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物だらけで汚い部屋から、きれいな部屋にするための日々のちょっとした作戦を7つ紹介します。
いま、出社できず自宅にいる時間が長い人が多いと思います。
厳しい外出禁止令が出ているフランスでは、ずっと家に閉じこもっていると、出産率、DV率、離婚率があがる、と言われています。
しかし、もっと問題なのは、自宅が汚部屋なとき。汚部屋にずっといると、心身ともに疲れ、ただでさえストレスが多い今、ますますストレスが増えます。
幸か不幸か、日本はまだ外出制限がそこまできびしくないので、いまのうちに、汚部屋をきれいにしておいてはどうでしょうか?
以下に書くことを心がけると、スッキリした部屋に近づきます。
1.すぐ終わることはすぐやる
1分か2分あればすぐに終わるタスクは、気づいたときにすぐにやります。
たとえば、ごみ出し、食器洗い、部屋の片隅にある新聞や雑誌をしばって出すこと、など。
こういう、すぐやれば終わる片付けをやらないと、だんだん部屋が汚くなります。
すぐにやれば終わることを、すぐやらなかったから、汚部屋で寝起きしているのです。
すぐできることの中には、「捨てる、捨てない」と決めることや、散らかしたものを元あった場所に置くことも含まれています。
1つひとつは、ほんとうに小さなことです。ですが、それらが積もり積もると、人がぎょっとするような汚部屋になるのです。
汚部屋の住人ほど、ちりも積もれば山となる、という言葉を身にしみて感じる人はいないでしょう。
きょうから、すぐに終わりそうなことは、四の五の言わずにすぐにやるようにしてください。
これができるようになると、汚部屋改善のみならず、勉強、仕事、家事、すべてにおいて、フットワークの軽い人になります。
「すぐできることは、すぐやる」、これは汚部屋の片付けで磨ける技術の中でも、最強のスキルです。
2.1日1度、定点観測をする
定点観測とは、毎日同じ時刻に、同じ場所から、気温、気圧、降水量などを観測することです。
気象だけでなく、変化する事柄について、一定期間観測・観察する、という意味でも使われます。
汚部屋の方は、1日に1度、決まった時間に自分の部屋を定点観測して、ごみがたまりつつある場所を見つけ、大ごとにならないうちに処理してください。
朝1番でも、夜寝る前でも、お昼ごはんの前でも、時間はいつでもかまいません。
毎日、自分の部屋をしっかり見ることがとても重要です。それが、自分の環境を大事にすることにつながります。
観察するときは、できるだけ客観的に見てください。
「どこか散らかっているとことはないかな?」「片付けたほうがいいところはないかな?」 こんな視点で問題箇所を探します。
自分の家を好きになる6つの方法:汚部屋にしてしまうのは愛情が足りないから
3.タイマーを使う
片付けをするときは、タイマーを使います。
5分~15分にセットして、その時間、集中して片付けてください。
何度も片付けに挑戦したのに、いつのまにかやめて、リバウンドし、ぐだぐだになる人が少なくありません。
このような人たちは、1度に一気にやろうとし、最初、飛ばしすぎて、疲れてしまうのです。
「一気に片付けて、次に行きたい」と思うかもしれませんが、そんなに短期間では部屋の片付けはできません。
断捨離は短距離走ではなく、長距離走です。
きょう、15分、明日も15分、とコンスタントに継続していくうちに、片付いていきます。
これまで何ヶ月も、何年も、何十年も汚部屋だったのに、いったん片付けようと思いたつと、「今すぐ、今日中に、今週中に片付けたい!」とあせる人が多いのはいったいなぜでしょうか?
タイマーを使うと、切り上げる時間が明確になるので、やりすぎを防げます。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
4.前もって考えておく
「どこから手をつけたらいいか、わからない」と言いながら、ずっと片付けを先延ばしにする人がいます。
実は、どこから手をつけてもいいのです。始める場所に正解、不正解はありません。
文字通り、片っ端からやればいいのです。
ですが、部屋の真ん中に突っ立って、途方にくれてしまう人は、片付けを始める前に、準備する時間を作ってください。
ダイニングテーブルやデスクの上に紙かノートをひろげて、捨てたいもの、片付けたい場所、どうにかしたいもの、きれいにしたいスペースなどを書き出します。
書き出すと、頭の中でシミュレーションできるので、実際に始めるときにスムーズに行えます。
私も、毎朝、その日やることは、みな書き出して、いつやるかも決めています。
5.テーブルの上に無造作に物を置かない
テーブルやソファ、ベッドの上など、平らな面に、物を無頓着に置いてはいけません。
これはとても重要です。
何もない場所は、何もないまま維持しやすいのですが、いったんそこに、どうでもいい物を置くと、そのまわりにどんどん、どうでもいい物が置かれていきます。
雪が積もったまっしろな野原に一歩を踏み出すのって、ちょっとためらわれますよね?
子どもは平気でのしのし歩きますが。
人は、きれいなスペース、整った場所は、そのままにしておきたい、と思うものです。
「どうでもいい物」とは、そこに置く必然性のない物です。
勉強をするために、キッチンのテーブルにノートパソコンを置いたり、本やノートを置くのはいいのです。これらは、置く理由があります。
しかし、外出先でもらったフリーマガジンや、ポストに入っていたチラシを、テーブルの上に置く必然性はありません。
そのフリーマガジンを、あとで読むつもりなら、マガジンラックや本箱の中に置くべきだし、チラシは捨てるか、取っておきたいなら、所定の場所に置くべきです。
6.節目を意識して、いま、片付ける
節目(ふしめ)とは物事の区切り目です。たとえば、月初め、月末、日曜日、土曜日、金曜日、定休日、誕生日、季節の変わり目(節句)など。
ターニングポイントとも言えます。
1日1日も節目だし、午前中と午後の境目(正午)も節目です。
ずっと汚部屋の住人の人生を歩んできた人も、いま、この瞬間から、そうでない人に変わることができます。
私たちは、いつでもやりなおすことができるし、再出発することができるのです。
いま、この瞬間から、片付ける人になる、と思って、片付け始めてください。
生きている限り、チャンスは無限です。ただ、始めればいいのです。
自己認識を変える方法。「私は片付けられない人」というセルフイメージが汚部屋を作る。
7.少ない物で暮らすことを意識する
汚部屋になる最大の理由は、自分のキャパシティを越えた大量の物を持っているからです。
そこで、不用品を捨てながら、少しずつシンプルライフにすると、片付けに相乗効果があります。
一口にシンプルライフと言ってもいろいろありますが、まずは、物を持ちすぎないことを意識するといいでしょう。
私だって、物をたくさん持っていたときは、部屋が散らかっていました。
寝床の横に、本が並んでいたこともあります。
私の部屋がいま、あまり散らからないのは、物が少ないからにほかなりません。
物を減らせば、片付けに苦労しなくなります。
収納でなんとかしようとあがいたりせず、潔く、使わなくていい物は、使わない選択をすると、スッキリした状態を保てます。
持たない暮らしを10年やって気づいたミニマルライフのよいところ。
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部屋をきれいにするちょっとしたコツを紹介しました。
今回のように、強制的に家にいるしかない状況は、そんなに何度も起きません。
今こそ、ずっとやりたかったことをやるチャンスです。
ところが、1日中パジャマ姿で、だらだら、ニュースやNetflixを見て、無為にすごしてしまう人も、たくさんいます。
子どもたちは、みな、なんとか勉強を続けているでしょう。
大人も、自分の成長のために、まずは環境を整えることから始めてください。