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捨てることが苦手な人に、すぐに捨てられる物をおすすめするプチ断捨離、第47回です。
きょうは、粗品や景品など、ただでもらった物を集中的に捨てましょう。
ただでもらっても捨てられない
日本では、販促商品としておまけをばらまく文化があるので、何も意識していないと、あっという間に家の中に景品がたまります。
もともと欲しくて買ったわけではないから、簡単に捨てられるはず、だと思いますか?
いえいえ、ただでもらっても、なかなか捨てられないのです。
捨てない理由⇒授かり効果のせいで捨てられない物を捨てられるようになる考え方
使っていないし、べつに欲しいわけでもない。だけど、新品できれいだし、そのうち使うことがあるかもしれない、使う人が家に来るかもしれない。こんなふうに考える人が多く、おまけは、なかなか断捨離候補になりません。
確かに、おまけや景品が役立つときはあります。
しかし、大部分は、使われないまま、洗面所やキッチンの引き出しで眠っています。
「おまけ専用」の収納スペースを作っている人もいるかもしれません。
きょうこそ、使っていない景品の片をつける時です。
「家の中にあるものは、自分が欲しくて買ったものだけ」にしてみてください。部屋も心もスッキリするでしょう。
おまけの存在に気づいてもらうため、実際に例をあげますね。
1.将来の紙ゴミ
どこからともなく入ってきた紙をしらべてみましょう。
役立つ情報が書いてありそうなフリーマガジン、リーフレット、パンフレット、レシピカード、時々出前を頼むレストランのメニュー、1回使ったきりのポイントカード。
何かのイベントでもらった絵葉書。
こうしたおまけをいつまでも持っていると、ただでさえ多い紙ゴミがますます増えます。
「この小冊子には、役立ちそうな情報がのっている。いつか読もう」と思っていても、これまで読んでいないのなら、今のところ、その情報はあなたには必要ないのです。
「でも、そのうち必要になるかも」というのは幻想です。
必要な情報はネットですぐに調べられます。
どうしても、その情報が必要だと思うなら、スマホや携帯電話で写真にとってデジタルデータとして残せばいいでしょう。
2.余剰な食品
メインの商品(サンドイッチ、ハンバーガー、弁当など)についてきたおまけの小さな調味料、冷蔵庫にありませんか?
しまっておくだけでは劣化する一方です。
以前も紹介した、夫が、おまけのコンディメント(調味料)を入れている冷蔵庫の棚をチェックしたら、こんなふうになっていました。
なんと、デリバリーのピザのディップが増えています。
たぶん、本人は忘れているのでしょう。
こうした小さな調味料に対する選択肢は2つだけです。
1)今すぐ食べる
2)今すぐ捨てる
「捨てるなんてもったいない」と思うなら、ほかの調味料には手をださず、おまけ調味料から、使ってください。
きょうの夕飯の調理に使いましょう。あまったら明日の弁当と一緒に職場に持っていきましょう。
3.ウエス候補
ウエスにして、掃除に使えるおまけもたくさんあります。
タオル、タオルハンカチ、ふきん、ウエットティッシュ、イベントのおまけのTシャツなど。
昔、娘が小さかったころ、夏になると、よくサマーキャンプに参加させました。
ここでいうキャンプは、山の中にテントを張って、飯ごうすいさんするキャンプではありません。
夏場だけ行われるアクティビティで、スポーツしたり、絵を描いたり、そこらを社会見学したりする課外授業みたいなものです。
半日か全日で、ひとつのプログラムが1週間~2週間つづきます。
このサマーキャンプの最終日に、娘は、たいていTシャツをもらってきました。一部は、私が着ましたが、娘が小さいころのものは私の体が入らず、結局、まとめて寄付センターに出しました。
ほかにTシャツや着るものがあったら、ノベルティのTシャツは、1つか2つで充分です。
この先、まず着ないので、しまいこまず、手放すか、ウエスにして掃除で使い切ります。
ティッシュペーパー代わりに使ってもいいですね。
ウエスとは? ⇒ ウエスの作り方と使い方~拭き掃除だけが好きな主婦のおすすめの掃除道具
ティッシュはいらない話 ⇒ もう買わなくていい物3つ。ミニマリスト主婦、筆子の場合。
多くのキャンプで、子どもたちに、自然を大事にすることや、リサイクルについて教えますが、最後にTシャツや、不織布のバッグ、バッチやワッペンを配るのは、おかしなものです。
こうしたおまけを徹底的に使い果たす人が、はたしてどれぐらいいるでしょうか?
