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3月になったので、今月の目標やテーマを決めて、取り組み始めた人が多いと思います。
まだ、何も決めていない人のために、シンプルな生活に近づくために、おすすめの生活習慣を4つ紹介します。
いずれも私がやっていることです。
おしまいに、2月の振り返りを簡単にします。
1.意図的に買い物する
私の今年の年間テーマは、「買わない挑戦」ですが、これは、意図的に買い物する活動の一部です。
意図的な買い物は、文字通り、先に何らかの意図があってから買い物すること。
その逆は、何の意図もない、衝動的な買い物です。
ミニマリストになる前の私は、その場の気分で、かわいいな、買っておくといいかもしれない、あるといいかもしれないと思った物を、衝動的に買うことがよくありました。
「あるといいかもしれない」というのは単なる言い訳で、買い物したい欲望や、物を手に入れる欲望を満たしたかっただけです。
買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。
事前に深く考えず物を買っていたせいで、大量の不用品を作り出し、あとでせっせと断捨離することになりました。
物をたくさん買っても幸せになれないどころか、不幸になる7つの理由。
意図的に買うようにしたら、「すぐにガラクタになる物」に手を出すことが少なくなり、自分にとって本当に役立つ物を買うことが増えました。
無造作に買い物している分野があったら、1つだけピックアップして、意図的な購入に軌道修正してください。
意図的な買い物には、「意図」が必要なので、まず、自分の価値観を見直さなければなりません。
私はどんな生活をしたいのか、自分にとって一番大事なことは何だろう、これを手に入れて、私は何を手に入れたいのか?(人は、物そのものが欲しいというより、物を得たあとの生活に期待しています)
こんなことを考えて、軸を定め、その軸にそった買い物をします。
2.デジタルなガラクタを捨てる
物理的な物はそこそこそ片付けることができた人でも、デジタルなものをいっぱい持っていることがあります。
写真やドキュメント、電子書籍、動画など。
「デジタルなものは、場所を取らないから、いくらでも持てばいいのだ」という考え方もありますが、自分が使うものや本当に残したいものだけを持ったほうが生活はシンプルになります。
デジタルデータであっても、いらないものをたくさん持っていると、整理する手間が発生するし、「あそこによくわからないものがいっぱい入っている」という気持ちにさいなまれます。
写真など、あとで見るために保存してあるものは、ある程度整理しておかないと、見たいときにさっと見ることができません。
ここ数年、私は電子書籍(アマゾンのクラウドに入っているものや、実際にダウンロードしたもの)とオーディオブックの読書に努めています。1日に使う時間が短いため、なかなか消費がすすみませんが。
最近は、もう読まないな、聞かないなと思うものは、サーバーから削除しています。
ソーシャルメディアもデジタルなガラクタになりやすいものです。
惰性で毎日、チェックしているサービスの中には、無駄に時間を奪っているもの、本当は見なくてもいいもの、見ているとかえって気分がめいるものがあるかもしれません。
ソーシャルメディアはやめなさい:カル・ニューポート(TED)
3.おまけをもらわない
無分別におまけをもらう行為は、生活を複雑にします。おまけや付録が好きな人は、今月1ヶ月だけ、もらわない挑戦をするのもおすすめです。
かつて私はおまけや景品をもらうのが大好きでした。
筆子の物を増やした3つの危険な習慣とは?~ミニマリストへの道(10)
もらったその時は、「わ~、ラッキー!」とうれしかったのですが、電車に乗って家を戻ったころには、その品物の魅力は消え失せていました。
当然です。
おまけだからもらっただけであり、それが欲しくて手に入れたわけではないのですから。
しかし、たとえおまけでも、いったん手に入れると、なかなか捨てにくいものです。
少なくとも私はそうでした。
たいていは、使わずにどこかにしまいこんでいましたが、「使わないともったいない」とも思い、何かに使えないか、がんばって使いみちを探すこともありました。
2度と付録目当てで雑誌を買わないと誓った日:ミニマリストへの道(53)
私がおまけをよくもらっていたのは、カナダに来る前のことなので、まだインターネットはありませんでした(あったかもしれませんが、今のように誰もが使うものではなかった)。
もし、今でも、おまけや付録をガツガツもらう生活をしていたら、それぞれのおまけの使いみちをあれこれ検索して、無駄に時間を使っていたと思います。
早めに、おまけをもらう生活から足を洗ってよかったです。
おまけやフリーサンプルをきっぱりもらわなくなって久しいのですが、それで、生活の質が落ちたかというと、そんなことはありません。
ミニマリストになってから、私の生活の質は向上しました(本当? と疑う人は、このブログの過去記事を100本ぐらい読んでください)。
「おまけをもらわないと損する」「この付録を手に入れないと、享受できたはずの利益を失ってしまう」。こんな気持ちから、おまけをもらい続けている人は、これを機会にいったんお休みしてはどうでしょうか?
