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部屋をきれいにする気はある。やる気だってある。でも、続かない。そんな人にもできる片付け方のコツを5つ紹介します。
私は自分がしたいことであれば、計画を立てて、毎日コツコツ続けることができます。
でも、そうじゃない人もいますよね?
そんな人は、続きを読んでください。
1.毎日やらなくてもいい
まずおすすめするのは、「毎日捨てなければならない」という気持ちを捨てることです。
毎日続けなくちゃ、何か捨てなくちゃ。
そういう気持ちがストレスになって動き出せないなら、「べつに毎日できなくてもいい」と思ってください。
実際、毎日捨てなくても、結果的に部屋がきれいになればいいのです。
たとえば、今年になって断捨離を始め、休み休みではあっても、前よりは部屋がきれいになっているなら、ゴールに近づいています。
コツコツ続けることが苦手な人は、1日でも捨て活ができないと、「ああ、まただめだった。本当に私って三日坊主なのよね」とがっかりし、片付けを全面的にあきらめる恐れがあります。
勤勉な筆子が毎日書いているブログを読み、コツコツ続けることが得意な読者が、「こんなふうに1000個捨てました!」と報告したメールを読むと、ふがいないと思ってしまうかもしれません。
しかし、セルフイメージを悪くする必要はありません。取り組み方のスタイルが違うだけです。
ここ3年ぐらいの状況を思い描き、前より部屋がきれいになっているなら、「私はすごくがんばった」と自分をほめましょう。
そして、これからも、長期的にゆるく片付けを進めましょう。
3年、5年のスパンで、「このときまでに汚部屋が半分ぐらい片付いているならいい」という、ゆるめの目標を立ててください。
生きている限り、新しい物が入ってきます。今すぐすべてを捨て切らなくても大丈夫なのです。
2.完璧主義を捨てる
完璧主義がじゃまをして片付けが続かないことがあるので、その傾向がある人は、完璧主義を捨てましょう。
完璧主義とは、非現実的かつ不必要な高い目標を設定し、その目標達成のためにがんばる傾向をいいます。
たいてい、自分が手がけているすべてのことに高い目標をかかげるため、すべてを高水準でちゃんとできない自分を責めます。
以下のことをしていたら完璧主義を疑ってください。
・しっかり時間が取れるとき(週末や連休、長期の休みなど)に片付けをしようと考え、今日は何もしない
・同じ場所やカテゴリーのものを何度も片付ける
1度整理した場所なのに、満足がいかず、何度も片付けてしまうようなときです。
・片付けスケジュールをなかなか決められない
いつ片付けをするか、スケジュールを入れる段階で、止まったまま数ヶ月たっているようなとき。最適な片付けタイムを見つけたいという完璧主義があるとこうなります。
・捨てる・捨てないの基準を決める段階で止まっている
・分別をとても細かくしているので、作業がなかなか進まない
・処分先を決めるところで止まっている
・どこから始めるのが一番いいか考えるところで止まっている
・捨てたものの記録の仕方にこだわっていて止まっている
・捨て方やノウハウにこだわって止まっている
・捨てずに残したものの収納法にこだわって、ストレスをためている
・ある1つのものが捨てられないため、片付け作業全体が止まっている
「止まっている」という言葉が何度も出たことにお気づきでしょうか? 完璧主義だと、肝心なことが止まって、後回しになります。
片付けの場合は、完璧を期さないと命にかかわることや、あとでやり直しがきかないことはいっさいありません。
「だいたいでいいや」「これはやりながら考えればいいや」「わからなくなったら筆子に聞けばいいや」「全部片付けられなかったら業者に頼めばいいや」
こんなスタンスで続けたほうが、結果的に速く部屋が片付きます。
3.ワンインツーアウト
ワンインツーアウトは、1つ何かが家に入ったら、手持ちのものを2つ捨てることです。
実は私もずっとワンインワンアウトを心がけています⇒物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?
