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「秋の夜長」は虫の声をBGMにさっさと寝たい、そんな願いを叶えるために、夜、眠れなくなってしまう、意外な理由を4つお伝えします。
寝る前にカフェインをとったり、スマホをいじっていると、覚醒することは、すでに皆さんご存知だと思います。今回は、そのような明らかな要因ではないものを選びました。
1.室内の空気が悪い
ハーバード大学のリサーチによると、室内の空気が悪いと、呼吸が乱れて、睡眠の質が落ちるとのこと。
ひどい大気汚染は肺の炎症を引き起こしますが、空気の悪い部屋では、もっと軽症の炎症がおきるというわけです。
うまく呼吸ができないので、酸素が体内に行き渡らないのです。
室内の空気が汚れる原因はいろいろありますが、私たちにコントロールできるのは、ほこりやダニです。ほこりっぽい部屋にいたら、アレルギー症状や喘息も起きるでしょうから、やはりぐっすり眠れません。
室内の空気をきれいにするのは、想像以上に大事なのです。
部屋の中の空気は意外と汚れている話⇒部屋の汚れた空気が人を病気にする。室内空気汚染の8つの原因。
汚部屋に住んでいる人で、「夜ぐっすり眠れて調子いい」という人は少ないと思います。なぜなら汚部屋の住人は最低でも以下の4つの眠りを阻害する要因をかかえてしまうからです。
●室内の空気が汚れている
●ガラクタが視覚的ノイズになりストレスがいっぱい
●片付けられないから不安でいっぱい
●ふとんの周囲、あるいはベッドの上に物があるから、寝ているとき四肢を十分に伸ばすことができない。寝返りを打つと頭を物にぶつける。時には、上から何か落ちてくる。
夜しっかり眠らないと確実に健康がむしばまれていきます。健康で楽しい人生を送りたいなら、一日も早く汚部屋から脱却してください。
とりあえず、空気をきれいにする方法にはこんなのがあります⇒室内の空気をきれいにする3つの方法。心身の健康に役立ちます。
2.寝る前にお金の心配をしている
寝る前に、お金の心配をすると、すみやかに眠りにつけないし、眠りの質も落ちます。
「来月の家賃払えるかな?」
「子供の大学の学費、どうしよう?」
「夫の再就職、いつ決まるんだろう?」
「家のローンの支払い、きついなあ」。
もし、眠る前にこんなことを考える習慣があったら、今すぐ手放すことをおすすめします。布団の中でいくら考えても何の解決にもなりません。
お金の悩みが多い人は、肉体的に疲れていることも多いと思います。本業のほかに副業やパートをしていたりするからです。
つまり心身共にストレスが多いのです。
そういう人は、ストレスを解消するために、テレビを見たり、スマホのゲームをすることに逃げますが、これまた、脳を刺激するので、眠れなくなってしまいます。
ストレスから来る過食をすれば、胃に負担がかかって、やはり眠れなくなります。
こういうときどうしたらいいのか?
まず、お金の心配や金策は昼間にしてください。
そして夜はできるだけリラックスするようにします。テレビを長々と見るのではなく、YouTubeで3分ぐらいの短い笑える動画を見たり、かわいい猫の動画を見るといいです。
寝る前にリラックスする方法はこちらに書いています⇒夜中に目が覚めたあと、またすぐに眠る方法。寝ようとしないのがコツ 「2.リラックス法を試みる」のところをお読みください。
お金に関する不安の解消法はこちら⇒頭の中でぐるぐる考えてしまう人はこちらの記事をお読みください⇒お金に関する不安を手放す方法。悩んでいても何も解決しない。
お金の心配だけでなく、ほかの心配ごとも寝る前にしないでください。仕事や将来の不安は消えないものですが、寝る前に気にしても事態は全く改善されないどころか、睡眠不足になり状況は逆に悪化します。
3.寝る前に感情的になっている
寝る前に家族とケンカするとムカムカして眠れませんし、眠りの質が落ちます。逆に子供が遠足が楽しみすぎて前の晩、眠れないというのもあります。
あまりに感情的になると眠れなくなるのです。
寝る前に人とケンカするのは避けてください。
私は、以前、夫とよく寝る前に言い争いをして、そのたびに、眠りの質が落ち、そのことで、心の中で、また夫に怒るという悪循環にはまっていました。
ケンカの原因は、私が寝ている横で、夫がブルーライトをばんばん放出しているテレビを見ていたことです。
私は、寝る前にブルーライトをあびたくないのです。寝る時はアイマスクをしていますが、寝る数時間前からブルーライトをあびてしまうのは避けられません。
それで、「夜9時になったら、テレビを消して」と夫に要求し、そのたびにケンカになっていたのです。
私がブルーライトをあびたくない理由⇒ブルーライトとは?この光の正体とその影響をわかりやすく説明
しかし、夫は生粋のテレビっ子で、「消せ」と言われても消すわけがないのです。そこで、私はブルーライトはあきらめて、せめて怒りだけは手放すことにしました。
寝る前に恋人に電話をしてケンカをするとか、故郷の親と話して、言い争いになるといったことは避けてください。
ベッドに入る前は、自分1人の世界にすっぽり入るのがいいと思います。もちろん、心配ごとをしてはいけません。
また布団の中で、ノンフィクションのような、身につまされる話、ハラハラ・ドキドキする話、人の闘病記など心がぐぐっと動く話は読まないほうがいいです。
自己啓発の本もよくありません。自己啓発の本を寝る前に読む人がいるのかどうかわかりませんが。
自分の身にひしひしとくる本はまずいのです。自己啓発の本を読んでも、他人ごとや絵空事として読めるなら大丈夫です。
寝る前に読むべきなのは、作り話です。軽いフィクション、または雑誌をパラパラ見てください。
こちらも参考に⇒夜なかなか眠れない時の対処法。4つのものを捨てれば解決する。
睡眠についてもっと読みたい方はこちらをどうぞ⇒睡眠不足や不眠に悩むなら読んでほしい眠りに関する記事のまとめ。
4.寝床が暖かすぎる
人が寝ているとき体温が少しさがります。お風呂に入ると眠くなるのは、体温がいったんあがって、その後下がるからです。
お風呂からあがってすぐにふとんに入ると暑いので、眠れません。お風呂であたたまって、少し時間をおき、体温がさがるタイミングで布団に入るのが理想です。
体温が下がっていないとぐっすり眠れないので、寝ているとき体は熱を逃がそうとします。このとき暖かすぎる寝間着、布団、毛布などにくるまれているとうまく眠ることができません。
体内時計は、人の体幹の体温で、起きる時、眠る時を判断しています。ぐっすり眠っているとき、もっとも体温が低いのです。
もし体温が高いと、体は、「おや、起きる時なのかな?」と思ってしまい、しっかり眠れないのです。
寝床は、寒すぎてはもちろんだめですが、少し寒いかな、ぐらいでちょうどいいと思います。
私は日本にいる時は、このことに気づいていませんでした。
まあ、睡眠のことなどそんなに考えていなかったというのもあります。
カナダに住むようになってから、どこの家でも、冬場、夜はセントラルヒーティングの温度を少し下げるので、「ああ、寝ているときは、寒いほうがいいんだ」と気づいた次第です。
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寝る直前に激しい運動をするのもよくありません。とにかく寝る前は脳と体をクールダウンさせるべきでしょう。
寝る直前まで、あまり頭を使って勉強するのもよくないと思います。代わりにぼーっと瞑想するといいのではないでしょうか。できるだけ緊張の糸をゆるめてください。