ページに広告が含まれる場合があります。
何も意識していないと数が増えすぎてしまうものを紹介します。
断捨離したいけど、どこから取り組んだらいいんだろう、無駄遣いしていないのに、なぜ貯金できないのだろう、こんなふうに感じている人は、まずはこうした物から見直すといいでしょう。
どれも、そんなに数はいらないのに、必要以上に買って所有しがちなものです。
使っていない物は手放して、適正な量にすることを意識してください。そうすれば、部屋は片付くし、今後は無駄にお金がでていくこともありません。
1.衣類
必要ないのに、次々と買ってしまう物の代表は洋服です。
ほとんどの人がすでに必要以上に服を持っているのではないでしょうか?
Tシャツ、スカート、パンツ、ジャケット、ワンピース、ブラウス、コート、ソックス、下着。アイテムが細かくわかれているから、それぞれのアイテムをそれなりの数だけ持たなければならない。
そんなふうに思っていませんか? その考え方はたぶん、買い物するための都合のいい言い訳です。
だって、服はそんなにいらないのですから。
一度、冷静にたんすやクローゼットの中を見てください。めったに使わない服がたくさんあるのでは?
着ていない服は、「本当は必要なかったのに買って所有している物」です。
必要ないのに、持っている物は、自分の生活にはなんの価値ももたらしません。
ただガラクタが増やすだけ。そして、余分にお金が出ていきます。
私も昔、たくさん服を持っていましたが、その大半を処分しました。95パーセント以上捨てています。
たくさん捨てたあと、困ったかというと、全くそんなことはありません。
むしろ、数をしぼったあとのほうが生活の質があがりました。
ミニマリスト主婦、筆子の14着の服を公開、写真つき(2020年夏版)
数が少ないと、着るものに迷いません。
大量の服に場所を取られることもありません。
今着ている服がだめになったら、買い替えればいいだけなので、服を買うタイミングも、買うべきアイテムもすぐにわかります。
いったん服を減らしてしまえば、これまでのように、次々と買わずにすみます。
服は、断捨離においては一番取り組みやすく、一番、効果を感じられるものの1つです。
身につけるものは、セルフイメージにかかわっているので、所有している服を見直せば、自分の価値観や生き方の見直しもできます。
多くの人は、自分がどれだけたくさんの服を持っているか忘れています。
手持ちの服を全部調べて、あまり着ていない服は手放してください。
2.食器
2つ目は食器です。
家族の人数分以上にたくさん食器を持っている人は少なくありません。
私の母(90歳)は一人暮らしなのに、大きくて立派な食器棚に、たくさん食器を入れています。
そう、この食器棚、立派すぎるんです。
こちらに写真あり⇒うんざりするほどあった食器はこんなふうに断捨離(写真つき)~実録・親の家を片付ける(8)
立派な食器棚にいつも使う食器にプラスして、母が瀬戸物市で買ったもの、粗品でもらったもの、引き出物でもらったもの、その他いろいろな経緯で家に入ってきた食器がランダムに入っています。、
もとは、4人⇒3人⇒2人家族が住んでいた家の台所だから、食器の数が多いままなのでしょうか?
いや、実は、4人家族でいたときも、4人には十分な数の食器がありました。
いつのまにか、日本の一般家庭は、家族の人数分以上の食器を持つのがデフォルトになってしまったのです。
しかし、考えてほしいのですが、いつも使う食器は同じですよね?
それならば、そんなに何セットもバリエーションはいりません。
食器がたくさんある人は、自分がどんなタイミングで食器を買っているか振り返ってみるといいでしょう。
必要だから買っているのではなく、ほかの理由で買っているんじゃないでしょうか?
ニーズとウォンツについて考えてみるといいですよ⇒ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
3.調理家電・ツール
料理が好きな人や食に関心がある人は、調理に使う家電や道具をたくさん持っています。
そして、大部分の人が、食べることに興味を持っています。
私はあまり食べることに関心がありませんんが(栄養が取れればそれでOK)、たぶん私は少数派です。
たいていの人が「おいしいものを食べること」に、情熱をかたむけているのではないでしょうか?
今、Googleに、「卵焼き レシピ」と入れたら 8,280,000件もサーチ結果が出てきました。
卵焼きなんて、ただ、卵をといて、フライパンで焼くだけなのに。
もう1つ、多くの日本人が知りたがっていそうな、「英語 勉強法」というワードでサーチしたら、56,800,000件出てきました。
卵焼きのレシピのほうが、英語の勉強法より多いのです。
ちなみに、「お金 稼ぎ方」で検索したら、16,400,000件「結婚する方法」は170,000,000件です。
お金を稼ぐ、結婚するというゴールを達成するには、スキルや人間力、運が求められます。
しかし、卵焼きなどの料理は、特定の道具を使うため、多くの人は、「道具を揃えれば、違う道具にすれば、もっとおいしい卵焼きやおいしい料理ができるのではないか」と思います。
最新の調理家電やツールは次々と発売されるから、「こんな道具さえあれば、もっとおいしいものを作れる」と考えている人は、次々と買ってしまいます。
こうして、家の中にはさまざまな調理家電や調理雑貨が増えていきます。
しかし、道具を変えたからといって、料理がうまくなったりはしません。
何を食べてもおいしいと感じないとしたら、あまりおなかがすいていないからです。
おやつやら何やらをのべつまくなしに食べているから、夕食がおいしくないんです。
4.本
最後は本です。
買っても読まないか、1回読んだだけの本が書棚にたくさんたまっていませんか?
私も、昔はよく本を買っていましたが、本屋で本を1冊だけ買う、ということはあまりしませんでした。
たいてい文庫本を2冊、3冊とまとめて買い、ついでに雑誌も買うという具合です。
こういう買い方をちょこちょこやっていたら、あったいう間に書棚がいっぱいになりました。
本については、去年、たくさんの読者から、お便りをいただきました。
いろいろなお便りを読んで、「本はやっぱり特別だな」と思いました。
衣類や食器を捨てることができても、本を手放すのは論外だと考える人がいるのです。
本を手放すことは本を読まないこと、もしくは本の存在を否定すること、そして本を読まないことは、人間の質を落とすことだ、という考え方です。
本にはすばらしい情報や知識、知恵、冒険、夢、愛、思い出、歴史が詰まっているから、ガラクタになんかなりっこない、というわけです。
ですが、私は大量の本がぐしゃぐしゃっと詰め込まれた本棚ほど強烈な視覚的ノイズはないと考えています。
文字が集まっている場所の見直し:視覚的ノイズを減らす(その4)
本が大量にありすぎて、スペースに負荷をかけていたり、心理的な負担になっていたりしたら、本の中身がなんであれ、その本はやはりガラクタではないでしょうか?
本を所有することと、実際に読むことは違います。
「この本たちは、私の家で、確かに生きている」
そう思えない本から順番に手放していくと、もっとスッキリ暮らせます。
仮に本を100パーセント減らしてしまっても、読む本に困ることはありません。スマホで電子書籍を読めますから。
■関連記事もどうぞ
⇒知らないうちに持ちすぎてしまう物、3つ。すぐにチェックして、数を減らそう。
*********
たいていの家に必要以上に数があると思われる物を紹介しました。
きょうは紹介したのは、きわめて一般的なアイテムばかりです。
本を持たない人はいるかもしれませんが、服や食器はみんな持っています。
あたり前に持ち、毎日使うものだからこそ、数は抑えておいたほうがいいです。
数がたくさんあると、かえって面倒が増えます。