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仕事が忙しくて部屋が片付かない、こんな悩みを持っている人に解決策をお伝えします。
結論を一言で書くと、仕事を言い訳にするのをきっぱりやめればいいのです。
「仕事が忙しいから片付ける時間がないんです」「仕事が忙しいから、ついつい汚部屋になっちゃって」と言い訳をしていては、いつまでたっても片付きません。
「仕事が忙しい」という言い訳を手放す方法を具体的に書きますね。
では、この記事を書くきっかけになった読者、るるるさんのお便りを紹介します。
ジャングルのようなリビングルーム
件名:リビングルームを片付ける!
毎日ブログを拝見しています。
さて、早速ですが、ジャングルと化したリビングルームを片付けようと思い、メールしました。
リビングルームは居心地のいい部屋のはずですが、今は物をよけながらキッチンに向かうありさまで、ストレスのもとになっています。
見渡すと、捨てていい物がいっぱいです。
新聞、雑誌、その他の紙、服。その他、よさそうに思って買ったけど使わなかったものもあります。
ごみの収集日もチェックしました。
2週間後には、大物のソファを捨てられるよう、これから平日は最低15分、休日は最低1時間は片付け=ゴミ捨てに充てようと思います。30日チャレンジの半月版といったところでしょうか。毎日がんばらないと。。
生活が不規則になっているので、それを見直してもう少し早く寝て、平日は、朝15分やりたいと思います。
他に、開かずの間もありそこも片付けたいのですが、まずは、居心地のいい空間を作って、ストレスを和らげたいと思います。
もし、アドバイスをいただけるなら、お聞かせください。以前完璧主義を指摘された者より。
るるるさん、こんにちは。お問い合わせ、ありがとうございます。
いつもブログを読んでいただきうれしいです。
実は、このメールに個別に返信したところ、
・きょうは日曜だが、きのうに続いてこれから休日出勤である
・今年度、急に大きな仕事が入り、あいかわらすきつい
このように書かれていました。
これまでるるるさんから、7通ほどメールをいただき、そのたびに私は返信しています。
るるるさんが仕事で忙しいのは最初のメールにあったし、その後も、しばしば仕事の状況が書かれたメールをいただき、「これから休日出勤する」、と聞いたのも、今回が初めてではありません。
物の片付け方については、最初の問い合わせへの返信記事に書ききったので、特に付け加えることはありません。
最初のメールへの返信⇒汚部屋ばかりでどの部屋から片付けたらいいのかわからない←質問の回答
以前書いた記事の中でも、特に以下の3点を心がけてください。
3.ひたすら片付ける
4.完璧主義のわなにはまらない
5.片付けられないのを外的状況のせいにしない
もう1つ、「途中で道からそれないように、ゴールをしっかり決めて、そのゴールに向かって毎日少しずつ片付ける」を付け加えます。
この記事では、仕事を言い訳にするのをやめるすすめを書きます。
仕事を言い訳にしない
るるるさんの家がなかなか片付かないのは、仕事の大変さを言い訳にしているからです。
日本では、毎年過労死と認定される人が250人前後、過労死だと推定される人がおよそ1万人います。
こちらのグラフを参考にしました⇒過労死認定件数
こんなことが起きるのは、何よりも仕事を優先することがすばらしい、休息、睡眠を削ってでも仕事をすることが、人間として求められる姿だ、という考え方があるからでしょう。
すると、「仕事で忙しい」とか、「仕事がたくさんある」という物言いは、他のどんな責任からも逃れられる、社会的に要因される、万能の言い訳になるのです。
ですが、仕事が忙しすぎて、リビングルームが物だらけになり、隣のキッチンに行くのに、物をよけないと移動できないなんて、私には、とても健全な暮らしには思えません。
るるるさんは一人暮らしだから、「この状態がおかしい」ということを言う人がいないため、ますます物が増えていくと思われます。
この問題を根本的に解決するには、「仕事が忙しい」という言い訳をするのをやめるしかない、と思います。
この言い訳をしない方法を4つ書きます。
1.言い訳していることに気づく
いつも仕事の忙しさを言い訳にするから、片付かない部屋ができている現実に直面してください。
るるさんは、2年前、死にものぐるいで片付けてエアコン設置にこぎつけています。このとき、ある程度、家の中が片付いていたと思われます。
まあ、ほかの部屋までは手がつかなかったとあったので、別の部屋の片付けは据え置きになったのかもしれません。
しかし、あれから2年あったから、私がよくブログに書いている、
1)毎日15分の片付けの継続⇒「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
