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片付けをやりすぎると、淡々と捨てるリズムがくずれます、と記事に書いたら、「まさにリズムがくずれました」というお便りをいただきました。
このお便りを紹介しつつ、軌道からはずれてしまったあと、もとのルーティンに戻るコツを5つ紹介します。
まずメールをシェアしますね。AIさんからいただきました。
自分のダメさにイライラしていた
件名:まさにリズムが崩れた
前にもお便りしたAIです。今日の記事を読んでハッとしました。
淡々と捨てるリズムが崩れたんだと。
私は片付けは順調ですが、大きな物を捨てるときクリーンセンターへ行かなければいけません。
いつもならGW、お盆、正月と連休に主人に手伝いを頼んで行ってました。
今年のお盆にうっかり捨て忘れた物を何点か見つけ「次の連休にまた行こうね」と約束しようとしたら、「え? 正月まで待たなくても来週いけば? ていうか明日でもいいよ!」と思ってもない返事が来て動揺しました。
だったらこの際あれもこれも、いつか捨てれたらなぁと思っていた、一応使ってるけど本当はいらない家具なども、せっせと捨てる候補に挙げ、準備していたらとっても疲れてしまいました。
身体も痛くて、この前あんなに頑張ったからまぁいいや。と毎日のコツコツをサボるようになり、なんでも書くノートすらサボるようになり、ここ最近自分のダメさにイライラしてました。
やり過ぎは良くないですね。
でもまた明日から普通に始めればいいと分かって、今日の記事が救いになりました。
AIさん、こんにちは。お便りありがとうございます。
こちらの記事を読んでくださったのですね⇒めんどくさいから片付けができない。そんな人におすすめの5つの簡単プロジェクト。
物を捨てるとスッキリするから、楽しくなってやりすぎてしまう人って多いですね。
AIさんのほかにも、はりきって捨てていたら、熱中症になりかけた、四十肩みたいになった、ギックリ腰になった、というお便りをいただいたことがあります。
なかには、「身体に不調をきたしたのは、捨てた物のたたりでしょうか」と聞いてきた方もいました。単に、急に心身を酷使したから、疲れて不調が出ただけです。
このようなことがきっかけで、捨てるリズムがくずれ、生活のほかの面でも、だらだらになっていくことがあります。
気にせず、また普通に始めればいいのです。そのさい、いくつか気をつけておくとよいポイントがあるので、以下に紹介しますね。
1.現状をありのままに受け入れる
リズムがくずれたり、失敗したり、挫折したりすると、AIさんみたいに、自分のだめなところに、イライラしたり、罪悪感を感じるものです。がっかりして自暴自棄になる人もいますね。
まあ、誰でもそういうところはあります。
ですが、いつまでもこういう気持ちを引きずらないほうがいいです。ネガティブな気持ちでいると、できることもできません。
「まあ、こういうこともあるよね」とか、「完璧な人なんていないしね」と考え、現状や、自分のことをそのまま受け入れてください。
自分を責めるとセルフエスティームが下がるので、自分だけでなく、まわりの人にもよい影響がありません。
セルフエスティームとは? ⇒セルフエスティーム(自分を愛する気持ち)が高い人の12の特徴
2.簡単なことを1つだけ始める
初めて断捨離を始めるときと同じように、とても簡単なことを1つだけ、また始めるようにしてください。
習慣づけのコツは、ごく簡単なことを1つずつ身に着けていくことです。
簡単な捨てプロジェクトとしておすすめなのは、ホットスポットを2分片付ける、というものです。
ホットスポットとは、物やゴミ、ガラクタがたまりやすい場所のことです。こちらで詳しく説明しています⇒これならもうリバウンドしない、断捨離習慣を身につける7つの秘訣 「5.ホットスポットをつぶす」のところです。
リンクした記事にも書いていますが、我が家のホットスポットはテレビをのせている台です。テレビの裏にあたる部分です。
ここは、夫の物置場なので、どんなに汚くても、手出しはしていません。まあ、夫が管理している場所は、大なり小なり、こんな感じです。
このような、ガラクタっぽいものが集まっていて、よどんだ気や、ネガティブなエネルギーを放出しているところが、ホットスポットです。
残念ながら、私は、このホットスポットがある部屋にいつもいます。気持ちの上で完全に切り離しているので、ネガティブなエネルギーの攻撃にやられてしまっていることはないと思います。
