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ものを過剰に消費しないライフスタイルを取り入れる方法を紹介します。
捨てなければならないほど、物を持ちすぎるのは、多かれ少なかれ、大量消費的ライフスタイルを志向しているからです。
今年は、過剰な消費をやめたい。
そんな人は、以下に紹介する10個の工夫のうち、どれか1つだけやってみてください。
1.クレジットカードの使い方の見直し
クレジットカードが大量消費や買いすぎを推し進めているのは否定できません。
まあ、計画的に買い物できる人もいますが、私はクレジットカードでものを買いすぎました。
カードがあると、手元にお金がなくても、将来の収入を見越して買い物できるから、買い物がくせになっている人や、がまんすることが苦手な人、あまり長期的に考えられない人は、目の前のものを買ってしまいます。
あなたもその1人なら、今年はカードの使い方を見直してください。
お酒を飲む人が、休肝日をもうけるように、まったくカードを使わない日を作ってはどうでしょうか?
週に1日でもいいし、月に1週間でもいいです。
カードの使用が頻繁だと、さまざまなポイントサービスが特典にひかれて、不用なものを買ってしまうこともあります。
2.30日間待つノートのアレンジ
衝動買いが多い人に、私は、「30日間待つノート」を作ることをおすすめしています。
これは、何か欲しいものが出てきたときに書いて、とりあえず1ヶ月待ってみるためのノートです。
ノートにはほしいと思っているアイテムや、近々購入したいと思っている商品と日付を書いておきます。
これに値段も付け加えてください。
そして、ある程度アイテムがたまったら、買わずにすんだものの合計を出してみましょう。
衝動のまま買っていたら使ってしまったお金は、馬鹿にできない金額ではないでしょうか?
3.感謝ジャーを作る
ビンやガラスジャーを用意して(透明で外から中身が見える容器がおすすめ)、毎日1つずつ、そのなかに感謝できることを書いた紙切れをためていきます。
これを作ると、毎日1つは、感謝できることを探すことになるので、やっているうちにごく自然に感謝できるようになります。
日常の小さな幸せに目を向ける習慣がつくので、ストレスも軽減されます。
いま、ものすごくネガティブな人でも、ポジティブなほうに向かうでしょう。
半年や1年後など、感謝をたくさんためたあと、中身を読むのは、日記を読むような楽しさがあるし、自己成長も感じられるし、時には、初心に戻るきっかけにもなります。
必要なのは、ジャムやピクルスの空き瓶だけ。ほとんどお金はかかりません。
私は、いろいろ悩んでいる人に、「ここまでしつこく言うか?」と自分でもあきれるほど、気持ちを書き出すことや、モーニングページやブレインダンプをすることをおすすめしています。
でも、これだけ言っても一言も書かない人がいます。
たぶん、めんどくさいんだと思います。その点、感謝ジャーに入れる紙切れを書くのはすごく簡単なので(極端な話、きょうも生きているとか、天気がよかったと書けばいい)、よかったらやってみてください。
何も書くことがないときでも、日付に「感謝」や「サンキュー」とだけ書いて、ジャーに放り込んでおきましょう。
4.使い捨てているものの見直し
これまでずっと使い捨ててきたアイテムを見直して、使い捨てずにすむものを1つだけ見つけて、もう少し長持ちするものに変えます。
たとえば、サランラップやジップロック袋など。
人によっては、サランラップをやめるのはハードルが高いかもしれませんが、「こういうときはラップを使わず、これを使う」というふうにしてもいいと思います。
以前、私はお菓子作りが趣味でしたが、はじめは、ケーキを焼くときに使う敷き紙(パーチメントペーパー)を使い捨てていました。ゴミが増えるので、その後、複数回使えるシートを買って、手持ちのお菓子の型に合わせて切って使っていました。
こうすると、毎回、パーチメントペーパーを切り取る必要がなくとても便利でしたし、使い捨てなくてすんだので、気分もよかったです。
5.高くても質のいいものを選ぶ
これから何かを買うときは、質のいいもの、長く使えるものを選んでください。
質のいいものを買おうとすると、初期投資はかさみます。
しかし、たぶんその品物を使う確率はあがります。
私が家の中にたくさんガラクタをためてしまった2大理由は、A.おまけをもらうのが好きだったこと、B.値段が下がっているものを買うのが好きだったことです。
おまけ、安物、セールに弱い人は、私だけではないでしょう。
安いものを選ぶとき、お金を残して、ほかのものを買おうという計算が働いていると思います。つまり、手持ちのお金を使って、いろいろたくさん買いたいという計算です。
しかし、そうやってたくさん買ってしまったから、ガラクタが増えたのではないでしょうか?
