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ネットで買い物をするとき、すごく迷ってしまって疲れる。もうこんなことはやめたい。
こんな読者に、迷わないコツをお伝えします。
まずメールをシェアします。メイさんからいただきました。
実は、メイさんのメールは長くて3000文字以上ありました。複数の話題が盛り込まれていたので、この記事では、買い物に関する部分だけ抜粋します。
メイさん、ご了承願います。
さっと決められるようになりたい
件名:「迅速果断!」が理想です^^
筆子様
書籍も読ませていただきました。
本で読むとさらにまとまる感じがします。
私は筆子さんと同じでかわいいものが大好きで(50代)、でもなかなか気に入るものはないので、見つけると、脳が反応し、買ってしまう日々でした。(^^;)
いままで、買ったものは大事にしすぎて、なんでもすぐ使えなかったけど、「自分にはその価値がある!」と思ってドンドン使うことにしました!
こだわりが強くて、納得して買いたいタイプなので福袋は買ったりしない派なのですが、とにかく、ネットで悩む時間が多く、疲れるのにやめられず・・・・・。
でもそれも筆子さんのブログに、ワクワク感からだと書いてあり、納得できたので、「極力見ないこと!」「とにかく物を家に入れないこと!」を目指しています。
本も山ほど読んできましたが、もういい加減、本を読むより、運動に時間費やさなくては!と、亡くなった両親、親戚の老いた姿が焼き付いていて実感です。
我が家はホテルのようだと言われます。もちろんお世辞ですが、そのくらいのすっきり感をいつも目指してはいます。
なので本来、私の性格が、片付いていないとだめで、物はきれいで新品同様の状態を保っていないと嫌で、神経は使いますが(潔癖症まではないです(笑))
それはもう変えられない性格だから、付き合うことにしましたが、とにかく変えたいのは「決断力」です!
時間がもったいないとは思うけど、失敗したくない?から、なかなか決めきれずの日々で疲れます。(実物を見られたら即決なのにといつも思います。 )
でも最近は、筆子さんのおかげで「どうしたいか決めることです!」が心に響いたので、いままで「どうしようかなぁ・・・・・」と些細なことでもつぶやいていましたが
ベストな選択でなくても「自分がどうしたいか」がなにより大事だと思えるようになりました。
「だめだなぁ、また散財してしまったわ(>_<)」と自己嫌悪の繰り返しの日々ですが 「自分をだめだと思わないように!」ともブログにも書いてあったので、切り替えて「では、どうしたらいいのか」を考え、実践あるのみ!と努力している日々です。 まわりの多くの高齢者の後ろ姿から人間にはやはり好奇心が大事だと実感してきたので筆子さんの日々仰る教訓に強く共感しながらもついつい、「新しいものへの興味があるうちが花かも!」とネット検索等が止められない日々です(^^;) あれもこれもと欲張ってはゆとりがなくなりますがまだパワーがあるのかなと思ってみたり・・・・・。 でも、そんななかで「これはぜひ買いたい!」と見極める力が大事だとは思っています。
メイさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
買った物をどんどん使っていくのはいいことですね。
使うために買うのですから。
メールをいただいてから少し時間がたちましたが、最近は、買う物をさっと決められるようになったでしょうか?
迷わないコツを7つ紹介します。
1.時間を決めて買い物する
15分、30分、45分と時間を決めて、ネットショッピングをしてください。
タイマーの利用をおすすめします⇒タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
長々と迷っていると、決断疲れして、ますます決められなくなります。
以前、フォトブックに入れる写真を決められない、丸一日かけても、ほとんど進まないというメールに返事をしましたが、
子供のフォトブックを作っているけど、どの写真も大切に思えて選べない。そんなときはこう考えよう。
1日中、フォトブック作っているからそうなります。メイさんが買い物で迷うのもこれと同じではないでしょうか?