2)不要な物をむやみやたらと買わない
この2つをやっていたら、自分がふだん利用している部屋は、もう少しなんとなっていたでしょう。
しかし、るるるさんは、日々の片付けを継続しませんでした。
その一番の原因は、「仕事が忙しいという言い訳をしていたから」だと思います。
本当に仕事が忙しいかどうかは、このさい関係なく、仕事を言い訳にすることが問題なのです。
「え、私は仕事を言い訳になんかしていません」と思うなら、これまで私に書いたメールを、すべて、客観的に読んでみてください。
私の言っている意味、わかると思います。
2.仕事が忙しい、と言うのをやめる
仕事が忙しくて疲れる、だから片付けができなくてあたりまえ、と思うのはふだんの自分の思考のくせです。
こう考えるのをやめるため、「仕事がすごくたくさんある」とか、「これから休日出勤です」みたいな、忙しさアピールをするのをやめてください。
まあ、本当に忙しいのだと思いますよ。
ですが、いま、仕事が量にして300ぐらいあったとして、「忙しいんです」「きついんです」「きょうも休日出勤です」と私に言ったところで、その仕事、300のままですよね?
自分のキャパシティが180なのに、300もあって大変なら、私ではなく、上司や人事課に言うべきです。
なんでもかんでもざっくり「仕事が忙しい」で済ませないで、どんなふうに忙しいのか、何が要因で、仕事の量が増えているのか、もう少し具体的に状況を把握し、それを口にしてはどうでしょうか?
先日、私はダメダメ人間です、という方の返信に書きましたが⇒節約ができないだめな私にアドバイスをください←質問の回答。
「私はダメな人」と結論づけると、そこで思考が止まるように、「仕事が忙しいんです」で終わると、仕事の仕方を変えることができません。
3.セルフケアをする
もっとセルフケアをすることを心がけてください。
るるるさんが、仕事のプレッシャーに弱いのは、ふだんセルフケアをしていないからだと思います。
セルフケアとは、しっかり休息をとったり、睡眠をとったり、栄養のあるものを食べたり、自分の好きなことをしたりすることです。
セルフケアについて⇒もう完璧を追い求めるのはやめよう:イスクラ・ローレンス(TED)
モーニングページを書くこともセルフケアの1つです。
「仕事が忙しい」と口にしないと、不満が鬱屈して爆発しそうになる、と思うなら、モーニングページに書くといいですよ。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
モーニングページを書くことをおすすめすると、「朝の忙しいときにそんな悠長なことやっていられない」とう声が届きますが、別に朝、書かなくてもいいです。
朝、書いたほうが、創造性が向上すると思いますが、仕事のストレスに対応するために書くのだから、書くのは昼休みでも、夜でもかまいません。
1日ノートに3ページ、さっさと書けば30分以内に終わるし、のんびり書いても45分あれば書けます。
まあ、べつに毎日書かなくてもいいです。
とくに気持ちに余裕のないときに、書いてください。
「そんな時間があったら、職場に行って仕事をしたい」と思うかもしれませんが、セルフケアを怠っているから、ストレスが増え、買わなくてもいい物まで買って、片付けが大変になるのです。
セルフケアを甘く見ないほうがいいです。
4.仕事は自分のためにする
「仕事がちゃんとできるところを見せたい」とか、「自分がいかに仕事ができるか皆に証明したい」という動機から、仕事をどんどん抱え込んでしまうことがあります。
もし、るるるさんに、その傾向があるなら、仕事はあくまで自分のために、自分の幸せのためにしてください。
完璧主義の人は、やたらと仕事をがんばってしまいます。
どうして、完璧主義になるかというと、「ちゃんとやらないと(試験で100点取らないと)まわりの人に認めてもらえない」という気持ちが強いからです。
70点、80点ではだめなんだ、と思ってしまうわけです。
自分なりにベストを尽くせればそれでいい、と思えば、今より仕事のストレスは減りますよ。
忙しさに関する過去記事もどうぞ
なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
毎日忙しくて片付けられない人へ。時間がないと嘆く人がうまく片付けるコツ。
時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)
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仕事が忙しいため、部屋が片付かない問題の解決法を書きました。
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