コツコツ片付けるのが苦手な人にとって、この方法はたくさんメリットがあります。たとえば、
・わざわざ捨て作業をしなくても、時間の経過とともに、確実に所持品が減る
・不用品を見つける目が養われる
何か家に入ったら、所持品のうち1つを捨てなければならないので、不用品を見つける練習を何度もすることになります。
・意識的に買い物するように変わっていく
好き放題買い物をしていると、たくさん捨てなければならないので、物を捨てることに苦痛を感じる人ほど、意識的に買い物するようになります。
ものを捨てている余裕がないときは、ワンインツーアウトをやってみましょう。
4.カテゴリごとにまとめる
何も捨てなくていいので、洋服、本、雑貨など仲間同士をなるべく同じところにまとめてください。
自分がガラクタを持っていることに気づいていないから、不用品の処分ができないのかもしれません。
1箇所にまとめてみると、同じ物や似たような物をいくつも持っていることに気づくので、捨て作業が進むでしょう。
まとめておけば、何をどれぐらい持っているかわかるので、探しものが楽になるし、無駄なものを買うこともなくなります。
断捨離をするメリットの1つは、自分の所持品を把握できることですが、まとめる作業をやれば、何も捨てなくても所持品を把握できます。
私も、前の前の家にいたとき、本や文房具を1箇所に集めたことがあります。想像以上にたくさんあったのであきれました。
まずは、外部倉庫(トランクルームや実家など)に置いてある物を、引き取ってみてはどうでしょうか?
遠くのアクセスしにくい場所に何かを収納すると、その存在を忘れてしまいます。存在を忘れても、つつがなく暮らせるなら、たぶん、そういう品物は、あなたの人生にとってもう必要ありません。
必要があるなら、いつでも手にとれるよう、自分のそばに置いてください。
存在を忘れているのに所持しているのは、所持している意味がありませんよね?
5.眺めて質問する
捨てなくていいので、自分の持ち物を眺めてください。
引っ越ししたまま開けていない箱の中身を確認したり、本棚の後ろのほうに入っている本を見てみたり。
食器棚の奥のほうに突っ込んである何かを見たり。
物置きや収納専用ルームと貸している部屋の中にある物を見るのもいいでしょう。
どうでもいい物や整理されていない物が入っていることがわかっているけれど、見ると、整理するはめになるので、見るのを避けている棚の扉を開けてみましょう。
そして、そこに入っているものを眺めてください。
その後、こんな質問をしてください。
-これは本当に必要なのかな?
-何のために私はこれを持っているのだろう?
-いったい、いつまでこれを所有するつもりなのか?
-最後にこれを使ったのはいつだろう?
-ずっとここに入れておくと、この先、どんなことが起きるだろう?
繰り返します。今日は捨てなくてOKです。質問だけしておいてください。
質問には答えなくても、答えてもかまいません。
こういう質問は、不用品を処分するときに、皆が自分にする質問です。
捨て作業は、
1.物を見る
2.質問する
3.捨てる
この3つに分かれます。
そのうちの最初の2つをしておけば、実際の捨てる作業がスムーズになります。
もちろん、質問した段階で、捨ててもかまいません。
捨てなかったとしても、そこに不用品があることが、新しい情報としてインプットされるので、何も見ず、質問もしないときに比べると、「それを処分する」という結果にぐっと近づきます。
つまり、所持品を眺めて質問することは、捨て作業の種まきなのです。
家にある物をよく見ることを心がけてください。
■関連記事もどうぞ⇒片付けを続けることができない人に贈る、継続する7つの秘訣。
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コツコツ続けられない人にもできそうな捨て方を紹介しました。
断捨離や不用品の捨て作業に対して、ネガティブな気持ちを持つと、できなくなります。
あまり、「大変だ」「めんどくさい」と考えないようにしましょう。
やってみると、どちらかというと楽しい作業ですよ。