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読者のリクエストに答えて、最近の砂糖断ちについて書きます。おしまいにエッセオンラインに投稿した記事の告知もあるので、最後までお付き合いください。
まず、メールを紹介しますね。リリコさんよりいただきました。
砂糖を控えています
件名:記事ネタのリクエスト
何度かメールしているリリコです。
日本に帰省される際の記事ネタをまだ募集していたら、砂糖断ちについての記事が読みたいです。
私は最近砂糖の摂取を控えていて、スイーツや甘いパンなどを食べないようにしたら、ニキビや肌荒れがかなり改善されました!
特に生理前は必ず肌が荒れて、ホルモンの関係で仕方がないものなんだと長年思っていましたが、砂糖のせいで引き起こされていたのかもしれないと今は思っています。
料理にはまだ砂糖を使っているので、ハチミツで代用しようかと考えていますが、ハチミツはどうでしょうか?
筆子さんは、甘みをつける料理を作る時はどうしていますか?
その辺りの筆子さんの意見もお聞きしたいです。
最近は砂糖断ちの記事があまりないようなので、リクエストしてみました。
肌荒れの改善という目に見える成果があるのが嬉しくて、夫が甘い物を買ってきても誘惑に負けて食べてしまうことがなくなりました。
あんなに毎日のように甘い物を食べていたのに、しばらく食べないでいると、食べたいと思う気持ちが湧いてこなくなったので、甘い物を我慢するのが辛いということもありません。
まだ始めたばかりなので、引き続き自分の身体の変化を楽しみつつ砂糖断ちを続けていきたいと思います。
リリコさん、こんにちは。メールありがとうございます。
砂糖断ちについては過去に記事を書き尽くした気がするし、とくに質問もないので、記事を書いていませんでした。
過去記事とだぶる部分もあるかもしれませんが、現在の状況や、砂糖断ちに関して、今考えていることを書きます。
現在の砂糖断ち
最後に砂糖断ちの記事を書いてからも⇒砂糖断ちしているあなたに贈る現実的なアドバイス。私も甘党でした。
砂糖は摂らないようにしています(100パーセント摂らないわけではありません。)
私が実践しているのは、
・砂糖や砂糖に類したものは買わない
・砂糖が入っている調味料は買わない、使用しない
・砂糖が入っているお菓子は買わない、基本的に食べない(たまに例外あり)
・砂糖が入っている加工食品は買わない、基本的に食べない(たまに例外あり)
・砂糖が入っている飲み物は飲まない
この5点をそこそこまじめに実践すれば、砂糖の摂取量はかなり減ります。
実践するにあたって、私が心がけているポイントを書きます。
砂糖を買わない
これは別に難しくないと思います。
難しいことがあるとしたら、砂糖はいろいろな名前で店頭に並んでいるので、砂糖類の一般的な名前を知らないとうっかり砂糖を買ってしまうことがあるかもしれません。
でも、たいてい「糖」という漢字がついているから、食品表示や原材料のラベルをしっかり見れば大丈夫です。
代表的なのは、上白糖、グラニュー糖、白ざら糖、三温糖、中ざら糖、角砂糖、氷砂糖、液糖、黒砂糖、和三盆、果糖、果糖ぶどう糖液糖、異性化糖、ブドウ糖、麦芽糖、オリゴ糖、グルコース、フルクトース、はちみつ、メープルシロップ、ココナッツシュガー、ステビア、キシリトール、ラカント、エリトリトール、人工甘味料(アスパルテームとか)あたりですかね。
中には、加工度が低くて(ナチュラルと言えるが、加工食品)、グラニュー糖よりもヘルシーなものがありますが、カロリーやGI値は高いから、血糖値を気にしている人はたくさん摂らないほうがいいでしょう。
ふだん私は、オーガニック食品のスーパーで食材を注文しているから、加工がほどこされている食品は原材料を見て、砂糖が入っているものは買いません。
缶詰のスープには、Organic Evaporated Cane Juice (ケーンジュースを蒸発させて作った甘味料)が入っていることが多いのですが、こういうのも避けています。
