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昨年捨てたものを具体的に教えてくれた読者のお便りを4通紹介します。
2017年の12月にいただいたメールから選びました。
捨てたものは、洋服、遺産を相続する権利、人間関係、家事のやりすぎ、など。皆さん、捨てたからこそ、よい状態になったことがよくわかるお便りばかりです。
まず20代の会社員、あいかなさんのメールから。
物置だった部屋がふつうの部屋に戻りました
件名:大掃除がとにかく楽になりました!
会社員 実家暮らし26歳のあいかなです。
仕事の昼休みに毎日ブログを拝見させていただいており、一度お礼をお伝えしたいと思い、メールを送らせて頂きました。
筆子さんの考え方に出会い、ここ1年で生活も考え方も変えることができました。
<1>
母の溜め込み癖を少しずつ改善できています!
「もったいない」が口癖で、20年前のもう入らない服すら捨てられなかった母。
普段着は5着ほど。でもクローゼットは200着ほど入っておりパンパンでした。
母と一緒に筆子さんの「実家の片付けシリーズ」を読み、納得した上で断捨離スタート。
服だけでなく、クローゼットやタンスも捨てることができ、物置と化していた部屋が、人が寝られる部屋になりました。
<2>
大掃除がとにかく楽でした!
自分の部屋だけでなく、キッチン~客間までゆっくりとモノを減らし続けた2017年。
年の瀬ということで、家族みんなで大掃除を始めた時にその楽ちんさにビックリ!
今まではモノをどかす→掃除→戻す、というように、掃除をするためにいくつもの動作が必要だったのが、どかすモノがないだけで、掃除以外の全ての動作が不要になり、大掃除にかける時間が格段に減りました。
<3>
モノと向き合う、自分の心と向き合うことができるようになりました!
なんとなく購入、誘われたから遊びに行く、
というように明確な理由がなく日々を過ごしていたので、お金のたまらない生活をしていました。
でもひとつひとつの物事と向き合うようになったことで、本当に自分に必要なコトだけにお金と時間をさけるようになり、生活が豊かになりました。
<4>
自分の夢に向かって頑張っています!
TEDなどを中心に、「自分の本当にしたいことはなんだろう」と考えるようになり、今は会社員として働くのではなく、小さい頃から好きだったお花を活かした仕事をしたい!
と考え、フラワーアレンジ教室に通ったりして、少しずつ夢に向かって頑張っています。
本当にありがとうございます!
このブログに出会ったことで、日々の生活が豊かになりました。1冊目の本は購入して、こんまりさんの本と一緒に愛読しています。
これからもブログの更新楽しみにしています。
あいかなさん、お便りありがとうございます。
物置に使っていた部屋をふつうの部屋に戻すことができて本当によかったです。大事な物ならともかく、不用品で生活スペースを埋めてしまうのは残念なことですから。
お母さんもお喜びのことでしょう。
あいかなさんご自身も目標に向かって充実した日々を送っていて素晴らしいですね。
26歳でそんなにスッキリ生活できるなんてすごいなあと思います。私が26歳のころは、つまらない買い物をして、物を溜め込んでいましたから。
引き続き、お元気で自分らしい生活を送ってください。
実家の断捨離シリーズはこちら⇒「実録・親の家を片付ける」のまとめ
TEDをご存知ない方はこちらをどうぞ⇒TEDの記事のまとめ(1)ミニマリスト的生き方の参考に
私の1冊目の本について⇒筆子の本が出ます!「1週間で8割捨てる技術」3月5日より予約開始
次は、よくお便りをいただくmakiさんのメッセージです。
遺産相続を放棄しました
件名:私が今年捨てたもの。
今年は私自身色々なことに挑戦した年でした。
できることを増やしたい、もっともっととばかり考えてました。
しかしひざを痛めてやりすぎにようやく気付き、筆子様のブログやご本を読みながら、よし減らそうと決心しました。
まず、必要ではない生協の宅配サービス、習い事、レジャー、がん保険をやめました。
その時間やお金を自分の好きな太極拳の練習の時間に当ててます。また学べる人たちとの交流など日々充実していると感じています。
一番大きなことは私の実家のことなのですが、数年前実家の遺産相続で姉妹とトラブルになりました。
最初は腹ただししかったのですが時間を置きながら、筆子様のアドバイスを読み自分なりに考えたのです。
私は今44歳、これからずっと姉妹でもめながらお金のことばかり考えて生きていくのは本意ではなく、私は人生の時間を好きな人と穏やかに大切に過ごしたいのだと気持ちがはっきりしました。
そこで遺産相続を放棄しました。
これで私は自由だしもめごとにかかわらなくて済む。自分の人生の時間を気分良く過ごせると嬉しくなりました。
物事は考えようによって幸せになれるのだと体験を通して実感したことです。
自分が幸せになるには何かを捨てることを意識したほうがうまくいくようですね。それが何かは自分で見つけることですね。
筆子様のブログに出会えたおかげで今幸せです。ありがとうございます。
これからも応援しています。お返事は不要です。
makiさん、こんにちは。
去年はたくさん応援メッセージをいただき、ありがとうございました。
2017年はいろいろな物を捨てた年でしたね。
遺産相続はもめるときは本当に大変みたいですね。ふつうの家の遺産は実家(不動産)と親の預貯金だと思います。家や土地を売り払わずに分けるというのが、そもそも無理なので争いになってしまうのでしょう。
親族ゆえに、長年のうらみつらみも放出され、よけいもめるのかもしれません。
相続を放棄しても血縁が切れるわけではないですし、自分の人生を優先しつつ、親族ともよい関係を保てればそれが一番ですね。
makiさん、今年もよい年になることを、お祈りしています。
次は、すみれさんのお便りです。
人間関係を断捨離しました
いつも更新を楽しみにしています。
以前から断捨離には興味があったものの、ハウツー本を読みあさり、本を閉じて「なるほど‼」と納得してお終い…ということを何度も繰り返していた私が、筆子ジャーナルに出会った直後から断捨離を開始できました。
そして実家のお片づけも2年がかりで取り組み終了しました。自分では気付けない部分に目を向けさせてくれる筆子ジャーナルには本当に脱帽です。
人間関係にも手を付け始めました。以前はFacebookも頻繁にチェックしていましたが、そんな自分が嫌になり、ずいぶん前に友達の数を整理し、余計なストレスを捨てました。
最近はずっと前から嫌だと思っていたママ友とも会わないと決めて、距離を置くようにしました。
そうすると「会わずにいられる」ことに驚いています。
ということは…以前は自分で嫌な人を引き寄せていたのです。そんな事にも気付けなかったなんて…。思考がクリアになって気付けたのだと思います。
今はそこに感動がない人とは会わないように心がけています。
実に爽快な気分です!