今年は意識改革をして、量より質を追求してください。
6.使い切りプロジェクト
家の中にある死蔵品を調べて、使い切るようにしてください。
⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。
私は過去に、ボールペン、ノート、紙類の使い切りプロジェクトをしました。
ボールペンもノートもすごくたくさんありましたが、日常のメモ、語学、モーニングページに使ったら、わりと短期間に使い切りました。
中途半端にたくさんボールペンやノートを持ってしまうのも、暮らし方のクセです。
1度使い切りを体験すると、そちらがデフォルトになります。
季節の変わり目に新しい服がほしくなったら、まず手持ちの服をチェックしてください。
そして、とことん着ることをめざしましょう。
持たない暮しをめざすなら、ぜひマスターしておきたいボールペンを使い切るコツ
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
7.ホールフードを食べる
ホールフード(whole foods)は、最小限の加工しかほどこされていない、自然の状態に近い食べ物です。
たとえば、野菜や果物など。
あまり加工されていないので、食品添加物の摂取を減らせるし、栄養価も高いです。
ホールフードは健康にいいわけですが、包装のゴミを減らせるし、持続可能な農業の支援になるし、長い目でみると、過剰な消費をしないライフスタイルに役立つと思います。
できればオーガニックを選ぶことをおすすめします。
ものにもよりますが、オーガニックのホールフードは、そうでないものに比べて、もちが悪いです。
ほっておくと、簡単に腐ります。まあ、本来、食べ物は生鮮食料品だからこれがあたりまえです。
加工食品は、長期的にもつがゆえに、ストックしがち。「あっても、腐らないから」という理由で、家にたくさんあるのに買ってしまいます。
日持ちしないものを使う割合を増やすことで、過剰にストックすることを減らせるでしょう。
8.修理して使う
こわれたり、調子が悪くなったりして放置してあるものを引っ張り出して、修理して使います。
いつまでも、修理しないものはもうあきらめて捨てろ、と私は書いていますが⇒それ、本当に修理する気あるの?:ガラクタのタイプ別、捨てられるようになる考え方(その2)。
多くの人はそれができないですよね?
ちょっとこわれていても、今使っているものがだめになったときに出番があるかも、いつか何かの役にたつかもと思って手放しません。
それならば、きっちり修理して使ってください。
そうすれば、新しいものを買う必要はありません。今、使っているものとだぶってしまう場合は、片方をどこかに寄付してください。
9.スケジュールを入れすぎない
タスクを詰め込みすぎず、ゆるめのスケジュールにしてのんびり暮らします。
これをスローライフといいます⇒スローライフを送る15の方法:ゆっくり心穏やかに暮らすためにできること
ものをいっぱい買ってしまう背景に、ストレスがあります。 ストレスを軽減させるために、ゆっくり暮らしてください。
忙しいとどうしてもストレスが増えるし、時間に追われて、手軽で便利なものを使うことになります。
食品で言えば、外食、デリバリー、おそうざい、高度に加工された食品など。
こうしたものやサービスは、状況によってはとてもありがたいものですが、自分がスケジュールを詰め込みすぎるのをやめさえすれば、避けられるときも多いでしょう。
10.デジタルメディアを使わない時間を作る
1日中、デジタル機器を使うのではなく、ときどき使わない時間をもうけてください。
デジタルメディアの使いすぎは、自分のためになりません。
目が疲れるし、首や肩がこるし、運動不足になるし、夜遅くまで見ていると寝付きが悪くなります。デジタル機器で消費しているコンテンツがおもしろすぎて、睡眠不足になっている人もいるでしょう。
自分軸が定まっていない人や、子供やティーンエイジャーにとっては、デジタル機器でアクセスするソーシャルメディアは、害のほうが多いです。
人と自分を比べて、いちいち落ち込んだり、人の生活がうらやましくて、余計なものを買ったり。
長時間デジタルメディアを使っていると、時間がなくなって、もっとほかにやるべきこと(身近な人と時間を過ごすこと、仕事、趣味、休息)ができなくなります。
問題は、そんなふうに、時間を無駄にした自分を、責めてしまうことです。
自分では楽しんでいるつもりでも、実際はストレスを増やしている可能性があるので、たまにはデジタルメディアから距離をとってください。
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大量消費をしない生活にする工夫を10個、お伝えしました。
過剰に消費せず、適度に消費する暮らしは、お金も残りますので、ぜひお試しください。