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無意味なネットサーフィンをやめて、本当にやりたいことをする生活にシフトするにはどうしたらいいのか?
パソコンで仕事をしているため、日々、ネットの誘惑にさらされている主婦、筆子の工夫を紹介します。
実際、私も、油断をするとネットで無駄に時間を過ごしてしまうことがままあります。
少しネットから距離を置きたい人は、以下のようにやってみてはどうでしょうか? ポイントを5つに分けて紹介します。
1.なぜネットばかりやっていてはだめなのか、その理由を考える
まず、なぜ自分は、ネットばかりやる生活から足を洗いたいのか、少しネットから離れたいのか、その理由を考えます。
断捨離と同じです。そうする理由を最初に確認してから始めないと、やっているうちに全体像を見失ってしまいます。
私がネットを見てダラダラするのをやめたい理由は、ほかのことをする時間がなくなるからです。
インターネットも使い方を誤ると、テレビと同じくらい時間を奪われます。特に、スマホを愛用している人は、いつでもどこでも持って歩けるため、ありとあらゆるスキマ時間を取られる危険性があります。
ダラダラとネットをやっていると、仕事、家事、勉強、趣味、リアルの交流など、本当にやるべきこと、やりたいことに使う時間がなくなってしまうのです。
人によっては、ネット通販やオークションでお金を使いすぎてしまう、という理由もあるかもしれません。
きのういただいたお便りには、長いこと、ひまなときは楽天市場をえんえんと見て、何か買う物はないか探す生活をしていた、と書かれていました。
私も、プチプラな服を探して、何時間も通販ショップを見ていた時期があります。
SNSをやりすぎる人は、メンタルが不安定になる可能性もあります。たとえば、こんなふうに⇒SNS依存に注意。FOMO(フォーモー:取り残される不安)を捨てる方法
健康上の理由もあります。夜遅くまでスマホやパソコンを見ていると、睡眠の質が落ちます。
スマホをやりすぎる問題点についてはこちらに書いています⇒パソコンとスマホ依存を防止する5つの方法 「1.パソコンやスマホの使いすぎの弊害を知る」のところです。
2.現状を調べて分析する
次に行うのは、自分が日頃、どのぐらいネットで時間を無駄にしているのか、現状を調べることです。
毎日やっていることはすっかり習慣になっているので、一度立ち止まって客観的に振り返ってみないとわかりません。自分が無意味なネットサーフィンをしている状況を、できれば紙やノートに書いてください。
今回は5W2H(ゴ・ダブリュー・ニ・エイチ)を使って、現状をチェックしてみましょう。
5W1Hは作文の時間などに習ったと思います。When、Where、Who、What、Why、How。いつ、どこで、誰と、何を、なぜ、どのように、という情報伝達の要素です。
今回はこれに、How long(どれだけの時間)という要素を付け加えます。また Who は「自分」に決まっているので、ここは Whom (誰と)を考えてみてください。
ではいきましょう。
1)いつ?
どのタイミングで自分はネットを見ているのか調べてください。
朝起きてすぐ、昼休み、仕事中、ひまさえあればいつでも、夜寝る前、など。いろいろあるかと思います。
曜日で考えてもいいです。土日、とか。休みになると起き上がらず、ずっとスマホをやっている、というメールをもらったこともあります⇒座りっぱなしが健康によくないなら、寝ながらスマホをするのはいいの?←質問の回答
2)どこで?
ネットに興じている場所です。
私の場合は、自宅の自分のパソコンの前が定位置ですが、会社でネットをやる人は会社のデスクですね。
ノートパソコンやタブレット、スマホでネットをしている人は、あちこち移動するかもしれません。さまざまな場所の中でも、特に無駄にネットをしている場所があるでしょう。
人によってはベッドの中かもしれません。喫茶店でやっている人もいるかもしれませんね。
私の夫は、居間のソファの上でノートパソコンをだらだらと見ています。
3)誰と?