数ヶ月休んでみて、「やはりおまけをもらわないと、私の生活の質が著しく低下する」と思ったら、またもらえばいいのです。
日本では、相変わらず、おまけや景品をつけることが多いので、しばらく充電期間をもうけ、その後、おまけをもらう生活に復活しても、すぐに、家の中にいろいろな物が入ってきますよ。
断捨離の天敵、無料サンプルや値引き品の誘惑に打ち勝つ5つの方法
4.めりはりを意識する
何をするときにも、めりはりを意識すると、効果的に動くことができるので、ストレスが減ります。
このブログを書き始めてすぐに、こんな記事を書いています⇒これで簡単に捨てられる、洋服を捨てる7つのルール~あなたの服の8割はいらない服です
これは、パレートの法則という経験則をもとに書いた記事です。
パレートの法則は、アウトプット(結果)が100あったとして、そのうちの80は、20のインプット(原因)から生じている、という法則です。
80対20のルールと呼ばれることもあります。
ビジネスだと、売上に貢献しているのは、その会社の2割の従業員であったり、2割の要因である、と考えます。
その2割の要因に時間やお金を投資すれば、さらに売上が伸びるわけです。
100着、お気に入りのワンピースがあったとしても、ふだん着るのは、そのうちの2割であり、残りは、べつにいらないんだよ、という考え方です。
実際に80と20という数値になるかどうかは別として、大好きなワンピースが100着あって、それはどれも大事なのだ、と思ったとしても、その100着の服が、あなたの幸せに同じように貢献してはいないのです。
それぞれの服の果たしている役割や、大事さ加減には、濃淡があります。
すべて同じ濃さだと思っていると、捨てることができませんが、濃淡があると考え、もっとも濃いものを優先的に残せば、薄い服は手放すことができます。
濃淡は、めりはりや強弱と言い換えることもできます。
全部大事だ、全部手を抜けない、なんてことはないのです。
物を手放すことが苦手な人は、今月は、めりはりをつけて物を所有することを意識してください。
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■2月の振り返り■
2月は28日しかないし、やることも多かったので、あっという間に終わりました。
2月の最後の週は、ロシアのウクライナ侵攻のショックと、「確定申告をしなければならない」という気持ちのせいで暗かったです。
買わない挑戦は、ほぼ達成できて、バレンタインデーに娘に100ドルのギフト券(オンライン)をあげましたが、自分の分は、2ドルのキンドル本(和書)を買っただけです(体感的には1ドル100円)。
この本は、30日待つノートには書いてなかったものです。別のブログの記事を書いているとき、参照する必要を感じたので買いました。
今月も、買わない挑戦(年間目標)は続行、あとは、早めに確定申告をしてしまうことと、おやつを食べないことが目標です。
忙しいとストレスが増え、ナッツを食べすぎてしまうので、そうならないよう、早め早めに仕事をするようにします。
それでは、あなたも、ぜひ、テーマや目標を決めて、充実した3月を送ってください。