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ふつうに生活するとき、多分こんなものは必要ないのではないか、数を減らせるのではないか、と思う物を部屋別に紹介します。初回はダイニングキッチンです。
目の前にあるそれは、あなたの幸せに役立っているでしょうか? 思い込みをはずして、まっさらな心で考えてみてください。
☆台所やダイニングキッチンにある余分なもの
キッチンには雑多なものがいっぱいです。特に数が増えがちなのは食品のストック、食器、そして調理雑貨。
余分な食品を捨てる
賞味期限が切れていて、何年も放置している食品はないでしょうか?そういう食品はただちに使い切るか、あきらめて処分しましょう。
意外とそこにあるのが当たり前になっていて、もう何年もふたを開けていないものがあるものです。大昔からある紅茶のティーバッグやココア、乾物など。
物によっては少々賞味期限を過ぎていても大丈夫なので、できるだけ早く食べてください。
パントリーチャレンジをすると、この手のものをどんどん消費することができます。
パントリーチャレンジの説明はこちら⇒献立を考えるから食費が増える。ズボラ主婦だからできる究極の節約方法とは?
順番に食べきりながら、ストックはどのぐらいで大丈夫なのか考えてみるのもいいものです。お金も大幅に節約できます。
調理に使うさまざまな道具を処分する
今はいろいろな用途のツールが出ています。
ツールというのは道具。もしかしたら手やほかのツールで代用できるかもしれません。たとえば私はこんなものを断捨離しました。
●フードプロセッサー
毎日使う人もいるでしょう。私も以前パンやお菓子作りが趣味だったときは、毎日のように使っていました。しかし、その趣味を手放したとき、フードプロセッサーは場所を取る重たい邪魔ものとなりました。
フードプロセッサーを捨てた話はこちら⇒捨てても大丈夫だった6つのもの(写真つき)~キッチンの断捨離編
●サラダスピナー
サラダ用の野菜の水切りをする入れ物とふたです。大昔持っていましたが、邪魔になって捨てました。いちいち洗わなきゃいけないし、場所は取るし、そこまで毎日使わないし。
代わりに今はディッシュタオル(ふきん)に野菜を包んで振っています。それで充分です。ただ大判のふきんでないと包めません。私のディッシュタオルはこちらで紹介しています⇒ミニマリストが教えるワンランク上のふきん~リネンのキッチンクロスの使いやすさの秘密
「ポリ袋に野菜とキッチンペーパーを入れて振る」というやり方もありますが、私はキッチンペーパーそのものを持っていないので試したこはないです。
●単一の用途にしか使えないツール
世間にはパスタメーカーとか、アップルコアラー(りんごの芯をくり抜くツール)、ガーリックプレス(にんにくをつぶすツール)など、その用途にだけしか使えない調理器具がありますね。
パスタメーカーは、パスタをしょちゅう作る人には有用な道具でしょう。しかし、週に1度も使わないなら、たぶん断捨離候補です。
りんごの芯は包丁で取ればいいです。ちょっと前にパリに住むアメリカ人の料理人がりんごのお菓子を作っている動画を見ました。彼は、「りんごの芯を包丁で取った形が自然で好きだ。コアラーを使うと不自然すぎる」と言っており、なるほど、と思った次第です。
私自身はそんなに料理は熱心にしないのでツールは最小限にしています。
余分な食器を片付ける
家族の人数、家にやってくるお客さんの数を考え合わせて最適な数にしぼりましょう。
●いろいろな種類のグラス、コップ
家では夫がずっと前から持っているグラスセットを使っています。大きさは3種類ありよく使うものから割れていき、残りは9個。ほとんどトールグラスとロックグラスです。
これに夫のショットグラスと友人からもらった切子のグラスがあり全部で11個。
以前、デュラレックスのシンプルでおしゃれなグラスを集めようと思ったことがありました。ですが、数年前に考えを改めました。3人家族で10個もあれば充分すぎるほどです。
本当は夫のグラスを少し間引きしたいところですが、夫のものなので勝手に断捨離できません。
我が家の食器の数はこちらに詳しく書いています⇒ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合
●テーブルクロスやランチョンマット
テーブル掛けやランチョンマットは2セットあれば充分だと思います。家はテーブルクロスはもともと使っていません。
母が布のクロスをくれたのですが、管理するのが大変なので断捨離しました。ランチョンマットも夫の持っている2セットのみを使っています。
夫のランチョンマットへのこだわりについてはこちらをどうぞ⇒断捨離に非協力的な夫にはこう対処した~ミニマリストへの道(33)
ミニマリストが持っていない物リスト、リビングルーム編はこちら⇒たぶんこんなものはいらない。ミニマリストの部屋にはない物リスト:リビングルーム編
●特别な用途用の食器
たとえばお正月やクリスマス、ホームパーティなど特别な時だけに使う大皿や特殊な皿はありませんか?お重もそうですね。
あまり出番のないお皿は処分したほうがいいです。特别な日は、花を飾るとか、いつもは買わないめずらしい果物を買って盛るとかすれば、目先が変わります。
キャンドルを使うのもよいです。家は使いませんが。紙で箸置きやコースターを作るのもおすすめです。
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物を持ちすぎれば持ちすぎるほど、その管理に時間を取られ、お金を使うことになります。物はそんなにないほうが、家の中は居心地がよくなり、暮しそのものを楽しめる、というのが私の実感。
だからと言って全員がミニマリスト(最小限主義者)になる必要はありません。ただ、暮しをシンプルにしたい人は、今、家の中にあるものが、本当に必要なものなのか、再検討してみるべきです。
あるのが当たり前だと思っていたものでも、意外となくても大丈夫なもの。
先日、紹介したドミニック・ローホーさんの「シンプルに生きる」にのっていたシンプル主義の37カ条の15番はこんなふうに書かれています。
シンプルにすることは「愛するものを排除するのではなく、幸せのために役にも立たず、貢献もしないものを排除するのだ」と自分に言い聞かせる
自分の好きなものは手元に置いておけばいいのです。ですが無意味に所有しているものは家の外に出て行ってもらいましょう。
なんとなく「これは持っているべきだ」という思い込みから所有しているものはないでしょうか? 以前は役立つものだったのに、ライフスタイルが変わって、もういらなくなっているものもあるはずです。
今回あげたのはほんの一例です。人によって必要なものは違うのが普通です。友達が持っているから、とか、雑誌で料理研究家が便利そうに使っていたから、という理由で持ち続けるのは、本当はおかしいことだと思います。
家にあるすべての物の存在意義を考え、順番に処分していけば、もっと自分らしい暮しになるはずです。