ネットサーフィンは1人でやっていると思います。
SNSのときは相手がありますね。どんな人たちと一緒にネットをやっているのか考えてみます。
家族、友人、知人と、不要なやりとりをネットを介して行っていることも考えられます。
4) 何を?
自分がどんなコンテンツを見ているのか(読んでいるのか)考えてみます。
買い物が好きな人は、楽天市場やアマゾン、ヤフーオークション、メルカリの商品画像でしょうか?
私は以前はアマゾンを見ている時間が多かったのですが、今年は本箱チャレンジをしているため格段に減りました。
本箱チャレンジとは? ⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ
SNSに時間を費やしている人は、Facebook、インスタグラム、Twitter、Lineあたり。
YouTubeや2ちゃんねるの人もいるでしょう。ニュースや各種相談サイト、レシピサイト、ゲームサイトなど、それぞれ傾向があるでしょう。
5)なぜ?
何を目的として、ネットを見ているのか考えてみます。
よくあるのは、
– 単なる暇つぶし(他にやることがない。退屈)
– コミュニケーション
– 話題作りのため
– なんとなく(自分でも理由がわからない)
– ショッピング
– 時勢に送れないため
– ストレス解消
– 仕事のための情報収集
– 特に理由はない(完全に習慣になっており、理由なんてない)
– ほかの人もやっているから
– 勉強のため
– 逃避(仕事や勉強、家事をやりたくないから)
– 気分転換のつもりがいつまでもやっている
私はすぐに仕事にとりかかりたくないときに、気分転換のつもりで、ネットを見始めて、そのまま30分ぐらいだらだら見ているケースが多いです。
6)どのように?
どんな状態でどんな気持ちでネットをやっているのか考えてみます。
「心底楽しい」という時間はそこまでないと思います。
「Facebookは私の癒やし」という人を知っていますが、本当にそうなんでしょうか?
7) どのぐらい?
1週間あたりどのぐらいの時間を費やしているのか調べてみます。
思い出せない場合は1週間~1か月ほどログを取ってください。
私は、毎日、その日、いつ何をやるか、予定を付箋に書いて、時間軸を書いた厚紙に貼っています。
やり終わった分の付箋は厚紙からはがし、別の紙に貼っています。予定外の行動をしたときも、付箋に「ネットでだらだら30分」と書いて紙に貼っておくので、どのぐらい時間を費やしたかわかるようになっています。
現状を把握するときは、できるだけ具体的に詳しく調べてください。「なんとなく、ネットに時間を使いすぎているみたい」で終わると、その無駄な時間を減らすのはむずかしいのです。
いつ、どこで、どのぐらい無駄にしているのか、きっかけは何か、しっかり見極めておくと、「ああ、この時間はネットから離れることができるかもしれない」という時間帯を見つけることができます。
3.アクションプランを立てて実践
2でしっかり分析したあとは、やめたい行動を見つけて、実際にやめます。
ゴール設定と実践です。
いきなり、完全にネットから離れる方法もありますが、少しずつやめるのが現実的でしょう。
そのさいは、1日だけ、1週間だけ、2週間だけ、1ヶ月だけというように、期間限定でやるとうまくいきます。
「きょう1日だけ、Facebookは休もう」とか、「週末だけインターネットを使わないでおこう」という具合です。
1ヶ月ぐらい継続して、ネットを使うのを控えていると、それが普通になっていきます。
どうしても必要だからネットをやっているという人は、そんなにいないのではないでしょうか? ほんの20年前は1日中、オンライン状態ではなかったのです。それで、ふつうに生活できていました。
必要だと思っていても、実は全然必要でない、というものはたくさんあります。それは物の断捨離をしてみるとよくわかります。
タスクにしても、物と一緒で、それをやるのが普通になっているから、自分には必要なんだ、と思い込んでいるだけなのです。
30日間チャレンジの課題として取り組むとよいかもしれません⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