私は、娘がもらってきたTシャツをよく着ていましたが、私のような人間は例外だと思います。
もらったときだけは、うれしい(ような気がする)こうした景品も、その後は、たんすの肥やしになりがち。
イベントや、キャンプを主催した学校の名前が入っているから、人にあげるわけにはいかないし、新品だから捨てるのも気が引ける。そう考える人が多いでしょう。
何年もたってからようやく、捨てるか、寄付しても、Tシャツの行き着く先は、結局、ランドフィル(最終ゴミ処理場)です。
それならば、さっさと切り刻んでウエスにして、掃除に使ったほうがましです。
それができないなら、パジャマ代わりにして着倒すしかないでしょう。
あまったTシャツやタオル、ふきんなどをパッチワークする人もいるかもしれません。
必要な物をパッチワークで作るならいいのですが、始末に困るものを、何かに作り変えても、あらたに使いみちのない物を生み出すだけです。
無駄は無駄を再生産しますから。
4.ガラクタ状態に甘んじている文房具
おまけでもらって放置している文房具たちの処遇を決めましょう。
文房具や付せん、手帳、ペンケースに使える小さなポーチといった文房具は、一見有用な品物に思えるかもしれません。
その人が、ボールペンを1本も持っていなかったら、確かに有用です。
しかし、余分なボールペンを1本も持っていない人なんて、私のようなミニマリストぐらいです。
ボールペン1本生活になってわかった、私が物をためこんでいた理由とは?
愛用しているボールペン ⇒ 7年持つはずのセブンイヤーボールペン・2017年に買った物
たいていの家に複数のボールペンがあるし、サインペンや鉛筆といったべつの筆記具もたくさんあるでしょう。
世の中、ボールペンであふれています。
粗品でもらったボールペンは、そのまま、引き出しの中で、箱に入ったままになるか、ペン差しに立ったままになるか、子ども部屋に転がったままになります。
ボールペンの立場としてはとても微妙です。
言うまでもなく、一番いいのは、使うことですが、それができないなら、どこかに寄付するか、プラゴミになってもらうしかないでしょう。
私は、しっかりインクが出て、状態のいいボールペンは、寄付センターか、小学校に寄付し、残りは自分で使い切りました。
一時期、筆記具とノートをたくさん持っていましたが、あらたに文房具を買うのはやめ、毎日コツコツ使っていたら、いつしかストックを消費することができたのです。
いまは、ボールペンもノートも、必要になったら、そのタイミングで買う生活をしています。
大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
ボールペンは1本しか持っていないので、実家に帰ったら、茶の間のペン差しに所在なげに入っているボールペンを、積極的に使います。
母が、「2本あるから」と言ってくれた、ライトがついているボールペンも、インクはとっくに使い切り、現在はフラッシュライトとして、日常使っています。
このボールペンには不動産会社の名前と電話番号がついています。
このように会社の名前がついているボールペンが転がっていたら、ガラクタ状態から救済してください。
5.雑誌の付録のバッグ類
雑誌の付録についていたポーチやバッグがあったら、なんとかしてください。
なんとかといっても、使うか、捨てるか、寄付するしかありません。
日本の出版社は、いったいいつまで、雑誌にバッグをつけて、ゴミを増やし続けるのでしょうか?
毎月、バッグをつけていたら、使い切れないから、確実に、ゴミが増えるなんてこと、小学生だってわかると思います。
付録をつけたほうが雑誌が売れるから、つけているのでしょうが、付録をつけないと売れない雑誌を作るって、どうなんでしょう?
中身で勝負する方法もあると思います。
どうしても、付録をつけたいなら、中途半端なバッグやポーチばかりつけず、もっと実用的なものをつけたほうがいいでしょう。
今だったら、マスクをつけたほうがありがたいと思われます。あるいは、もっとリサイクルしやすいものを付録にしたほうが時代に合っています。
ノートなら、リサイクルできます。バッグはプラゴミを増やす一方です。
次のプチ断捨離はこちら⇒見るといやな気分になるものを捨てる:プチ断捨離48
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今回はとりあげませんでしたが、キッチン雑貨にもおまけが多いですね。スポンジやサランラップなど。
自分で使えないなら、なんとかして、使う人の手にわたしたほうがいいです。
そして、今後は、不用なおまけは決してもらわないでください。