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相変わらず、心が折れぎみの読者からのメールが多いです。そこで、今回は、こんなものを捨てるときっと幸せになる、と思うものを4つ紹介します。
幸せを追い求めていると手に入らない
1つ言えるのは、あまり無理に「幸せになろう」と思わないことです。
毎日ご機嫌に暮らせれば、それでいいのではないでしょうか?それってかなりありがたいことですので。
幸せを追い求めすぎると、幸せになれません。
多くの人は、希望の高校や大学に入ると幸せになれる、と思って受験をがんばった末入学します。しかし、入ってみたらそうでもない。そこで、無事学校を卒業していい仕事につけば幸せになれる、と思ってさらにがんばります。
しかし就職しても、さほどでもない。そこで、理想の人と結婚すれば幸せになれる、と思って結婚します。
すると今度は、子供が生まれれば幸せになれる、となり、子供が生まれたあとは、子供がいい幼稚園に入ったら、あるいはジュニアサッカーのチームに入ったら、きっと幸せだ、となります。
不幸な人というのは、こんなふうにずっと幸せを先送りしているのではないでしょうか?
もちろん、何か目標をたてて、努力をしその目標を達成するのは素晴らしいことです。
ですが、目標の達成イコール幸せではありません。
なぜ幸せを追い求めていると幸せになれないのか?
それは、幸せはすでに自分の中にあるからです。チルチルとミチルの「青い鳥」と同じです。
すでにここにあるのになぜ幸せを感じられないのか?
「幸せはすでに心の中にある」多くの人はこの意見に同意すると思います。では、なぜちゃんと幸せがそこにあるのに、その幸せに気づけないのでしょうか?
心の中にゴミがたまっているからです。思うに、ネガティブな人は、心の中に幸せの核があるのに、余計な物で隠れていて、それが見えないんじゃないでしょうか?
このブログには「幸せな人生」というシリーズの記事を書いています。
ここから読めます⇒幸せな人生 | 筆子ジャーナル
読んでいただくとわかりますが、幸せは結局、自分が、自分の身に起きたことや、周囲の状況に対してどういうふうに考えるか、ということで決まります。
同じようなことが起きても、幸せに感じる人とそうでない人がいます。
いつも、不幸なほうに考えが傾きがちな人は、「ゴミ的な考え」で心がいっぱいになっているので、ゴミの下のほうにある幸せが見えないのです。
この心の中にあるガラクタを取り除けば、今より多少、明るい気持ちで毎日を過ごせるはずです。
1ヶ月ほどまえに、そんなガラクタを5つ紹介しています⇒もっと幸せになるために今すぐ捨てたい5つのもの(心の断捨離)。
この記事に書いたのはゴミの一角にすぎません。きょうはこんなものを捨ててみてください。
1.何もかも自分の思い通りにしようとする気持ち
自分でコントロールできないことをコントロールしようとすると、ストレスがたまり、幸せが見えません。
「他人はコントロールできない、コントロールできるのは自分の行動だけ」。私がこの真実を身をもって感じるようになったのは、断捨離を始めてからです。
物を捨てようとするたびに、物を捨てない夫と衝突しました。また、自分が使いたいものを家族に使わせようとして見事に失敗。
たとえばこんなことがありました⇒集めたカイ・ボイスンへのこだわりを捨てて得られた境地とは?:ミニマリストへの道(60)
レオ・バボータさんも、家族をコントロールしようとしてはいけない、とブログに書いていましたが、やはりこれは本当だと思います。
実は、この事実に気づいたあとも、私は、いろいろなことを自分の思い通りにしようと行動してしまうことがまだまだあります。
考えてみれば自分の感情や行動だって制御するのは大変です。とても他人を変えることなんてできません。
人のことはほっといて、変えられる可能性のある自分の心や行動に注力すると、幸福度があがります。
2.完璧主義
完璧主義の気持ちが強くても、幸せと逆のベクトルに動いてしまいます。
完璧主義については、すでに説明しています。昨夜の記事でも少し書きました⇒2分で人生を変える方法「ボディランゲージが人を作る」(TED)
完璧主義傾向があると、必要以上に失敗を怖れて、「いいな」と思ったことや、やりたいことをさっと実践できません。
それはべつに家事や仕事だけではありません。
梅雨の晴れ間、ふと散歩に行こうと思っても、「でも、また雨が降るかもしれない」「靴がべちゃべちゃになりそう」なんて思って、さっと出かけられないのは、完璧主義のせいではないでしょうか?
別に雨が降っていても散歩はできますから。
人は知らず知らずのうちに、「散歩とはこういうものだ」とか「理想の散歩」を心に思い描き、それが実現しそうにないと、行動を起こしません。
悪い結果を先回りして考える傾向がある人は、完璧主義に毒されているかもしれません。こんなことをすると手放すことができます⇒完璧主義を克服する7つの具体的な方法。
3.忙しさ
忙しいと心の余裕がなくなるし、睡眠時間も短くなって疲れてしまうので、まっさきに手放したいものです。
現時点で「やらねばならないこと」にがんじがらめに縛り付けられていると、「忙しさ」を捨てるのは、難しいかもしれませんね。ですが、思考を転換することで、そんなに忙しくなくなります。
多くの人は、「忙しければ忙しいほど、仕事はたくさんできるし、暮らしも充実し、お金もたまる。だからより幸せになる」と思っています。
ですが、それも程度問題です。
ストレスが多い、不安がいっぱい、という場合、忙しすぎていないかチェックしてください。
見に覚えのある方はこちらをどうぞ⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
時には1人の時間も必要です⇒自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
4.恨みつらみ
不平不満、文句、恨み、嫉妬、人を許せない気持ち。このような真っ黒なネガティブな感情は捨てたほうが、幸せになれます。
まあ、あたりまえですよね。
捨てることが大変難しいものもありますが、あきらめない気持ちが大切ではないでしょうか?
こちらにも書いたように私も修行中です⇒「ガラクタ捨てれば自分が見える」から学んだ心の断捨離~ミニマリストへの道(25)
心の底から許すことができないとしても、感情の切り離しはできます。
「頭に来た!」と、起きてしまって今さら変えられないことをえんえんと考えるのではなく、別の次元に入るのです。当事者ではなく、外から見ている人になるのもいいと思います。
ただ、むっとしたり、イラッときてしまったら、その気持を無理に抑えつけないほうがいいです。イライラした気持ちは、そのまま認めて、だけど、相手にそのイライラをぶつけないようにできるとより幸せになります。
イライラをぶつけて、議論や喧嘩がエスカレートすると、絶対あとで罪悪感を感じてしまいます。
罪悪感というのも、幸福を見えなくする心のガラクタです。
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家の中にあるガラクタと同じように、心の中のガラクタも知らないうちにたまります。
心が汚れすぎると、病気になってしまうこともあるので、時々意識して、掃除をしてください。
室内の不用品の断捨離は、心のゴミを捨てることにつながっています。イライラしたら、部屋の片付けをすると思考もクリアになります。