甘みをつけたいとき
甘い料理は作らないので、甘みをつけるものも必要ありません。
スムージーは、りんごを入れると一発で甘くなります。
以前は,ガラ(gala)というりんごが好きで、毎回注文していたのですが、ガラはけっこう甘いので、半年ぐらい前に、グラニー・スミス(Granny Smith)に変えました。
グラニー・スミスは、黄緑色の皮をしたリンゴで、酸っぱいので、アップルパイによく使われています。
グラニー・スミスは、明らかにガラほど甘くはないですが、それでもリンゴなので、ふつうの野菜に比べると甘いです。
炒めものを作るとき、以前は、みりんなどを入れていましたが、最近は使っていません。お酢を入れると甘くなりますよ。
お酢は、米か果実が原料だから、甘いのだとおもいます。
加工食品を避ける
加工度の高い食品には、砂糖が入っていることが多いので、基本的に買いません。
お菓子やパンなんて、その最たるものです。
フランスパンのように砂糖の入っていないものもありますが、パン屋に並んでいるパンは全部砂糖が入っていると考えたほうがいいです。
パンをふくらませるためにイーストを入れますが、砂糖がイーストの発酵を助けるので、砂糖を入れないと固くてまずいパンになるでしょう。
パンに入っている砂糖は大した量ではない、と思うかもしれませんが、食べると明らかに甘いので、私は食べません。
でも、私の夫は、甘いものも加工食品もよく食べるので、夫が作った物を食べることもあります。
できるだけ避けるようにしていますが、やむを得ず、口に入ることもあるわけです。
ただ、自分から積極的には食べません。
日本に里帰りすると、他人(母とか)が作った料理を食べ、外食も増えるので、砂糖の摂取はいつもより増えます。このときは、あまり神経質にならないようにしています。
完璧にやろうとしない
片付けや節約もそうですが、完璧にしようとすると、かえって悪い結果になるので、そこそこできればいい、というスタンスで行っていあす。
先にも書いたように、砂糖の摂取が多い人間と同居しているので、甘いものを食べることもあります。
砂糖の摂取量をゼロにしようとするとストレスがたまり、どこかで甘いものをたくさん食べてしまう可能性があがるので、70~80パーセントの達成度をめざしたほうが、現実的です。
節約でもがまんしすぎると、普段の生活に対する満足度がさがって、どこかでこれまでの努力を一瞬で帳消しにしてしまう行動をするものです。
それから、甘いものをたくさん食べてしまっても、自分を責めないようにしています。
まあ、もともと、私はあまり自分を責めるタイプではなく、何かに失敗したら、べつの戦略を考えるほうです。
リリコさんも、ご自身の性格や環境にあった砂糖抜きを実践してください。
これまで砂糖断ちの記事はたくさん書いていますが、一部をリンクしておきます。
砂糖断ちに関する過去記事
なぜ私たちは健康によくない食べ物を食べるのをやめることができないのか?(TED)
砂糖が入っているのは「甘いもの」だけではない。加工食品の砂糖を見逃すな。
7年前に書いたまとめ記事⇒砂糖の害について書いた記事のまとめ
これ以降にも、砂糖に関する記事はたくさん書いているので、そのうちまたまとめ記事を書きます。
エッセオンライン:紙ものの捨て方
エッセオンラインに新しい記事がアップされました。今回は、紙の捨て方です。
ぜひお読みください⇒たまりすぎた「紙もの」を疲れずすっきり片けるコツ。60代ミニマリストも実践 | ESSE online(エッセ オンライン)
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砂糖に関する質問に回答しました。
毎日のように食べていても、砂糖は、どうしても摂らなければならない栄養素ではないので(脳が必要としているブドウ糖は、穀類や果物、いもなどから摂取できる)、やめることは難しくありません。
砂糖を控えたい人は、まずは、明らかに砂糖が多く、必須ではない間食から攻略するといいでしょう。