ページに広告が含まれる場合があります。
ちょっとした空き時間にささっとできる小さな片付けプロジェクトを紹介しているプチ断捨離シリーズ。
今回は、梅雨時、および、そろそろ梅雨が開けるかな、という時期に見直したいレイングッズを紹介します。
蒸し暑くてなかなか片付ける気になれないかもしれませんが、15分ほど時間をとっていらない物を捨ててみてください。
スッキリします。
傘を捨てる
日本国民は用意周到な人が多いのか、傘を持ちすぎている傾向があります。
私自身のことを考えても、OL時代、長傘を4、5本持っていたように思います。まあ、私は雑貨を集める傾向にありましたので、ふつうの人より持ちすぎだったでしょう。それでも、長傘、折りたたみ傘合わせて3本以上持っている人は多いのではないでしょうか?
この機会に傘立てや下駄箱の中をチェックして、自分が傘を何本持っているのか、それぞれちゃんと使用しているのかきっちり調べてください。
年間の降雨量に比べて、日本人は傘を持ちすぎているという統計があります。こちらで紹介⇒3分あればできる、梅雨時にスッキリするためのプチ片付け7選 「6.壊れた傘を捨てる」のところです。
一口に日本といっても、雨の多い場所、それほどでもない場所があります。毎日外出する人、たまにしか外出しない人もいます。傘の適量は人それぞれです。
自分がふだん、どれだけ雨の中を歩くのか、年間何時間ほど雨にさらされるのか考え、それに対して自分の傘の数は適量なのか、見直してみてください。
わたしの住んでいる場所ではそんなに雨が降りませんし、私はほとんど家にいるので、折りたたみ傘1本のみを所有しています。
この傘は、15年ぐらい前に、名古屋に里帰りしたとき、お向かいの方からいただきました。そのとき、傘を持っていなかったのです。
ごらんのとおり小さくて、重さも140グラムほど。とてもコンパクトですが、これで充分間に合っています。
いまは傘の値段が安いので、雨降りのたびに駅で買ったりしがちですよね? お気に入りの傘を1本(か2本)だけ決めて、それをしっかり使い込むライフスタイルにしたほうがいいです。
実際、私は小学生のときは、傘は1本しか持っておりませんでした。
傘立ての中に入っているぐしゃぐしやをなんとかする
傘を捨てるついでに、傘の置き場となっている場所の中も調べてください。
傘立てに傘以外の物が入っているかもしれません。傘の中に傘を突っ込んでしまうこともありますよね? 折りたたみの傘を傘立てに突っ込むと、途中で折れ曲がりプリーツができます。そこに長傘が突っ込まれるのです。
実家でよくおこっていた現象です。
こんなふうに傘を収納すると、折りたたみの傘がこわれます。
折りたたみ傘は使ったら、きっちり乾かして、折りたたむのが理想です。若い頃の私はこれが面倒でできなかったのですが、今は1本しかないので、まったく面倒でなくなりました。
食器と同じで傘も多すぎると、1つひとつの扱いが雑になります。
折りたたみ傘はよくこわれるので、こわれたまま放置されているものもあるかもしれません。
強風で骨が逆方向に曲がったり、つゆ先(先端の金具)が取れかかったりします。こわれてもわりと自分で直せますので、ついでに直しておきましょう。そんなに時間はかかりません。修理の仕方はYouTubeで探せば出てきます(たぶん)。
傘屋さんで修理してもらってもいいでしょう。傘屋さんの数、減っていると思いますが。
傘を断捨離して本数がへったら、傘立てが必要かどうかも検討してください。
我が家に傘立てはありません。カナダにはそんなものないと思われます。
我が家では家族3人がそれぞれ1本ずつ折りたたみ傘を持っています。もしかしたら夫はもっと持っているかもしれません。そして、それぞれの部屋のクローゼット(わたしは廊下のクローゼット)に傘を収納しています。
入れ物があると中身が増えるのは傘立ても同じです。
レインコートなどの雨の日用衣料品、多すぎませんか?
