクタとは、「こんな人になれたらいいな」と思って、自分らしさを無視して買ったあと、あまり使われることなく部屋で眠っている物たちのことです。
こちらで説明しています⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法
そこまで必要でない物を買ってしまうとき、人の目が理由になっていることが多いと思います。
仲間だと思われたい、批判されたくない、嫌われたくない、こんな人だと認めてほしい、きれいなママだと思われたい、おしゃれな人だと思われたい、センスのいい人だと思われたい、目立ちたい、お金があると思われたい、有能な人だと思われたい、気前のいい人だと思われたい、おもてなし上手だと思われたいetc.
「こう思ってほしい」という気持ちから、物を買ってしまうのです。
たとえば、5人グループのうち4人がiPhoneを持っているから、自分も買って仲間だと認めてもらおう、なんて時です。
こうした買い物の背景には、他の人の思考や行動をコントロールしたい気持ちがあります。
この行動は、必ずしも悪いことではありませn。円滑に社会生活を営むためには、ある程度は必要なことです。しかし、この欲求が強すぎると無駄な買い物が増えます。
特に、今の日本のように、何か問題を解決したいとき、すぐにお金を使って物やサービスを買うことがあたりまえになっていて、買い物がすごく簡単な社会に住んでいたら、いらない物をどんどん買ってしまいます。
自分軸が弱い人は、他人や状況をコントロールしたいという気持ちが強いので、自分がやっきになってコントロールしようとしている分野を見つけてください。
そして、今後はコントロールする手をゆるめましょう。
今、年末なので、今年1年の買い物を振り返ってみるといいですね。
2)他人の承認を求める理由を考える
人の承認を求めすぎてしまう理由を考えてください。
承認欲求が強い人は、そうせざるを得ない理由があるから、そうしていると思います。
その理由を考えてみます。
なぜ、私は他人と自分をすぐに比べてしまうのだろう?
なぜ、私は、他人をうらやましいとばかり思うんだろう?
なぜ私は、他の人に、すごいね/がんばっているね/かわいいね/賢いねetc.と言われないとだめだと思ってしまうのだろう?
なぜ私は、インスタのフォロワーの数にこんなにこだわるんだろう?/フォロワーの多い人を無条件に尊敬してしまうんだろう?
なぜ私は、こんなに化粧品ばかり買うんだろう?/整形を繰り返すのだろう/やせたいと思うのだろう?
なぜ私は、資格を取ることにこんなにこだわっているんだろう?/なんでも一番じゃないと気がすまないんだろう?
などなど、承認欲求が強すぎるゆえに自分がしている行動の理由を考えてください。
ざっくり「性格だから」ですませると、何も変わらないので深掘りしましょう。
生育環境、過去の体験、今の人間関係、思い込みなど、何らかの理由があるはずです。理由がわかると、対策を取れますよね。
その理由は、心の奥にある本質的なものでなくても大丈夫です。
こういうことがあるから、こう反応してしまう、ぐらいのパターンを見つけてください。
たとえば、見栄っ張りな人ばかりのグループにいるから、影響を受けてしまっている、と気づいたら、見栄っ張りな人と付き合う時間の半分を、マイペースの人と一緒にいるようにすると、行動が変わります。
「劣等感をあおる友人関係が原因だ」と気づいたら、そういう友人と距離を置いてください。
庶民の田舎者が進学や就職で都会に出てきて、育った環境が全然違う金持ちやエリートたちの中に混ざると、いきなり自尊心をなくしたり、見栄を張って嘘をついたりする話が、小説やドラマによく出てきます。
ドラマほどわかりやすい形ではなくても、現実でもそういうことはよくあります。
2.自分のいいところを認める
自分らしさを大事にするために、自分のいいところを認めて、自信を持ってください。
ふつうにしていると、欠点や至らないところ、嫌いなところ、だめなところ、足らないものばかりに目がいくのが人間です。
モーニングページなどを書いていて⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
「ああ、私はこういうところがだめだなあ」とか、「また、いつもの失敗をしてしまった」と、自分のよくない点を自分で指摘したら、そのあと、「でも私にはこんないいところがあるよね」とか、「ここはうまくいったよね」と、よいポイントも指摘する練習をしましょう。
1つのネガティブポイントにつき、3つぐらい出すことをおすすめします。
やり方はこんな感じです。
自然にしてしまったダメ出し:甘いものを控えようと思っているのに、きょう、シュークリームを3つも食べてしまった。私って意志が弱いなあ。
この後、意識的に、よいポイントを3つ出します。
1)とは言え、6つ買ったシュークリームのうち、3つは同僚にあげた。私って友達思いの、いい人だ。
2)こうして反省しているだけでも、前よりすごい進歩だわ。
3)夕食のあと、ミルクティーには砂糖を入れなかったのはすごいじゃん。
このように、ネガティブなことを思ったら、必ずポジティブなことも考えて、バランスを取ります。
そして、毎回、ポジティブで終わるようにしてください。
ネガティブなことばかり考えて、1日の大半をどんより暮らす人は、そういう思考回路が強化されているため、自動的に、よくないことばかり考えます。
一度、自分の日記や手紙を、客観的な目で読んでみてください。ネガティブなことばかり考える思考パターンが、浮き出ているはずです。
ポジティブなことを意識的に考えないとこの思考パターンは変わりません。
それは、無理やりポジティブになることとは違います。毎日自分が体験していることの中には、必ずいいこともあるのだから、そちらに光を当てるだけです。
いいこと探し、とも呼べます。
人によっては、ものすごく探さないと(思考しないと)見つからないかもしれませんが、そういう人ほど、この練習をするべきだし、練習をする甲斐があります。
ネガティブ1つにポジティブ3つ。実践してみてください。
人はネガティブ思考を引きずるようにできている話と、そこから抜け出す方法(TED)
■関連記事もどうぞ⇒自分を責めるのをやめる方法~自分を「ダメ人間」と思っても誰のためにもなりません。
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わが道を行く人になる方法を2つ紹介しました。
私、筆子はマインドセットの話が多いから、人によっては、「うざい」とか「重い」とか思うかもしれませんが、心の持ち方はとても重要です。
何年も、片付けをしてるけど、気づくと同じところをぐるぐる回っている、とか、「捨てる⇒買う⇒捨てる⇒買う」を繰り返している、と思うなら、マインドセットに切り込むべきです。
気持ちの持ち方、考え方、目を向ける先が変わると、必ず行動が変わります。