贈り物を買ったところ

買わない

最終更新日: 2020.05.29

よくある買い物の言い訳と、それに対して自分でできる反論の例、前編7個。

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買い物する前に一応考えているけど、無駄遣いが多い。そんな人は、自分の使う口実のパターンを整理してみるといいです。

人がよくする買い物の言い訳と、それに対して、自分でできる反論を7つ紹介します。

今度、無駄遣いしそうになったら、この記事を参考に、もう一度考え直してください。



1.安いし、まあいいか

100円均一ショップや、スーパーなど、薄利多売の商売をしている店で口にしてしまう言い訳です。

セール品を見たときも、こう思うかもしれません。

しかし、安くても不用な物を買えば、その分のお金が出ていくし、家に入れてしまった後、いろいろなコストが生じます。

不用品を入れると生まれるコスト⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい

こちらもどうぞ⇒もったいないから捨てない。この決断のせいであなたが失っているたくさんのもの。

お金のみならず、スペース、時間、心の平安が奪われますから、安くても、不用な物は、安易に家に入れるべきではないのです。





2.送料無料になるから得じゃない?

ネット通販で、送料無料にするために、無駄な物を買おうとするとき、頭をよぎる言い訳です。

確かに、1個1000円のものを買うのに、送料が670円だと、送料無料にしたくなるでしょう。私だってそうです。

けれども、1番に書いたように、無駄なものを家に入れると、後々多大なるコストが発生します。

それは、その日、得をするように思える送料670円よりずっと高い代償です。

それに、誰かがエネルギーを使って、家まで運んでくれるのですから、送料は支払って当然の費用です。

受けたサービスに対しては、お金を払う姿勢をもたないと、ファストファッションのように、どこかで、自分が払わなかった分、大きな犠牲を強いられる人が生まれます。

これが何回も続くと、もともとある社会の不平等を促進してしまいます。

送料について⇒その買い物は本当にお得?節約したいなら知っておきたい3つの販売戦略

ファストファッションとは? ⇒ 服の使い捨てをうながすファストファッションの罪。

3.あの人も買ってるし

人が買っているから、自分も買うべきだと思ってしまうことがあります。

同期の同僚が、新しいスマホを買ったり、今シーズン流行の服を買ったりすれば、自分も買って当然なのではないか、もう30代なのだから、このぐらいの物は持つべきではないか、と思うのです。

安易に物を持たないはずのミニマリストでも、「ミニマリストにおすすめの本当にシンプルなソファ」なんてものになびくことがあります。

現在、近藤麻理恵さんのアメリカのサイトにはショップがあります。それらは近藤麻理恵さんが「実際に自宅で使っているお気に入り」と、あります。

シンプルで上質で、スパークジョイする(ときめく)ものだと。

きっとそうなんでしょう。

ですが、誰かが買ったお気に入りの品だからといって、自分の生活に必要とは限りません。

自分はこの世でたった1人のとてもユニークな存在です。

ほかの人が求めたものではなく、自分が本当に求めている物を買うべきなのです。

そもそも、他人と自分では、価値観、生活環境、将来の夢、現在の経済状況、すべて違います。

ほかの人ではなく、今の自分に必要だから、という理由で買ったほうが、経済的なダメージも避けられるし、満足できる買い物になります。

4.だって着るもん、ないし

「初夏になった今、着るものがないから、買うんだ}、そう思って新しい服を買おうとする人は、多いでしょう。

でも、待ってください。

本当に着るものがないのですか?

「着るものがない」というその言葉を、もう少し、正しく現実を言い表している言葉にして、言い直してください。

実際は、服は複数枚(〇〇着、クローゼットに満杯、たんすが2個いるほど)あるけれど、朝、着るものがさっと決められないので、「着るものがない」という言葉を使っているのではないでしょうか?

あるいは、服はたくさんあるけれど、ピンとくる服がないような気がしているだけかもしれません。

「着るものがない」と思ったら、家に帰って、手持ちの服をしっかり調べてください。

たくさんあるから、選べないだけで、実は、着るものはいくらでもあり、今後毎日、日替わりで着ても、着尽くすことができない現実に気づくでしょう。

どうしても服が捨てられない。そんな人は、先にユニフォーム(定番)を決めればいい。

5.先日もらったスカーフに合う服がないから

たまたま、人からもらった物(服、靴下、バッグ、ポーチ、帽子、手袋、化粧品など)に合う服や小物がないので、それに合う物を買おうとするとき使う口実です。

もらったスカーフに合う服がないとしたら、そのスカーフは、自分の好みの製品ではないのです。

少なくとも、ふだん自分が選ぶ色・柄・デザインではありません。

スカーフ単体としてみたら、素敵に見えるでしょう。けれども、素敵なそのスカーフは、自分の世界の外にあるスカーフです。

無理に身に着けなくてもいいんじゃないですか?

「たまにはこういうのも気分が変わっていいわね」と、心の底から身につけたいと思うなら、色や柄がバッティングしない、手持ちのモノトーンの服に合わせればいいでしょう。

何か新しいアイテムを買わないと、使いこなせないものは、私なら寄付センターに持っていくか、娘にあげます(娘は不用品を売って、小遣い稼ぎをする趣味がある)。

いただき物だからといって、自分が使う義務はありません。

不用ないただき物はガラクタになる前に処分する。

6.これは誰かへのプレゼントなの

本当は自分が買い物をしたいだけなのに、「人にプレゼントする」、という大義名分を使うこともあります。

これは、自分用じゃなくて、友達/親兄弟/子ども/親戚/お世話になっている方への贈り物だから買ってもいいのだ、と思うのです。

誰かに好意や感謝の気持ちを示したいとき、物を使う必要はありません。

手紙を書いたり、電話したり、会ったりすればできます。

何かを贈りたいなら、体験(一緒に過ごす、食事するなど)を贈る方法もあります。

買わない人の贈り物。ミニマリストのクリスマスプレゼント選び

どうしても、物を贈りたいなら、自分で作ればいいでしょう。

いらないプレゼントを持て余して困っている人がたくさんいます。買い物したいという自分の欲望を満たすためだけに、不用なプレゼントを生み出すのはよくありません。

「贈り物」という名のガラクタを増やさない7つの方法。

7.ずっと前から欲しかったから

もう何ヶ月も、何年も欲しいと思っているから、買ってもいいのだ、と思うことがあります。

しかし、「欲しいと思っている年月」が長いからといって、それが今の自分に必要とは言えません。

「欲しい」と「必要」は、別のことです。

この言い訳をよくして買い物している人は、一度、「欲しいもの(ウォンツ)」と「必要なもの(ニーズ)」について考えてみるといいでしょう。

ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること

この2つの線引きは難しく、最後は、自分の判断で決まります。

欲しいと思う物を買っていけないわけではありませんが、欲しいと思う物を次から次へと買っていても、生活の質はあがりません。

自分のニーズとウォンツについて、冷静に考えるくせをつけておくと、「欲しいから買っちゃえ」という買い物は減ります。

*****

買い物する前の言い訳7個と、それに対する反論を紹介しました。

記事を書く前、全部で14個、言い訳を思いついたので、残りの7個は、後半で書きます。

無駄遣いが多い人や、最近、買い物が増えていると思う人は、一度、自分の言い訳パターンを、紙に書き出すといいでしょう。

「こういう言い訳が多いなあ」と気づくだけで、もっと冷静に買うことができるようになります。

それでは後編をお楽しみに。





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