傘をたくさん持っている人は、レインコート、レインジャケット、レインポンチョ、レインハットなども持ちすぎる傾向があります。
考えてみれば、フード付きのしっかりしたレインコートを着れば、別に傘はいりません。土砂降りの雨でない限り。
もし、やたらとレインジャケットを持っていたら、こちらもちょっと捨ててください。
ポケットレインコート(携帯用に小さく折りたたんであるレインコート)を粗品やノベルティとしてもらうことがあります。もし家にあったら、いつまでもしまっておかず、使うか、捨てたほうがいいです。
私は母からもらった携帯用レインコートを、「いつか使うときが来るかもしれない」と思って、30年以上、実家の自室にある机の引き出しに入れてました。5センチX10センチぐらいの小さな袋に入った商品です。
実家に帰るたびに、自分の物を断捨離していましたが、このレインコートはなぜかずっと持っていました。その理由は、
「いつか使うときが来るかもしれない」
というお決まりのもの。実用品だと、「何かのときに使える」と思ってしまい、なかなか捨てられないのです。しかし、いくら実用品でも、実際に使わないなら、実用もへちまもないわけです。
もう1つ、レインジャケット系でしばらく使わないまま持ってしまったのは、名古屋水族館で買ったポンチョです。イルカショーを見ているとき、前のほうの人は水がかかるからと、かっぱ売りが観客席で売って歩いていました。
私と娘(当時16歳ぐらい)は前から3番目ぐらいにいたので、「それならば」と思ってかっぱを購入。このかっぱが1枚300円もしました。2着で600円です。
このかっぱのおかげでぬれなくてすみましたが、1着300円だと知ったとき、「ああ、家にポケットレインコートがあったのに、なんで持ってこなかったんだ、自分のバカ」と悔やんだのは言うまでもありません。
その夏が終わってからもこのカッパ2着をしばらく持っていました。
紺色のカッパで、300円のせいか、生地が厚くしっかりしていました。しかし大きなイルカの絵が描いてあるので、普段使いできません(別に着てもいいのでしょうが)。というより、そこまで雨が降りませんし、普段用のレインジャケットは持っています。
このように、旅先や出先で急きょ買ったけれど、その後は使っていないレインコートやカッパがありましたら、それも断捨離しましょう。
長靴も1足でいい
はかない長靴やレインシューズが下駄箱の奥でくすぶっていたら、捨てましょう。
私は、レインシューズのたぐいは1足も持っていません。前述のとおりそんなに雨が降らないからです。
ただ、春の雪解けの時期に水たまりがたくさんできます。「レインシューズがあったほうがいいかな?」と思い、2008年に雨や雪の日もはける防水仕様のサイドゴアブーツ(足首まで)を買ったことがあります。メーカーはキサスポーツです。
ところが、冬のブーツがあったので、あまり出番がありませんでした。しかも、足首までなので、深くて大きな水たまりに入っていくには不向き。
というわけで、このレインシューズは数年後に断捨離しました。
いまは、長靴だけでなく、雨の日用のパンプスなども売っていますね。もし、「これは雨の日用」と考えている靴があり、あまり使わないようなら、それも捨てたほうがいいです。
日本人女性は靴を持ちすぎていますから。
靴の捨て方のヒントはこちら⇒靴の断捨離の方法。適量を決めると簡単に捨てられる
便利グッズという名のガラクタ
最後は雨の日用のさまざまな便利グッズです。
傘やレインジャケットを収納する余分なケースやポーチがあったら、処分を検討してください。折りたたみ傘カバーとか、傘用ポーチとか、アンブレラホルダーといったものです。
こういうの、本当に必要でしょうか?
確かに傘はぬれるので、ぬれたまま持ち歩くのは抵抗があるかもしれません。しかしその場合はレジ袋とかジップロック袋を使えば充分なのです。
わざわざ専用のカバーを買うと、物が増えます。
日本人は袋物やケースが好きです⇒なぜ日本人はこんなにバッグ、袋、ケースをたくさん持っているの?
家の中を見渡せば、ぬれた傘を持ち歩くのに使えそうなものはいくらでも見つかるのではないでしょうか?
最近は傘の持ち手にかけるカバーとか傘の先につける傘用シュシュまであるので驚きです。
なぜ、傘の持ち手にカバーが必要なのか?
ファッションとして、あるいは出先の傘立てで自分の傘がすぐわかるから、というのが傘カバーを使う理由のようです。目印がほしかったら、マスキングテープとかガムテープを巻いておけばすむ話です。
あらゆるものにカバーやケースを用意する傾向があるなら、その習慣も見直したほうがいいです。
便利グッズは、一見便利そうです。けれども、ある特定の用途(それもメーカーが無理やり考え出したニッチな用途)でしか役に立たない特殊な雑貨です。
1つひとつはそんなに値がはらないので、うっかり買ってしまいがちですが、どうしても必要なものではありません。
「家の中が片付かない」と思うなら、便利グッズを持ちすぎていないか調べてください。
※もっとプチ断捨離シリーズを読む方はこちら⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。
※次のプチ断捨離はこちら⇒夏の終わりに捨てたいもの9選:プチ断捨離(31)
*****
今回は梅雨の終わりに捨てたほうがいい物を5種類紹介しました。
「今年の梅雨、あまり出番がなかったな」と思うものがあったら、捨てられないか考えてください。玄関先が片付くのでおすすめの断捨離プロジェクトです。