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給料が入ったら、全部使っちゃって、貯金することができない。予算を立てるのはめんどうでできない。
毎日の買い物を記録するのもいやだ。
買いたい物が次から次へと出てくるけど、貯金もしなきゃ、と思う。筆子さん、どうしたら、貯金できますか?
こんな質問がある方に、お金が貯まりやすい行動を紹介していきます。
計画的に行動できない人を念頭において書いていますが、ちゃんとお金を貯めることができる人にも発見があるかもしれません。
1.自分の道を行く
最初におすすめしたいのは、ゴーイングマイウェイ、自分の道を行くことです。
貯金ができないのは、余計な物やサービスを買いすぎているからですが、そうしてしまうのは、他人の生き方を気にするからです。
他の人の生活と自分の生活を比べて、他の人が持っているから自分も持っていたほうがいいかもしれない、他の人があれをやってるから、自分もやらねば、こんな考え方から、日々の意思決定をしていると、無駄な出費が増えます。
それは自分が望む生活をするための出費というよりも、他人と似たような生活にするための出費です。
人のことなどどうでもいい
人間は社会的な動物なので、どうしても他の人と足並みを揃えたいと思います。
雑誌にも、よくよその人の貯金額や、人の家の家計状況がのってますよね?
40代の独身女性の貯金の平均額とか、理想の貯金額とか。
こういう記事がよくのっているのは、ズバリ、よく読まれるからです。自分と境遇が似ている人をものさしにしたい人がたくさんいるわけです。
しかし、他人がいくらお金をもっていよう、いまいと、自分には関係ありません。
多くの国民が、ものすごく苦しい生活をしていたら、国としては貧しいですから、経済力をあげるために何らかの手を打つべきですが、今のところ、日本に住んでいる人の大半は、それなりにお金を持っています。
家計だけでなく、30代で成功した人がやったこと、とか、40代ミニマリストの部屋にあるもの、なんて記事もよくあります。
貯金できない人は、だまされたと思って、こういう記事や投稿を見るのをやめてください。どうしても見たいなら、あくまでネタとして見て、その手の記事からいちいち影響を受けないように。
その記事にのっている人は、自分とは性格も生活環境も何もかも違う人であり、その人が何をして、どれだけ貯金をしようと、あなたにお金をくれるわけではありません。
スルーしましょう。
人の生活のことを気にすることに時間を使いすぎるのをやめる。
これをおすすめします。
すると、自分にとって本当に必要な物だけを買うようになりますから、今よりお金が残ります。
とりあえず、SNSや雑誌で、他人の生活のチェックに余念のない人は、その時間を別のことをするのに使うといいでしょう。
無駄な買い物が減るはずです。
節約したいならSNS(特にインスタグラム)は見ないほうがいい6つの理由。
2.少額だけど頻繁な買い物をコントロールする
あなたは長期的視野に立つことができないので(その気になれば、長期的視野に立てるとは思いますが、何らかの理由で、そうしようとしません)、宵越しのお金を持ちません。
でも、先のことは考えられなくても、ここ1週間ぐらいのことは考えられるでしょう。
毎日のように、あっちで300円、こっちで500円、そっちで1130円と、少額だけど、コンスタントに使っている買い物をコントロールしてください。
いわゆるラテマネーです。
ラテマネーは、日々のコーヒー代など、少額だけど、毎日のように買っていて、全部足し算するとけっこうな額になっている出費です。
詳しくはこちら⇒持っている物をちゃんと使うことに決めました。
少額の買い物の例
・ドトールやスターバックスで買うコーヒーとマフィン/クッキー 400円ぐらい?(どちらも利用していないので金額はわかりません)
・コンビニで買うペットボトルの水 180円ぐらい?
・コンビニで買う雑誌 500円ぐらい?
・スマホゲームの課金 1回500円ぐらい?
・ネット通販をするたびに、送料無料にするために買うもの 1回380円ぐらい?
⇒物を減らしたいなら買わないほうがいいものあれこれ(その1)~シンプルライフを邪魔しない買い方
少額だけど、しょっちゅう購入している物やサービスを発見して、その頻度を今の半分にしましょう。
私が定期的に買うものと言えば、ナッツですが、ナッツ代が増えすぎないように、今は、アマゾンで毎月1回、買うだけにしています。
足りなくなって、そのへんの店で買い足すこともありますが、このとき私は、「余分に買っている」ことをはっきり自覚しています。
あなたは、記録をつけたくないので、何のログも取っていませんが、自分が毎日スタバに行っていることはわかりますよね?
