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買わなくなったものを教えてくれた読者のメールを紹介します。
まず、Kayさんのお便りです。
ずっと生花を買い続けていたけれど
件名:買わなくなったもの
ご無沙汰しております、kayです。
捨てたものではなく「買わなくなったもの」は面白い切り口ですね。
私にも買わなくなったものありました。
「生花」です。
家に生花を飾る習慣がありました。実家の影響で花は必需品と思い込んでいたようです。
独り暮らしになっても迷うことなく、花を飾り続けました。
週一で花を選び、買い、花器を選んで飾る。毎日、水換えし枯れた花や葉を取り除く。そのループでした。
それが、10年ぐらい前にふと「生花はフラワーショップに並んでいる姿が一番美しい」と思うようになり、花を買う頻度が下がり、全く買わなくなるまでそう時間はかかりませんでした。
5年ぐらい前には、なんの躊躇もなく花器3点を捨てました。
フラワーショップの前で足が止まることもありますが、「この花の季節か」「綺麗だな」と思うだけ買うに至らず。
今回、改めて買わなくなったものを意識しない限り、生花を買わなくなったと気づかなかったかと……。
振り返ると、大変な手間と時間と資金を注いでいたようです。花粉が持病におよぼす影響を加味して花を選ぶ煩わしさから開放されて良かったです。
通勤中、人様の庭の花を通りすがりに眺め、道端の草花や街路樹の色の変化を眺め、季節の移ろいを感じられ楽しいです。
華道やフラワーアレンジメントに興味があったわけでもなく、何を思って無理して花を家に持ち込んでいたのか、今となっては謎です。
春が来てます。
体調崩されないようご自愛ください。
kayさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
Kayさんは、持病があって運動できないけど、歩くことでコレステロール値を改善された方ですね。
思い込みを捨ててたくさん歩いたら、悪玉コレステロールを減らすことができた。
花粉に気をつけながら花を選んでいたのは、大変でしたね。
そういえば、花粉アレルギーの秘書(美人)が出てくるドラマを見たことがあります。
ある人が、花を贈れば喜んでもらえるだろうと、あたりまえのように花を贈るんですが、実は本人は迷惑をしているというシーンがありました。
長年買っているものは、買わない選択肢があることに気づきにくいし、特に、生花は、皆が肯定的に捉えるものですから、kayさんは、花を買うことが、生活の質をあげると信じ切っていたのでしょう。
私も室内に花は全然飾りませんが(家の中に植物を持ち込まないというか、インテリアにかまわないタイプ)、外にいくらでもあるので、散歩中にそういうのを眺めれば十分楽しめますよね。
それでは、kayさん、これからもお元気でお過ごしください。
次は、ハンニャバルさんが買わなくなったものです。お便りを2通いただいたので、両方紹介しますね。
私が買わなくなったもの
件名:私が買わなく(買えなく)なったもの
◆重いもの
重い衣類・バッグ・食器・調理器具・本雑誌
→全ての重いものです。バッグを例にすると、以前は皮革のものも持っていましたが、本体が重すぎる。今はナイロン系で中の荷物も少なめになってきました。一時期流行った重い鍋も買わなくてよかったです。
◆職場用ペットボトル飲料
→某ミルクティーが大好きで長年箱買いして、水筒と共に家から持参していました。それだけで重かったのといい加減飽きたので止めました。水筒の中身は最近は白湯や水道水が多いです。自宅の水が美味しい処に住んでるのでもっと早くから活かせばよかった。
◆処分に困るもの
→大掛かりな片付けをして、ごみの分別表が愛読書になっています。ベッドのスプリングやペンキは処理場に持参しなくてはなりません。使いきれないリキッドやスプレータイプの化粧品とか。他にも色々ありますが、家庭ごみも減らしたいのでこれに限らず安易に入手しないように。
◆収納用品
→パントリー棚にモジュールが統一された収納写真をSNSで嫌ほど見ますけど、同一人物の部屋かと思うくらい…
それは置いといて今は減らしてる段階で最も買わないほうがいいものですよね。
◆過剰ストック
→目の前に店があるような土地ではなく、車もないのである程度はあります。
しかし見えないものはないものとして購入したら別の所から出てきたり、空間認知や記憶力低下を感じてきたので一目で把握出来る範囲にとどめ、なくなったらなしで済ますことも視野にいれています。
◆化粧品
→片付けでストック発見したのと処分が手間だったため。
当分買わなくて良い。
大概のものは家にあるものでまかなえると気付き、工夫の愉しみが出てきました。
