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自分が無駄遣いしているかどうか調べられる自宅にある場所を7つ紹介します。
私はいつも家計簿をつけているから無駄遣いはしていない、と思っている人は多いのですが、家計簿をつけていても、気づかないうちに無駄遣いをしていることがあります。
家計簿をつける目的を忘れて、つけるだけで満足してしまうとか、「これは絶対必要な買い物だ」「買うのが当然だ」と思い込んでいるからです。
1.ゴミ箱やゴミ袋の中
ゴミを減らそうと思っていない人も、ときどきゴミ箱の中身をチェックしてください。
自分のゴミではなく、知らない人のゴミだと想定して、客観的に見るとよいでしょう。
物を買えば買うほど、包装資材が増えるので、ゴミが多かったら、買い物が多い、と考えられます。
以前、世帯収入によって暮し方が変わるという記事を紹介しましたが⇒世帯収入ごとにみる世界の人の暮らし(TED)
生活費が少ない人は、あまりゴミを出しません。
いま、プラスチックのゴミを大量に出しているのは、先進国で豊かな生活をしている人です。
次に、ゴミの種類に注目してください。
食べ物や飲み物のテイクアウトのケースや入れ物、お菓子の箱がたくさんあったら、食費で浪費しているかもしれません。
自炊したほうが安上がりですから。
通販の箱や緩衝材が多いときも、ネット通販で無駄な物を買いすぎている恐れがあります。
必要な物を必要な分だけ買って出たゴミなのか、考えてください。
2.冷蔵庫の中
冷蔵庫やフリーザーの中も、暮らしぶりが表れます。
必要以上に食品が入っていたら、買いすぎています。
さらに、瓶詰めやチューブ入りの食品が多かったら、まだ節約できます。
過去に何回か、「夫がファーストフード店でもらった個包装の調味料をずっと捨てない」という話を書いていますが、こういう、「もったいないから、捨てないんだ」という人に限って、無駄に食べ物を買っていると私は思います。
不用品を捨てるとき、「もったいないから捨てない」と言う人は、物の値段が下がっているとき、不用なのに買う傾向があります。
安く買うことが最優先事項なので、いま、必要か、使い切れるか、食べ切れるかなんてことは、あまり考えていません。
そもそも、ちょうどいい分量や、少なめの分量を買っていたら、おまけでもらった調味料も、すぐに使うはずです。
我が家の冷蔵庫には、前回記事に書いたときと同じ状態で、デリバリーについてきた調味料が入っています。
もうとっくに賞味期限は過ぎているはず。なぜ、捨てないのか?
冷蔵庫の扉にある、瓶やチューブは15個あり、全部夫が買ってきたものです。
私は砂糖入りのものは基本的に食べないし、食品添加物を避けているので、瓶詰めなど容器に入っているものもあまり使いません。
夫はにんにくのピューレの瓶詰めも持っていますが、必要なときに、にんにくを買って、つぶして使ったほうが安上がりではないでしょうか?
たとえ、私のように、オーガニックを買っていても。
全体的な量と、加工食品の量について、一度考えてください。
もっと節約できるところが見つかります。
食べ物をためこみがちな人におすすめ⇒パントリーチャレンジのススメ~ズボラ主婦だからできる究極の節約方法
3.本箱の中
本箱に未読本がたくさんあるということは、買ったのに消費していない物があるということです。
1冊や2冊ならいいけれど、10冊、20冊とあったら、かなり、無駄に本を買っています。
日本では、新品の本は安くなったりしないですよね? それとも、あなたの積ん読本は、全部1円で買った中古の本でしょうか。
私も昔は、積ん読本がたくさんありました⇒積ん読消化プロジェクトを始めて気づいた大量の未消化コンテンツ。
いったいどれだけのお金を読まない本に投じたことか?
買わずに、買ったつもり貯金をしておけば、物も増えず、銀行残高も増えていたことでしょう。
4.たんすとクローゼットの中
最近、洋服は安くなっていますが、それでも着ない服がたくさんあったら、その分、すべて、お金どどぶに捨てた、と言えます。
きのう、「売ればお金になると思うと不用品でも捨てられない」という方のメールを紹介しましたが⇒売ればお金になるとわかっている物をどうしたら捨てられるか?
無駄な物を買うことに使ったお金は、どんなにがんばっても回収できません。
着ていないことに気づいた時点で、できるだけ早く処分したほうが、これ以上、無駄にリソースを使うことを防げます。
これは損切りだと私は思います。
損切りとは?⇒損切り精神が断捨離を加速する。さっさと損を確定して次へ行きたい。
5.シンクの下
流しや洗面所のシンクの下に、何を入れていますか?