ですが、自分の管轄内で、ホットスポットを作っていると、イライラの元になります。すみやかに、とりのぞいたほうがいいです。
3.片付けを実践できるように、環境を整える
ホットスポットを毎日片付けよう、と決めたら、その行動をしやすいように環境を整えておきます。
最近、雑誌などでは、「環境をデザインする」なんて書いてあります。
要するに、うまく習慣付けできるように、自分でサポート体制を敷くわけです。
たとえば、いつやるか、スケジュールを決めて、手帳やカレンダーに書いておいたり、忘れないように付箋に書いて貼っておいたりします。
私は付箋を愛用しています。
1人でやると挫折しそうな人は、仲間を見つけて一緒にやります。
べつに、断捨離仲間を見つける必要はなく(見つけてもいいですが)、「こういうことを、やることにしたから、もし、私が忘れていたら、言ってね」と、家族に頼んだりすればOKです。
私は、何か新しいことを始めたら、娘に言うことが多いです。「こういうの、始めたんだ~」とか、「こんな考えから、こんなことしてるんだけどね」というように。
相手が本当にサポートしてくれればベストですが、極端な話、相手が自分の話を理解しなくても大丈夫です。
ほかの人に計画を話す(アウトプットする)と、その行動に対して意識が向くからよいのです。
相手の理解が得られなくてもいいのですが、「そんなの、無理に決まってるじゃん」「断捨離なんてばかみたい」と、人のやる気をそぐ人は、選ばないでください。
人に話すと、それだけで安心して、結果が伴わない、という人は、別の方法を考えてください。
4.たとえ少しでもスケジュールどおりにやる
「こんなことやろう」と決めて、スケジュールに入れたら、事情で、できない日があっても、短時間だけ行ってください。
たとえば、モーニングページを書くことにしたとします。最初の1週間は順調に書いていましたが、ある日、寝坊をしてしまい、書いている時間があまりない状況になりました。
こんなとき、書くのを休むのではなく、たとえ1行でも2行でも、30秒でも1分でも書くほうを選ぶのです。あるいは、夜書いてもかまいません。
運動習慣も同じです。普段どおりにやれなくても、時間や量を大幅に縮小して、とにかくやるほうを優先するわけです。
私の経験では、たとえ少しでもやったほうが、リズムの大くずれを防げるし、気持ちも暗くなりません。
「完璧にできないからやらない」と思うのではなく、「少しでもいいからやっておこう」と考え、やったほうが、望みの生活に近づくことができます。
オール・オア・ナッシング的思考のワナ⇒なんでも白黒つける考え方をやめるススメ。思い込みを手放して可能性を広げるには?
5.できること/できたことに目を向ける
最後におすすめするのは、ポジティブシンキングです。悪いこと、できないこと、ないことに目を向けるのではなく、よいこと、できること、あるものに目を向けてください。
ないものを嘆いたり、できないことをくよくよしてもしょうがないです。
自分をかわいそうに思うと、多少は心がやすらぐかもしれません。最初の一撃を受けたときは、くよくよしたり、自分をかわいそうがってもいいかと思います。
ですが、そのままでいても、何も生まれません。
ネガティブな感情をひきずっていると、それがデフォルトになってしまいます。
いつも、足りないこと、できないこと、悪いことに焦点を向ける人になってしまうのです。
そういうものに、フォーカスしていると、ますます、足りないことや、できないこと、悪いことが見つかります。そしてますます、足りないことやできないことを嘆く負のループにはまります。
人は自分が探しているものを見つける話⇒無礼な人や気が利かない人にいちいちイライラしない3つの方法。 「2.嫌な目に遭うと思ってはいけない」をお読みください。
このループから抜けるのはそんなに簡単ではないです。最初からはまらないようにしておいたほうがいいですね。
節約習慣がリバウンドしたときの立ち直り方はこちらです⇒新生活を言い訳に買い物しすぎた私のざんげ。態勢の立て直しはこうする。
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今回は、捨てるリズムがくずれたときに、うまく軌道修正をする方法を紹介しました。
5つ書きましたが、一番大事なのは、ポジティブシンキングではないかな、と思います。
これが、ごく自然にできる人は強いですね。