欲しい・必要と思ってもサイトを見るのではなく家宅捜索。
あと物価高になってしょっちゅう行ってた無印良品やユニクロも値上げ、簡単に買えない・買わないようになりました。
値段にかかわらずよく考えるようになり、自分にとってはいい面がありました。
買い物好きでしたが、ようやくアブラが抜けてきたようです。
無料でも家に入れるものは絞るようになりました
もっと色々ありますが、これまで買い物を謳歌してきたし、もう自分が買わなくてもよくなってきました。
少額出費を積み重ねるのをやめた
件名:買わなくなったもの追記
コロナ禍以降、精神・体調が安定しないこともあり、短期の仕事をしたりしなかったりの現状。
なのでまとまった金額の出費は控えていましたが、少額出費の積み重ねをしていました。
例えば何もない所にペン1本入手したら役立つし大切にするでしょう。現状は砂漠にダイヤ状態で、大概のものはもう既にあるもののひとつにすぎなく紛れて見失ってしまう。
小物の管理も集まれば煩雑でひとつひとつは好きだけど選択に迷う時間がもったいなくなってきました。
よくちょっと欲しいもの10個買うよりとっても欲しいもの1つ買えっていいますが今後はそうします。
買う個数が減れば記憶していられる・満足する・目をかけられるしそうそう次々購入する必要がない。
我慢もしなくてもよい。
日用品・消耗品も使用アイテムや量を減らしたい。
DMとか無料配布の物も来なくなりました。
今は基本ノーメイクなのでたまのメイクも既に持っているもので間に合い過ぎる。
家族が入手した良質な家具や工芸品は何十年経っても好きだと思える。既に素敵なもの持っていました。
想像力や創造力があれば、頭の中でいろいろ遊べるし、誰かの買物SNSを見てもくだらない・愚かだとも、うらやましい・私も買わなくてはとも思わなくなっています。
ようやくですが自然とその境地になりつつあります。
※紙物の記事読みました。私は紙スキー(好き)ですが、紙もまとまると超重い。
DMもほぼ来なくなり、給与明細もWEBだったりするので筆子さんの記事通り、新たに入るものは少ないので、即仕分け処理できています。
過去の紙類は段階を踏んで資源物に出せるものは出しています。
ペーパーレスを意識する~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その6)
本のスキャンですが、スキャンしたとて見るか? いや自分は見ない。取説は紙でめくった方が私は見やすいので使うものは保管とか、自分にあった方法でやっていきたいです。
また色んな記事を愉しみにしております。
ハンニャバルさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
過不足なくものがある暮らしに近づいてきたのですね。よかったです。
「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざがありますが、本当にそのとおりで、余分に持ってしまうと、余計な仕事や考え事が増えますよね。
買い物は楽しいから、少額のものだと、「かわいい!」「あるといいかも!」なんていうささいな理由で簡単に買ってしまいがちです。しかし、たとえ値段が安いものでも、ものに変わりはなく、数が増えるとしんどいと思います。
ハンニャバルさんはそのことに気づいてよかったですね。
長く生きていると所持品も増えるので、家の中をよく探せば、ほしいと思っているものは、もうあるでしょう。
私も、文房具は、一生かかっても使い切れないほどもっていました。
大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
ハンニャバルさんは、今、フルタイムで働いていないから、収入が減っていろいろ買えないと書いておられますが、収入を最大限にして、あれこれ買うのが必ずしもいい人生とは言えません。
できるだけお金を稼いで、できるだけたくさんのものをいろいろ買った結果、ストレスの多い生活になっていたのではないでしょうか?
今、収入が少ないのは、自分の生き方をもっといい方向に変えるチャンスですよ。
では、これからもお元気でお暮らしください。
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実は、ものを買わない話より、ものを捨てる話のほうが人気があるんですが、買わなければ、捨てなくてもいいので、余計なものを買わない生活にシフトするのは、とても重要なことだと思います。
捨てることだけを熱心に行うのは、対症療法ですから。
それでは、あなたも伝えたいことがありましたら、お問い合わせフォームからお便りをください。
お気軽にどうぞ。お待ちしています。