7歳児の娘に「心が嫌なことはしなくていいんだよ」といわれました。
本当にその通りです。娘に教えてもらうとは…ね。
これからも楽しい記事で、いろんな事を気付かせてください。
クリスマス、欲しくない物をもらわない取り組みを心がけますよ。
それでは!
すみれさん、こんにちは。実家の断捨離が終わってよかったですね。
ママ友は子どもを通して知り合った友達のことですね。あくまで友達なので、嫌いな人とまで付き合わなくてもいいですよ。
会社の上司や同僚というわけではないですから、自分で選ぶことができます。好きじゃない人とは距離を置くのがベストでしょう。
娘さん、かわいいですね。「心がイヤなことはしなくていい」なんて、詩人みたいです。
すみれさん、これからもストレスフリーの生活を楽しんでください。
人間関係の断捨離について⇒人間関係を断捨離するという考え方に違和感を感じる、というメールに回答します。
最後はたいこさんからです。長いお便りなので、捨てたものの話だけ抜粋させていただきました。
たいこさんは42歳。5歳のお子さんがいます。
家事のやりすぎをやめました
件名:年末のご挨拶(かなり長文です)
お忙しい中ご丁寧な返信をいただきまして、ありがとうございました。
その後も自分のペースで少しずつではありますが物減らしを続けています。
・・・<「これまでいかに自分は買い物をしていたか」と説明している部分を略しました>・・・・
ここ数日で自分に起こった変化は「家事を自分でやりすぎない」と決めたこと(笑)
毎晩洗濯をするのですが、洗濯機が切れてもすぐに干さない・干し方が私と違う、という理由だけでかたくなに夫に頼もうとしませんでした。
あげく、私だけ団らんの場から離れ黙々と家事をこなすようになり、集中したいから口もきかない、という何ともいえない夜を毎晩過ごしていたのですが、
筆子さんの記事を色々と読んでいるうちに、なんてバカバカしいこだわりなんだ!と思うにいたり、
昨夜早速夫に提案してみたところ「前からするって言ってるのに」とあっさり受け入れてもらうことができました。
自分の思い込みやこだわりって、他人から見たら本当にどうでもいいようなことなんですね(笑)
ポイント亡者となっていたネットショッピングの有料会員も解約しましたが、今となっては毎月500円も支払っていた自分が理解できません(笑)
前回のメールの頃始めた砂糖断ちとオートミール入浴と微々たる回数ですが踏み台昇降運動を始めて、どれも継続中です。大好きだったケーキ類にはもうときめかなくなりました。
物減らしはもちろんですが、自分はまだまだ変化できるし成長できると思えるようになったのは筆子さんに出会ったからです。素晴らしい1年でした。
長々と書いてしまいましたが、結局伝えたかったのはこれだけです。
この1年(正確には3ヶ月)、勝手ながら本当にお世話になりました。ありがとうございました。
来年も筆子さんにとってより素晴らしい1年となりますよう、心から応援しています。
たいこさん、メールありがとうございます。
2017年がよい1年でよかったです。
「家事をやりすぎない」のはいいことですね。特に日本の主婦は、あれもこれもがんばりすぎる傾向があるので、少しは家族に任せたほうがいいかと思います。
家事を分担する方法⇒家族が家事を手伝わない5つの理由。原因をクリアして解決に導く。
たいこさんのご家庭では洗濯もの、夜、干しているんですね。量が多いなら、2人で干してもいいかもしれないですね。場所がせまかったら無理ですが、2人でやると早く終わります。
洗濯物の干し方やたたみ方が自分と違うと、気になる主婦は多いようです。
特に靴下。
以前、私は夫の靴下をたたむところまでやっていましたが、彼は彼なりのたたみ方があり、文句を言われました。それ以後は、夫の靴下はそのままバサっとベッドの端っこにおくようにしました。
こういう日常生活の小さなこだわりは、やはり他人にとってはどうでもいいことです。
我が家ではお互いのこだわりを尊重した結果、洗濯はセルフサービスとなりました。
洗濯について⇒服の数も、洗濯の回数も大幅に減らした理由:ミニマリストへの道(49)
人間は死ぬまで成長し、変化できると思います。たいこさん、今年も素晴らしい1年になることを祈っています。
たいこさんの前回のメールはこちらです⇒捨てない世代の母の遺品整理をする前は、悲壮な気持ちでいっぱいだった。
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今回は、「今年私が捨てたもの」というテーマでメールを選びました。
2月ももうすぐ終わりです。年末に振り返ったことや、年頭に立てた目標も忘れつつあるころではないでしょうか?
読者のお便りが、初心に戻きっかけになるんじゃないか、そんな気持ちで紹介しました。