バッグや財布の中にレシートがあるかもしれません。広げて見てください。
レシートをじっくり見ると、ラテマネーを発見できるかもしれません。
3.ついで買い(予定になかった買い物)をやめる
ラテマネーを使う頻度を減らす以外は、当面、買い物はこれまでどおり好きにしてください。
ただし、予定になかった買い物をするのを今の半分にします。
予定外の買い物の例
・美容院でカットしたあとにすすめられるシャンプーやリンス。
いわゆるサロン専売のヘアケア商品です。「プロが選ぶ」とかなんとか言われる輝かしい商品かもしれませんが、その実態は、ただのシャンプーです。
美容院にはカットに行ったのですから、シャンプーを買ってはいけません。
断るのが苦手な人でも、カット代は払うのですから、余分のシャンプーを断るのは難しくないはずです。
・スーパーで食料品を買ったあと、子供にせがまれて買うガチャガチャやおもちゃ
これも人によっては、ラテマネー化しているかもしれません。
子供はすごく欲しがるかもしれませんが、買わずに家に帰れば、本人は、もう何かを強烈に欲しがったことなど忘れています。
子供は大人より本能に忠実なので、目新しい物がきれいなケースに入っているのを見ると、欲しくなって、「欲しい! ママ、あれ買って!」とストレートに欲望を口にします。しかし、、その「欲しい気持ち」は、ほんの一瞬(90秒ぐらい)です。
「今日は買いません」とはっきり子供に伝えてください。
おもちゃを買い与えなくても、子供は死にはしないし、本人のセルフスティームが下がるわけでもありません。もちろん、親の愛情を疑ったりもしません。
子供のおもちゃが増えすぎて片付かない?極論を言えば買ったおもちゃは必要なし
むしろ「欲しい!」と言われるたびに買い与えるのは、本能をコントロールできない人間を育成するようなもの。つまり、自分と同じように、計画的に貯金できない人間をもうひとり作ることに加担してしまいます。
・東急ハンズにノートとボールペンを買いに行ったついでに買う付箋
「買い物の記録を取るなんて面倒でやってられない」と言うあなたは、きっと30日間待つノートも、買い物メモも書いていないでしょう。
*30日間待つノート:欲しいものができたら記入して、1ヶ月待ってみるために使うノート
*買い物メモ:店で買うものをリストアップしたもの
ですが、「ノートとボールペンがなくなったから買いに行こう」と朝思って、店に入る前も、「ノートとボールペンを買おう」と思っていたことは覚えているはずです。
それならば、ノートとボールペンだけを買って店を出てください。
突然付箋を買ってしまわないように。
いつも店に入る前に、これから買う物を頭の中にイメージしてから入店すると、余分な物を買わないと思います。
おすすめは、「これから、私はノート1冊とボールペンを1本買います」と実際に口に出すこと(宣言する)です。そばに人がいたら、うつむいて小声で宣言してください。
・日替わりランチを食べたあとのコーヒーやデザート
最初から、ランチにコーヒーや紅茶が組み込まれているなら、飲んでもいいけれど、追加で別途料金を支払うなら、ドリンクやデザートを注文するのはやめましょう。
コーヒーを飲まないと食事が終わった気がしない、と思うのは、単なるクセです。
べつにコーヒーを飲まなくても、ランチを食べ終われば、食事は終わります。うそだと思うなら、コーヒーを飲まずに店を出てください。店を出たら、食事を続けたくてもできません。
■この続きはこちら⇒知らないうちにお金がたまる行動案(その2)~やりくりが嫌いなあなたに。
■関連記事もどうぞ⇒お金を貯めるのに役立った5つのこと。できることを確実に実践する作戦が効く。
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買い物したいけど、貯金もしたい。でも、収支の記録を取ったり、予算を立てたりするようなめんどくさいことはやりたくない。
そんな人におすすめのお金を貯める行動を紹介しました。
どれも効果があるので、ぜひやってみてください。