自分で時間の制約を作るべきです。
結局、自分に迷うことを許しているから迷うわけです。
ネットショッピングは1週間に1時間だけ、というようにシビアに時間を決めて行ってください。
2.買う物を決めてから店にアクセスする
メイさん、新刊を読んでくださったのですね。ありがとうございます。
筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。
たぶん、新刊にも書いていますが、買う物を決めるリサーチと、購入する作業は分けてください。
先にリサーチを済ませ、買う物が決まってから、サイトにアクセスして購入ボタンを押します。
時間がかかっているのは、リサーチだと思うので、こちらを1日15分などと、時間を決めて行うといいでしょう。
買い物が決まったら、お気に入り(ウイッシュリスト)に入れたり、買い物かごにいれたりしておけば、忘れません。
私は、購入する商品のリンクを取っておきます。
そして、後日、頭が疲れていないときに、買い物してください。
3.だらだらレビューを読まない
ネット通販では、購入前に、購入者のレビューを読むことが多いかもしれませんが、えんえんと読まないでください。
私は、レビューはまず読みません(時間がないせいもあります)。
どうしても読みたいなら、これもリミットをかけて、「今から5分だけ読む」「5つだけ読む」と決めましょう。
使い方を教えてくれたりして、参考になるレビューもありますが、信用できないレビューもいっぱいあります。
そもそも、レビューを書く基準がバラバラですよね?
個人的な好き嫌いなんて、まったく参考にならないし、気分で書いてる人もいるし、自分が悪いのに(買うときに色やサイズの確認が不十分で失敗したケース)文句を言っている人もいます。
ギフトとして購入しており、自分で使ってないのに、なぜか、レビューを書く人もいます。
何かを買って届いたそのときはうれしくて、☆を5つつけたい心境でも、1ヶ月ほどたつと、もう飽きて、次の商品を買う人は、思いのほかたくさんいます。
皆、きわめて気軽に買い物をしているので、レビューも適当というか、軽くなるんじゃないですか?
これが、限られたお小遣いから、3年ぐらい必死にお金をためてようやく買ったものであれば、もっと真剣なレビューになるでしょう。
しかし、今の世の中、そういうことは少ないと思います。
4.本当に必要な物を買う
ふだんからニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)を考える時間を作って、本当に必要な物を買ってください。
ニーズとウォンツについて⇒ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること
今すぐ必要な物は、切羽詰まっているから、うだうだ迷わずさっと買うと思います。
5.リアル店舗で買う
「実物を見ることができれば迷わない」とありますので、ネットではなくリアル店舗で買ってください。
リアル店舗は、スペースに限界があるため、商品の数も限られるから、選びやすいと思います。
ネットだと、品数(選択肢)が増えますから、その分、迷う余地も増えます。
バリー・シュワルツに学ぶ『選択のパラドックス』(TED)~所持品をミニマムにすると生きやすくなる理由とは?
6.完璧主義を改める
メイさんは、こだわりが強いそうですね。
もしかしたら、完璧主義的傾向が強いんじゃないですか?
完璧主義とは?⇒完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由
完璧主義でいるといいことはあまりないので、強いこだわりを手放してください。
性格は変えられないとは思います。
しかし、決して変えることのできない性格と、いくらでも変えることができる思考のクセの区別は、そんなに簡単ではありません。
自分で変えられないと思っているだけで、実は変えることができるものはたくさんあるんじゃないでしょうか。
7.好奇心は買い物以外で満たす
好奇心を持つことはいいことです。
しかし、新しい体験をする方法は、買い物だけではありません。
お金を使わなくてもいろいろ新しい体験はできます。
たとえば、
・初めて会う人に挨拶をする
・口をきいたことがない人に話しかける
・ふだんは食べないものを食べる
・いつもとは違う調理法をためす
・いつもとは違う道を歩いてみる
・入ったことのない店に入ってみる
・図書館で、ふだんは絶対読まないジャンルの本を借りて読む
普段とはちょっと違うことをすれば、すべてが新しい体験となります。
こうした体験をして、新しいものへの興味を保ってください。
関連記事もどうぞ⇒妥協買いと完璧主義:~同じもの、似たようなものがどんどん増えてしまう理由(その2)
買い物習慣を変える記事もいろいろと書いています。
たとえばこれ⇒ネットショップでの無駄遣いをやめるために、頭の中の片付けに取り組もう。
こちらもどうぞ⇒買いたい衝動をうまくかわす3つの方法(ネットショッピング編)。
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買い物にすごく時間をかける人は、生活において、買い物のしめる優先順位が高いのだと思います。
他の、もっと大事な活動の優先順位をあげると、買い物にばかりリソースを使うのがおさまるんじゃないでしょうか?
忙しいとのんびり買い物している余裕がなくなるので、買い物する機会も減ります。
それでは、あなたも、感想、質問、その他、伝えたいことがありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。