我が家では、夫の洗剤コレクション、及び調味料のコレクション(サラダ油とか)が置かれています。
いま、多種多様な洗剤が出ているため、メディアのすすめるままに買っていると、どんどん専用の洗剤が増えてしまいます。
その洗剤、全部きっちり使っていますか?
使っていない洗剤を買うのに費やしたお金も浪費です。
実家のシンク下の整理をしたとき、ふだん使っていない、やけに重い食器が出てきました。
台所のシンク下に押し込まれていたものとは?~実録・親の家を片付ける(13)
実家はもらい物も多いのですが、せともの祭りで買った食器も多いはずです。
以前、母はよく友達とせともの祭りに行っていましたから。
せともの祭りでは、食器が安いです。
祭りというぐらいですから、食器をどんどん買う人たちが集っていて、「あら、これ素敵。安いわ。買いましょう。そっちも素敵ね、買いましょう」という、買え買えのエネルギーがただよっているはずです(私は行ったことがありません)。
そして、無駄な食器を買ってしまうのです。
祭りの雰囲気に呑まれて買っただけで、買う時、何も考えていません。
実際、それらの食器を家で使おうとしたら、めっちゃやたら重いとか、すごく洗いにくいなど、実用面での難があり、そのまま流しにしまわれてしまうのです。
せともの祭りに行くのが悪いとはいいません。ですが、むやみに買うと、無駄にお金を使います。
作家の食器を愛でたり、抹茶を飲んだりして、雰囲気を楽しんで帰ってこればいいのです。
6.その他の収納スペース
食器棚、サイドボード、押入れ、洗面所の引き出しなど、主だった収納スペースの中も見てください。
これまで、ろくに使ったことがない物、入っていませんか?
何年も断捨離しているのに、片付けの負担が変わっていないとしたら、使わない物を買うことが多すぎるからです。
必要ない物まで、買っていないかどうか、冷静に考えてください。
「ほしい!」と思ったあと、ろくに考えずに、買う生活を続けていると、無駄な物が収納スペースにたまっていきます。
その一方で、本当はほかのことに使えたお金を失っています。
日本は豊かな国なので、本当に必要な物だけを買っていたら、そんなに、毎月、月末に火の車になることはないと思います。
いらない物を買って、家の中のガラクタを増やし、「捨てられない」と悩みながら、断捨離するなんて、無駄なストレスと労働を増やすだけの暮しです。
1つひとつは少額の物でも、買い物の回数が増えれば、それなりに大きな額になります。
7.クレジットカードの明細
クレジットカードの明細を見る時、金額だけ、さらーっと見て、終わりにしていませんか?
どこにお金が行っているのか、1つひとつ、子細に調べてください。
ここで見つけたいのは、使っていないサービスに支払っているお金です。
スポーツジムや各種サブスクリプションなど。
サブスクリプションは、定額を払って使うサービスです。
私もNetflixや、Spotifyを利用しています。
サブスクリプションサービスは、月額はそんなに高くないと思います。千円前後のことが多いでしょう。
しかも、サービスは使い放題です。
だからすごくお得に思えるけれど、そのサービスを使っていなかったら、毎月、毎月、使っていないサービスにお金を払うことになります。
使っていないサービスはキャンセルすればいいのですが、無料のメルマガやカタログの配信をなかなか止めない人がいるように、お金を払っているサービスでも、なんとなくキャンセルするのが面倒で、そのままになることがあります。
自分がどんなサービスを利用しているのか忘れている人もいます。
カードの明細をしっかり見ていないと、ほかの買い物にまぎれてしまうのです。
そこで、明細をしっかり見て、もう使っていないサービスを発見し、どんどんキャンセルしてください。
いま、動画の配信サービスもたくさんありますが、時間は有限なので、そんなにドラマや映画ばっかり見ていられません。
おまけに、あまりにたくさん選択肢がありすぎると、どれを見るか・使うかに迷って、時間がなくなることがあります。
コンテンツの消化に追われているのなら、多少は使っているサービスも思い切ってやめるといいでしょう。
関連記事もどうぞ⇒不用品をため込んでいる現実と向き合う5つの方法。
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浪費を洗い出せるスポットを7つ紹介しました。
「自分は無駄遣いしていない」と思っても、たいして使わずに捨てる物がたくさん出ていたら、無駄遣いしています。
そういうすぐにゴミになる物にお金を使うのを控えると、断捨離もだんだん楽になりますよ。