デジタル断捨離もおすすめです⇒私のデジタル断捨離15の方法~50代主婦ミニマリストの場合
4.ネットに費やす時間を減らすコツ
最後にアクションプランを実現させる秘訣を7つ紹介します。
1)問題になるサイトはブロックする
見ないほうがいいと思っているし、見たあといつも罪悪感にかられるけど、ついつい見てしまう。そんなサイトがあったら、ブロックしてください。
ブラウザにサイトをブロックする拡張機能があります。
「特定サイトブロック」とか「ウェブサイト ブロック」などのワードで検索するとやり方が見つかります。スマホの場合も、「ネット 制限 アプリ」「ネット 使用 制限 アプリ」などで探せます。
私も一時期、YouTubeをブロックしていたことがあります。
ブロックしても解除すれば同じですが、少しでもハードルをあげておくと、見なくなります。
オンラインショップでの買い物依存気味の人はお試しください。
2)タイマーの機能を使う
やりすぎを防ぐために、パソコンやスマホが勝手に切れる設定(スリープ機能や自動電源オフ)を利用します。
私が枕元で使っているLEDのデスクライトは、1時間たつと、勝手にライトが消えます。
私は、夜寝る前や朝起きてすぐ(まだ暗い)、本を読むことが多いのですが、ライトが消えると、それがきっかけで、「あ、もう寝よう」とか「ほかのことしよう」という気になります。
3)通知機能はすべてオフ
EメールやSNS、ニュースサイトを利用することが多い人は、通知機能をオフにします。
通知に促されて、スマホをチェックするのではなく、あらかじめチェックする時間を決めて、その時になったら、能動的にチェックします。
Eメールにコントロールされない生き方⇒メールチェックしすぎていませんか?メールに支配されないシンプルな暮しのすすめ
4)ネット環境のない場所で仕事する
仕事でパソコンを使っていると、すぐそばにインターネットがあるため、ついつい見てしまいがち。
理想はネット環境のないパソコン(つまり仕事専用パソコン)を用意して、それで仕事することです。そのような環境が用意できる方はためしてください。
ネットにつなぐことのできるパソコンでも、Wi-Fi環境のない場所で仕事をすれば、ネットはできません。
それが無理な場合は、ブラウザを開けずに仕事をするか、ブラウザ上でやるしかない場合は、極力開くタブの数を減らします。
タブをいっぱい開くと、関係ないサイトを見る機会が増えるし、マルチタスクもしがちになるので、仕事の効率が落ちます。
マルチタスクをおすすめしない理由⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
5)ちゃんと休憩する
私の場合なのですが、休憩時間をいれずに、手持ちの時間を、全部仕事と家事で埋めると、心身ともに疲れてストレスがたまり、それが余計なネットサーフィンにつながります。
毎日休むべき時間をしっかり確保し、リフレッシュすると、どうでもいいことで無駄に時間をつぶすことがなくなります。
6)ストレスをためないようにしておく
ストレスが多いと、非生産的なことをしてしまうようです。寂しいから、退屈だからネットをする人もたくさんいます。
そこで、ストレスをためすぎないように工夫してください。
ストレスをためない工夫の一例⇒日常生活の小さなイライラから解放されストレスを感じない5つの方法。
このほかにもストレス・マネジメントについてはたくさんの記事を書いています。こちらからどうぞ⇒ストレスの原因や解消法を書いた記事のまとめ(その1)
7)本当にやりたいことをやる
退屈なとき、すぐにネットを見てしまうのではなく、先に自分のやりたいことをやるようにします。
何もやりたことがない人は、新しい趣味を見つけてください。
趣味の見つけ方⇒自分に合った趣味の見つけ方、または有意義な暇つぶしの方法。
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今回紹介した方法の肝はなんといっても2番の現状把握とその分析です。
どのぐらいネットで人生を無駄にしているのか、どうしてそんなことをしているのか。しっかり考えてみるところから始まるのではないでしょうか?